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錫杖ヶ岳 直登ルート 2010/06/17 [山歩き・ウォーキング]

 三重県津市芸濃町から錫杖ヶ岳(シャクジョウガタケ)を歩いてきました。いよいよ梅雨入りしましたが、今日は「この日を逃したら当分山歩きは無理!」ってくらい良く晴れてくれました。

錫杖ヶ岳 山頂
 山頂から錫杖湖と津市街地方向の眺め

(歩行距離)約7.2キロメートル:沿面
(所要時間)約4時間20分 7:30~11:50 休憩含む
(麓よりの標高差)約480メートル ルート図はここをクリック!

錫杖湖から錫杖ヶ岳
 伊勢自動車道「芸濃IC」から安濃ダムへ向かう。今朝の錫杖湖は水面が穏やかで、ピラミダルな錫杖ヶ岳が逆さに映し出されていて、まさに絵に描いたよう。

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 安濃川をさらに上流へ進み、「下之垣内:しものかいと」集落近くの駐車スペースに車を停めてスタート。まだ午前7時過ぎなので私たちの他に駐車してあるのは1台っきり。週末ともなると、停めるのも大変な程人気の山だと聞いています。

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 本法寺というお寺の右側から登山口に入る。お寺の横に立派な登山者用トイレがありました。案内看板によると、ここから300メートル程東からも別の登山口があるとの事です。

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 この山は今日が初めて。いろいろ調べた結果、山頂真下にある休憩所(東屋)へ直接歩ける尾根ルートがあるとの事で、今日はそのルートで登り、下山は柚之木峠(ゆのきとうげ)を経由し北畑に下山する計画。写真の地点で一般道から左にそれて電力会社の巡視路へ入る。

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 このルートは尾根歩きなのが良い。小刻みな階段路を進むとやがて鉄塔横に到着。錫杖湖が眺められる。

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 鉄塔からは尾根をアップダウンしながら進む。小ピークを何度も巻きながら高度を稼いで行く。案内表示などはまったくありませんが、比較的ハッキリとした踏み跡があるので尾根を外さなければ迷うことは少ないと思われる。でもコンパスと地形図で位置確認しながら歩けば万全です。写真の様な岩の痩せ尾根なんかもありました。

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 山頂近くになってくると、右前に岩壁が迫ってくる。写真の大岩の所は左側を巻く。

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 先程の大岩からすぐの所で進路が判らなくなる。基本的に尾根の上を歩けば良いはずだが、右の尾根は大きな岩があり登れそうにない。左側は谷だし… はて、困ったぞ!とあたりを見回すと、写真の穴のある大岩の右側(矢印)が登れそう。一昨日の雨でぬかるんだ場所を登り切ると尾根に乗ることができました。

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 右から巻くように登るとその岩の上に立つことができる。南方の経ヶ峰の眺めが良かったです。絶壁だけど、左右に木が茂っているので恐怖感はありません。

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 さらに尾根を登ってゆくと、錆びたドラム缶やブルーシートがころがっていたりして、間もなく休憩所の真下に着いた。やれやれ!

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 休憩所からも錫杖湖が良く見えます。

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 休憩所からさらに数十メートル登ると、いよいよ山頂です!岩が折り重なったピークは360度の展望が素晴らしい!人気があるのも頷けます。地元愛好会設置の案内板によると、この山は「雀頭:じゃくとう」とも呼ばれており、古くより麓の村からは雨乞い祈願の山として、大切に崇められてきたようです。

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 山頂から西方向の眺め

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 山頂でゆっくりと休憩した後、柚之木峠へ向かう。しばらくは鎖やロープがある岩場が連続する。それ程危なくはありません。

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 鎖場が終わって間もなく、登山道脇に忽然とウッドデッキの休憩所が現れる。素晴らしい出来映えなのだが…ここで休憩する人が、はたしてどれだけ居るでしょうか?

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 えぐれた尾根道を下って行くと、やがて柚之木峠へ到着する。ここが加太向井と芸濃町北畑との分岐地点。ここで休憩した後、北畑へ向かって下る。

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 白いネットで筒状に守られた苗木が一面に設置された斜面。覗いてみると、カエデ、イチョウなどの雑木の苗だった。おそらく植林地を伐採した跡に落葉樹を植栽したみたい。良い試みだと思います。杉や檜の植林地には花も昆虫も居ない殺伐とした森があるのみ。原生林において、杉や檜は他の照葉樹や落葉樹とバランスを保ちながら大木になってゆくのです。手入れの行き届かない不自然な植林は、やがて生き物不毛の地になってしまいます。

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 柚之木峠から北畑へは、最初は雑木林に変わりつつある明るい沢沿いの道でしたが、やがて暗い植林地の中に入り、沢の渡渉を何度も強いられる!沢を渡る度にルートが判らなくなる事がしばしば。写真は判らなくなって沢の中を歩いている様子。あまり歩かれていない様でした。

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 ようやく麓の北畑に到着!もう安心のはずだったんですが… 安濃川を渡らなければ帰れない。水位はさほどでもない。でも丸木橋が置いてあるだけ…写真は連れがそろりそろりと渡っている様子ですが、実はその前に悲劇が(T_T)…… まず私が様子を見るために丸木橋に乗った瞬間、橋が石からずり落ちて川に落下してしまったんです!石の上に尻もちをつき、片足を水の中に突っ込んだだけだったんですけどね(^^;)

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 気を取り直して車道を駐車スペースまで歩く。途中落合の集落でこんな立て札がありました。「平 維盛:たいらのこれもり」開基の「成覚寺」。維盛のお墓もあるって? 維盛は平安時代末期の武将で「平 清盛」の孫。美男子で平家の棟梁を約束された身であったとの言い伝え。しかし源氏の義経・頼朝の台頭により不運の生涯を遂げたとの伝説があるが、もちろん定かではない。ここで生き延びていたとしても、まったく不思議ではありません。

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 北畑からは車道を駐車スペースに向かって歩く。途中落合の部落で「工芸の里」と名付けられた立派な建物が目についたので覗いてみた。河原の公園とセットで「落合の里」と呼ばれているエリア。

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 こんなモアイ像なんかがあったりして。

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 どうやら石を使った彫刻の体験研修施設のようです。人気のない実習棟に作りかけ?の作品が無造作に置かれていました。隣の芝生の広場にも彫刻家の作品だと思われる作品が数点野外展示してありました。

錫杖ヶ岳 遠望
 錫杖ヶ岳の遠望。展望抜群でおすすめの山です。まだの方は是非出かけてみて下さい!

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