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伊吹山 上野口から山頂往復 2012/9/13 [山歩き・ウォーキング]
滋賀県米原市にある伊吹山を歩いてきました。
登山口からの標高差約1,130m。地形図を眺めると急斜面と緩斜面が交互に現れ、まるで巨大階段のようなルート。
想像していた通り、容易い山ではなかったのでした…
伊吹山頂部西端からの展望。左に鈴鹿山地北部の山、右に琵琶湖(写真クリックで拡大表示!)
(ルート) 米原市上野・三之宮神社から山頂往復
(総歩行距離) 約13.5Km:沿面
(総歩行距離) 約13.5Km:沿面
(所要時間) 7時間15分 (6:00~13:15):休憩時間含む
午前4時頃に自宅を出発。米原市上野にある登山口を目指して東名・名神高速を突っ走る!
午前6時少し前、三之宮神社手前の500円民間駐車場(と言うより、お家の玄関先)に手招きされるままに駐車しました。
三之宮神社で今日1日の安全を祈願しておきます。境内から南方向を撮ったところ。AM6:07
神社の右、舗装路を行きアーチを潜るとすぐに登山口。
序盤は森の中の急斜面をジグザグに登る。岩がゴロゴロしていて歩きにくいです。
「ひろきち地蔵」を過ぎ、突然周りが開けたところが一合目。伊吹高原荘横をを通り草原を登っていきます。AM6:40
2合目までは、今や盛と咲いているススキを見ながらの草地歩き。
二合目の徳蔵山(とくぞやま)を回り込むように樹林帯を登り、さらにススキ野原を進むと… ドーンと現れました~!伊吹山頂部。AM7:30
「え~っ!あんなとこまで行くんかい~っ!」 はるか彼方に見える頂上に絶句!(写真クリックで拡大表示!)
三合目の丘にあるホテルの廃屋。ここ伊吹山南西麓はかつて「伊吹山スキー場」があった場所。AM7:40
ここでちょっと調べてみました。
西日本初のスキー場としてOPENしたのが大正初期。オーストリア軍将校「レルヒ」が明治四十四年に日本を訪れ、新潟・高田の連隊でスキー指導をした。その際民間人も指導。そのとき京都の中学校(今の高校)校長だった「中山再次郎」という人がスキー技術を教わり、スキー場の開拓地としてここ伊吹山を選んだらしい。ずいぶんと歴史あるスキー場だったんですねえ。
高速道路の開通で、奥美濃・飛騨エリアのスキー場に関西からのスキー客が流れ、さらに地球温暖化の影響で雪不足に悩まされてきたこのスキー場、とうとう数年前に完全に営業を停止したままです。今もこの丘には中山再次郎氏の銅像が寂しそうに立っていました。
伊吹山の上野ルートには公衆トイレは2つ。一合目と、ここ三合目にあります。 いづれも強制ではありませんが100円の協力費を求めています。
スキーリフト鉄塔の基礎が残る四合目から最後の樹林帯を抜けると、山頂部を真上に望める平らな場所に出ます。ここが五合目。 休憩小屋と自販機があります。AM8:15
500mlペットボトルが250円。山価格ですね… ちなみに一合目では220円。山頂では同じく250円でした。
下山中に立ち寄った時には小屋に人が詰めており、「中で買えば190円」の張り紙がしてありました。
六合目手前の避難小屋。写真では伝わりませんが、ここから一段と斜度を増してきます。急斜面に付けられたジグザグ道を一歩一歩亀の歩みで進んで行きます。AM8:30
七合目付近からの風景。写真左下の丘が三合目。その手前の青い小さな屋根が五合目の休憩所。そのまた手前の小さな屋根が先ほどの避難小屋です。右には琵琶湖が大きく見えています。AM8:50
ここが八合目。小さな祠と休憩ベンチがありました。AM9:10
富士山七合目小屋の焼印がしてある金剛杖のミニチュアがぶら下げてありました。どういう意味でしょうか?
そういえば今日ここまで歩いてきて、どこかで体験したような辛さだなあ…と感じていました。
「ああ!そういえば富士山を登ってるみたいだ!」 いや…富士の方がもっと楽だったかも…(^_^;)
八合目を過ぎ後続者に抜かされながらも、ようやく山頂部が近づいてきました!いやあ~ホント…伊吹山は辛いっす!
九合目付近からの眺め(写真クリックで拡大表示!)
こんな立て札もありました。下界からヒーコラ登って来た我々には、最初何のことだか解りませんでしたが、実は山頂直下まで車道が通じており、車で来た観光客が遊歩道から間違って上野口に降りてしまわないように注意を喚起する立て札でした!
ようやく山頂部の建物が見えてきました。AM9:38
ここ伊吹山は高山植物で有名!標高1400m足らずなのに厳しい気象条件の為、亜高山帯の草花が咲き乱れる素晴らしい山なんです!夏の最盛期は過ぎましたが、今日もたくさんの花々が咲いていました。
そしてようやく到着した山頂部は?
