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富士山歩記 その3 宝永山~富士宮新五合目 2012/8/30 [山歩き・ウォーキング]

「富士山歩記 その2 剣ヶ峰とお鉢廻り」の続編です!

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  朝日に染まる赤岩八合館と雲海。(写真クリックで拡大表示!)


(ルート) 1日目:富士宮新五合目~富士宮口山頂~剣ヶ峰~お鉢廻り~御殿場口山頂~赤岩八合館
2日目:赤岩八合館~日ノ出館~下り六合~宝永山~富士宮新六合目~新五合目

(所要時間 ) 1日目計:9時間40分 2日目計:2時間25分
休憩時間含む 5時間30分:新五合目~富士宮口頂上   
2時間20分:富士宮口頂上~剣ヶ峰~御殿場山頂(お鉢巡り):昼食時間含む
1時間15分:御殿場口頂上~赤岩八合館
1時間05分:赤岩八合館~宝永山 
1時間20分:宝永山~富士宮新五合目 

(総歩行距離) 1日目:約10.1キロメートル 2日目:約5.6キロメートル :沿面距離

実測ルート図はここをクリック!


 昨日は早朝から必死の登りで登頂!そしてお鉢廻りと富士山漬けの1日でした。

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 一夜明けた今日は、午前4時半頃から起きだして御来光を見ようと小屋の前に集まりました!5時を過ぎてようやく陽が登り始めました。AM5:05

 温度計を持って来なかったので気温はわかりませんでしたが、シャツにウインドブレーカーを着てやや肌寒い程度。ここ2~3日は暖かかったようですね。

 一部の人達は暗いうちから山頂へ向かったみたいです。今御来光を眺めている人達も、多くは今日これから山頂へ向かう様子。しかし、私達はこれから下山なので余裕たっぷり。こんなにまったりとした朝を迎えることができるなんて、満ち足りた幸せな気分(*´∀`*)

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 これが御殿場ルート:標高3,300m:七合九勺からの御来光! 上空の雲が多かったので今一つでしたが、見られただけでも十分ですね!山中湖は湖面の形に雲で覆われてます。AM5:10

 


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 ここ赤岩八合館の食事タイムは、夕食が午後5時からで、朝食が午前5時から。すべてセルフサービス。わかりやすいですね!皆が朝日に見とれてる内にさっさと朝食を食べ始めましょう(^^)。朝食はハムエッグに梅干し、昆布の佃煮、そして沢庵です。御飯と味噌汁はおかわり自由! 私はこれで十分ですが、腐らないものなら好みのおかずを持参してもいいですね!

 


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 真下を見ると宝永山の火口が影になっています。今日はあそこまで一気に下って、車が待つ富士宮ルート五合目へ向かいます。

 

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 すっかり明るくなった小屋の前から下界を眺める。名残惜しいですがそろそろ出発するとしますか…AM6:15 

 


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 真っ赤な溶岩の道を、朝日を浴びながら、そして雲海を眺めながら下って行きます。手前の雲の中に頭を出しているのは愛鷹連峰の山々です。

 


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 下るのはあっと言う間。山頂を見上げると先ほどまで居た八合館がもうあんなに小さくなってます。AM6:26

 

 しばらく下ると山小屋
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 七合五勺の砂走館(上)と、少し下って七合四勺のわらじ館(下) AM6:35~6:40 
 この時間は両小屋とも閑散としてました。


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 閉まっていた七合目の日ノ出館から上りと下りが別ルートになります。下りルートの始めでも、飛ぶ様に下れるという大砂走りの雰囲気が少しだけですが体験できます。そして写真が分岐地点。左が御殿場ルート下山道の「大砂走り」。一筋の踏み後が下界へずっと続いてます!ぜひ一度下ってみたいですねえ! 残念ながら今日は右の宝永山へのルートへ入ります。(写真クリックで拡大表示!)AM7:05

 

 

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 右に宝永第一火口、左下に大砂走りルートや山中湖を眺めながら宝永山へと進み、ここが分岐地点。まずは真っ直ぐ宝永山山頂へ。AM7:12

 


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 何も遮るもののない素晴らしい展望です! 宝永山は富士の山腹から突き出ているので眺めが抜群!

