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各務原アルプス縦走 2011/6/9 前編 [山歩き・ウォーキング]

 岐阜県各務原市・関市の境にある山脈を縦走してきました。その名は「各務原アルプス:かかみがはらあるぷす」。またの名を「関南アルプス:せきみなみあるぷす」と呼ばれています。
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写真は明王山からの各務原アルプス(画像クリックで拡大表示)


(ルート) 城山登山口P~JR坂祝駅~JR蘇原駅~伊吹の滝不動~各務原権現山~芥見権現山~桐谷坂峠~
向山~ 岩坂峠~金山~大岩見晴台~多賀坂峠~迫間山~明王山~城山(猿啄城址)~城山登山口P
(総所要時間) 約10時間40分:5:00~15:40:内電車移動・待ち時間約40分
(総歩行距離)約23キロメートル:沿面   実測ルート図はここをクリック!

 各務原アルプス。せいぜい標高300メートル程度の山並なので、大したことなさそうに思う人もあるでしょうが、さにあらず!総延長17~8キロメートルにも及ぶ山脈は、何回かに分けて登るのが普通。眺めも良いので何度も訪れたくなる場所でもあります。それを一度で完歩しようと言うのですから、それなりの体力と気力が要求されます。

 今回の各務原・伊吹の滝から坂祝(さかほぎ)の猿啄(さるばみ)城址まで一気に縦走するルート。ネットで調べてみると、けっこう達成している方がいらっしゃるようです。距離が距離なので、スタート位置から往復というわけにはいきません。グループ登山で置車をしたり、ゴール地点に車を置いて、鉄道・あるいは自転車で移動する方法など様々です。私達は鉄道で移動することにしました。(電車じゃなく鉄道と書いたのは、乗ったのがディーゼル車両だったから…^^)

 今回は9時間の長時間歩行を想定。愛知県からなので午前3時半に出発。東名・名神高速道路を小牧ICまで。小牧ICからR41を北上。途中、某牛丼店で朝食を摂った後、犬山へ。さらに木曽川を渡り坂祝(さかほぎ)町・勝山の城山登山口へ向かいました。
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 午前5時頃、坂祝町勝山の城山登山口駐車スペースに到着。道の両側に14~15台程は置けます。ちょうど国道21号線・坂祝バイパスのトンネル下。ここから山へは行かず、反対方向のJR坂祝駅をめざします。

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 坂祝駅へはゆっくり歩いて20分程。早朝の静まり返った線路沿いを歩きます。

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 JR高山線 坂祝駅(さかほぎえき)。木造の無人駅で、切符の券売機もありません。あるのは「toica:JR東海のICカード」の読み取り機だけ!線路の向こうに、本日のゴール地点となる城山がそびえています。(クリックで拡大)

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 やってきた列車はワンマン車両なのに、なぜか乗務員は二人。どうやら運転指導中のようです。先輩にチェックされて、若い運転士が大きな掛け声を掛けながら列車を操縦しています。本人は真剣そのものなんですが、見ているとなんだか微笑ましくなってきます。ワンマン車両は乗車したときに整理券を取り、降りるときに電光表示板に表示されている額の現金を整理券といっしょに料金箱に入れます。路線バスと同じですね。ちなみに自分でボタンを押して扉を開くんですよ!

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 3区間乗って、列車は午前6時少し前に蘇原駅(そはらえき)に到着。ちなみに2両編成でした。

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 蘇原駅からは住宅街を真っ直ぐ北へ向かって歩きます。タクシーをチャーターすれば楽ができるのですが、「ええい面倒くさい!歩いてしまえ!」ってことで、約4キロ先の「伊吹の滝不動」をめざす。でも、これが最終的に重くのし掛かってくる事になるのです…(^_^;)

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 登山口へ向かう途中で。このあたりは田植えの時期です!(クリックで拡大)

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 蘇原自然公園の中を歩き、東海北陸道の高架を潜って「伊吹の滝不動明王」に到着。本堂の左に登山口がありました。途中でコンビニに寄ったせいもあり、けっきょく駅から約一時間もかかってしまいました。午前7時頃ようやく登山開始。

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 よく整備された丸太階段をジグザグに登ってゆくと稜線にでます。右に折れて間もなく立派な展望台がありました。各務原の街が一望できます。今日の天気はどんよりとした曇り空。あまり遠くまでは見渡せませんでした。事前の天気予報では、たしか晴れだったのに残念!「でもまあ今日の長丁場、暑くなくてちょうど良かったか…」と負け惜しみをつぶやく(^^;)

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 反対側の木々の切れ目からは、お椀を伏せたような山々が連なっていて、ちょっと水墨画を思わせる。一番高いのが百々ヶ峰でしょうか。岐阜市方面の眺め。

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 開放的な尾根を進んで鞍部に到着。見上げるような階段道の上に鳥居が見える各務原権現山への登り。見ただけでため息が漏れます(^^)

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 ふと、足元を見ると立て札が… なんでも、丸太代わりに敷いてある石柱は、もともと階段の最上部にあった鳥居が台風で壊され、この地点まで転がってきたものだとか(・・)ひえ~っ!

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 階段道を振り返ると麓のゴルフ場が見える。それにしても急ですねえ^^;

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 息を切らせて登り切ると、広い各務原権現山頂と休憩所。いい眺めです!あとは天気さえ良ければねえ…

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 すぐ下に見えるのが歩いてきた尾根です。金華山はどれでしょうか?よくわかりません。

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 休憩所の床下にはこの通り、防火用水のペットボトルがたくさん。タバコを吸われる方は山火事にならないように注意しましょう!初期消火が肝心!

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 何時頃の事かはわかりませんが、このあたりで山火事があったのは間違いないようです。その証拠に黒く焦げた立ち枯れが何本もありました。おかげで高い木が無いので眺めが良いわけです。向こうに見えるのはこれから向かう芥見権現山。

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 先程の権現山から少し進むと北山へ到着。広い山頂の中程に分岐を示す立て札がありました。どちらへ行っても目指す芥見権現山へ行けるようですが、右は急坂、初心者は左とある。まあ急ぐなら右ですね!

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 進んでみると、これがまたとんでもない急斜面。しかも植物が茂って足元も見にくい!たまにロープが掛けてあるが、無い部分がほとんど!ここでへっぴり腰の連れが滑って手を着いた際に手のひらを切ってしまいました(T_T) せっかく手袋を持ってきたのに付けてなければ役に立ちません。皆さんもお気をつけ下さい!

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 やっとの思いで下りきると舗装路に出ました。芥見権現山へは、道の反対側から登り返します。

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 しばらく登って振り返ると北山の斜面が見える。この山腹をほぼ真っ直ぐに降りてきました。なるほど急ですね!

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 山腹を斜めトラバース気味に登る。背後は各務原権現山と北山。

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 稜線に出て右へ進むと間もなく芥見権現山の山頂に着く。共同アンテナと二等三角点「芥見村」が埋まっています。

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 ここのはいかにも手作りといった造りの休憩所です。
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 標高316.52m 個人所有の山。「松茸シーズン松茸山入山禁止」と貼ってありますが…それってどこの山のこと?

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 東側の眺め。これから歩く予定の山々が延々と連なっているのを見ると気が遠くなりそう…写真右の方に霞んでいる山の、さらに向こうまで歩かなくては帰れません…はたして無事たどり着くことが出来るのでしょうか?(^^;)



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コメント 1

カメラ小僧

標高の割に大変そうなコースですね。
けがをした手は大丈夫でしたか?

後編も楽しみにしてます!
by カメラ小僧 (2011-06-11 15:14) 

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