300円と高いんですが、とてもうまいんです!コーンのしっぽまでクリームが入ってました。
食堂の中でゆっくりクリームを舐める。メニューを見ると山頂なのに下界と変わらない値段…と言うよりむしろ安いです。残念ながら麓へ降りてから昼食の予定なので、ここは我慢(^_^;) AM10:18
ここが遊歩道西の端にある展望地。素晴らしい眺めです!(写真クリックで拡大表示!)AM10:30
ずんずん下ってもう六合目下の避難小屋です。 (^_^;)AM11:20
中はこんな様子。きれいでした。
あっという間に2合目を過ぎてかつてゲレンデだった草原を下る。
雲がポッカリ PM0:40
一合目付近では滑走路にパラグライダーが着陸する所。今日は風向きも良く、長い空中散歩を楽しめたみたいですね。
無事三之宮神社に帰り着きました。PM1:15
駐車場に戻ってみると、けっこうな台数が停まってますね~
帰ってきて身支度をしていると、この家の奥様が出てこられてお茶と梅漬けをジャムにしたものを出してくれました!試作品だそうですが、すっぱくって疲れた身体にはありがたかったです。こんなサービスしてくれると「次回もまたお世話になりま~す!」って気になりますね!PM1:20
ちょっと遅くなった昼食はここで!関ヶ原インター近く「そば処幸山」 PM2:10
「伊吹そば」を食べさせてくれる店。江戸で一般的になる前に、「そば切り」を最初に作ったのがここ伊吹地方だったという説があるそうです。今でもこのあたりではソバを栽培しているそうです。
天ざる特盛り。¥1,850だったかな?盛そば3枚に天ぷらたくさん。伊吹産そば粉の挽きぐるみだそうですが、白っぽくてコシは強いけど蕎麦の香りは弱い感じ… 天ぷらは種類・量共申し分なし。エビ天が二つも付いてきて美味しかったです!蕎麦湯もトロ~リとしていました。蕎麦じゃなくてつなぎのトロミだったのかな?
タグ:愛知県外の山
オオオオォォォォォォ!!!
伊吹山行ってきましたね~
実は・・・・
偶然に私も本日行ってきました
今年3回目です^^;
でも天候が霧で凄いことになってました><;
天気が良くて羨ましい~
富士山よりもキツイ!?
私は富士山は登った事がないのですが、キツさでは御在所岳中道>御獄山>伊吹山
って感じです。(慣れなのかな?)
でも下りの2合目からのゲレンデ~林道はいつも膝が壊れそうにキツく感じますw
道は簡単なので、是非来年でも夏のナイトハイクにチャレンジしてみては?(ΦωΦ)フフフ…
by 水鵬 (2012-09-16 17:55)
水鵬さん 伊吹山行って来ました~!
木曜日に登ったのに、記事をアップできたのが今日になってしまいました。それもこれも伊吹山登山が辛かったせいです!なんてね(^_^;)
いや、ホント自分には辛い山歩きでしたよ!2合目下の草原の下りなんか辛くて後ろ向きになって歩いてましたもんね。でも、お花畑といい、眺めの良さといい、ほんと良い山です! ナイトハイク、来年きっとやってみますね!
by teppan (2012-09-16 20:04)
相変わらずよ~頑張るわ(笑)
伊吹山、何度も山頂まで登ったこと、ありますよ!
もちろん駐車場からですが…。
7月末で高山植物が咲き乱れ綺麗でした。
山麓からはチョットつらそうですね。
by カメラ小僧 (2012-09-17 18:21)
カメラ小僧さん こんばんは!
山って麓から歩いてみないと解らないことがいっぱいあります。
伊吹山も然り。今回私が歩いたルートもそうですが、ドライブウェイ駐車場の約1.2キロ手前から伸びている北尾根も、春から夏にかけて百花繚乱の稜線歩きが楽しめるそうです!
by teppan (2012-09-17 21:29)
teppanさん、こんにちは。
行きますねぇ〜、今度は伊吹山ですか...。しかも1合目から!
富士山みたいに5合目辺りから登れませんか?
それにしても、行動時間が7時間以上なんて...お元気ですね。
by げんた (2012-09-19 04:59)
げんたさん こんにちは。
上のコメントにも出てますが、伊吹山ドライブウエイの途中に車を置いて、静馬ヶ原から北尾根を途中まで縦走往復するのがよろしいかと思います!山頂は後ですぐ下まで車で移動してチャチャッと行けばOK。
ドライブウエイは3,000円で高いからパス!と言う人には、山頂南東の「笹又 :五合目くらいの高さかな?」ってとこから、静馬ヶ原~北尾根往復でもいいです。
げんたさん 7時間以上はやっぱ長過ぎます!行動の終盤にはヘロヘロでガクガク…何度も休憩しながらやっとこ麓って感じです(^_^;)
by teppan (2012-09-19 10:12)