 


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 逆光の雲海を眺めている所。う~ん素晴らしい!(写真クリックで拡大表示!)AM7:20 
 ここからの眺めを見るだけでも十分価値がありますね!火口壁の登りがきついですが、富士宮口五合目から宝永遊歩道を使い、休憩を入れて2時間半もあればここへ来られると思います。

 


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 眺めを堪能したら宝永第一火口の底へ向けて下ります。残念ながら富士山頂は雲に覆われていて見えません。AM7:25

 


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 どんどん下ってゆくと火口底が近づいてきました!

 


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 遊歩道に大きな岩石が… 実は第一火口底付近は落石多発地帯。火口の斜面はもの凄い角度!一旦岩が転がり始めたらもう止まりませ~ん!だからこの様に歩道に転がっているんですよ… ヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ AM7:50

 


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 宝永火口は3つあり、すぐ下の第二火口がこれです。


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 火口底から登り返し、振り返って見た宝永第一火口と宝永山(右)。火口底にいっぱい岩が転がってるのが判りますね! AM8:05

 


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 登り切ったら尾根に出ます。この場所が「First Crater Rim of Hoei:宝永第一火口縁」。各ルートの分岐地点になってます。宝永山、御殿庭(ごてんにわ)、富士宮口新六合目へ分岐します。AM8:08

 


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 分岐地点から富士宮口六合目まではゆるい登り。ハイマツ(カラマツ)帯の山腹を行きます。ガスに覆われて景色はまったく見えず…

 

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 そして富士宮口新六合目「宝永山荘」到着。今回の富士山歩記も、もうすぐ終着点です。AM8:18

 


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 富士宮口新五合目に着いたのは午前8時40分少し前。もうこのあたりまで雲の中になってきました。

 


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 レストハウスのおみやげ売り場にも立ち寄りましたが、これといった物が無く何も買わずに車へ向かいました。駐車場へ向かう階段脇には草花がたくさん咲いていました。富士は花も綺麗なんですね。AM8:50

 

 
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 そして無事待っていた車に着きました。駐車スペースは満車です!路面が濡れている所を見ると最近雨が降ったようです。車中泊セットを片付け、富士宮市内の温泉へ向けて出発したのは午前9時20分頃でした。

 


 (初めての富士登頂・備忘録)

・昼間登山で天候が良かった為無駄になった装備・・・ダウンジャケット・フリースジャケット・着替え・雨具
・ぜひ必要だと感じた装備・・・手袋(岩場で結構手を使う)・日焼け止め・サングラス・ 行動食(ランチパック・あんぱん)・スパッツ・マスク(御殿場ルートでは必須)・救急絆創膏
・あると便利だった装備・・・ストック・ウエストポーチ(山小屋での貴重品入れ)・山小屋用のサンダル・ウエットテイッシュ・頭痛薬

【その他】
・上下山道が同じ富士宮ルートは登山者同士のすれ違いに気を使う。富士山を登る人は普段山歩きをしない人がかなり多い。こうした団体さんとすれ違うと、いつまで経っても道を譲ってくれない場合がありムカッとくる。

・飲料水は高いけど小屋で手に入る。あまりたくさん持って行くのも考えもの。
・登山道は傾斜がきつい、登りでストックを使うと後続の人を危険にさらすことになるので、使わない方が良い。
・富士は紫外線がすごく強い!服を着ていても焼けてしまう。出来ればUVカットの服がBEST。
・短パン・Tシャツ・タイツなんて自殺行為!もし転べば溶岩で皮膚はバックリ裂けてしまう。帽子も必携!
・支出・・・二人でおよそ40,000円くらい:往復高速代・ガソリン代・宿泊代・朝食昼食夕食代・温泉入浴・おみやげなど。


「富士山歩記 その2 剣ヶ峰とお鉢廻り」 ←ここをクリック! 
「富士山歩記 その1 富士宮新五合目~山頂」 ←ここをクリック!


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コメント 5

水鵬

更新お疲れ様でした!
色々勉強になりました!(`・ω・´)ゞ
特に山小屋用のサンダルは中々良い情報でしたw
やはり普段山に登っていない人が登るので、それがネックなんですよね~
私には富士山に登った事はあっても普通の山に登ったことがない人が多い事に疑問が多いのです。
一番高い山でも一番良い山とは限らないし、色々な山にはそれぞれの良さがあるのですけれどね^^;
でも眼下に雲があって、山小屋があって・・・
里山には無い魅力も本当にありますよね。
下界とは違う的な何かがありますよね。
我が家の富士山登山はまだまだ先の事になりそうですが、teppanさんのおかげで登ってみたい山の一つにはなりました。
やはりどんな山でも最高ですよね!(ヒルが居ない山ならw)
by 水鵬 (2012-09-04 19:47) 

水鵬

あっ・・・・
秋の伊吹山も最高ですよ・・(ΦωΦ)フフフ…
by 水鵬 (2012-09-04 19:49) 

teppan

水鵬さん こんばんは!
このブログ、自分の備忘録を兼ねているので、あれもこれも書かなくちゃ~!ってやってる内にいつも随分長くなってしまうんですよ…だから更新が遅くなってしまうんです。こればかりはいつまでたっても直りませんね…(^_^;)

五合目から上の富士山は、歩く楽しみに関しては他の山に比べてダントツに評価低いです…はっきり言ってつまらない!それを補って余りあるのが他の山とは次元の違う眺めが体験できるって事。それは海から近い独立峰だと言うこともあるし、標高が日本一高いからでもあります。でも、だからと言って富士が日本一良い山だとは言えないし、日本中にたくさんある(楽しめる)山の中の、ただの一つだと言うだけですね。
今後も楽しめる山の情報がありましたら、ぜひ教えて下さい!<m(__)m>
by teppan (2012-09-04 22:27) 

げんた

遅くなりましたが、お疲れ様でした。
普段、山に来ない人が来る富士山、観光地化されちゃってますよねぇ〜(^^;)
自分は頭痛持ちで、高山病(と言うかひどい頭痛)になるのがイヤで富士山は
避けてます。まわりの人はけっこう登ったりしてるんですが...。
富士山にもお中道や今回紹介されていた宝永山へのルートなど、山頂狙いでなくても
楽しめそうですね。いつかは行ってみたいです。
by げんた (2012-09-06 21:00) 

teppan

げんたさん こんにちは!
普段山歩きをしない人でも、「一度は頂上に立ってみたい!」と思わせる山。
富士山は日本人だけじゃなく、外国人をも惹きつけます。
その気持、解かるような気がします。山は日本中にたくさんありますけど、高いとか低いとかじゃなくて、麓から眺めたシルエットが美しいとか、尖っていて特徴があるとかだと、「あの山一度登ってみたいなあ。」なんて自分もよく思ったりします。シルエットが抜群に美しい富士なら尚更!しかも日本で一番高いときてますからね。

「一度登れば十分」とか「人が多いので行きたくない」とか良く聞きますけど、自分は機会さえあれば、何度でも富士に登ってみたいですね!どんな山でも行く度に新鮮な発見があるものですからね…一度や二度登ったくらいで語れる山など、どこにもありませんしね。
そして、げんたさんの言うとおり、富士は山頂が全てではありません!お中道・宝永山・御殿庭・青木ヶ原樹海・富士五湖など、富士には中腹にも山麓にも素晴らしい自然がいっぱいです!
 
長くなっちゃってすみませんでしたm(_ _)m

by teppan (2012-09-07 16:44) 

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