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石水渓から鬼ヶ牙~臼杵山縦走 2010/5/5 [山歩き・ウォーキング]
三重県亀山市の石水渓から鈴鹿山地の南側に位置する鬼ヶ牙(おにがきば)~長坂の頭~臼杵山(うすきねやま)を縦走しました。
鬼ヶ牙山頂からの展望。手前にあるのは東峰。岩肌が幾つも露出した山で、山水画に良く描かれる様な、あるいは仙人でも出てきそうな雰囲気を持った山。標高こそ低いが眺めが良く、変化に富んだコースは歩き応えがあり、おすすめの山。
(ルート) 駐車地~鬼ヶ牙~長坂の頭~県境稜線合流~臼杵ヶ岳~臼杵山~駐車地
(所要時間) 約7時間30分 6:50~14:20 昼食・休憩含む
(歩行距離) 沿面 約10キロメートル
石水渓に向かう途中で見た新名神高速の高架橋と今回歩いた山々。いちばん左から臼杵ヶ岳・臼杵山・県境稜線・そしていちばん右の岩山が鬼ヶ牙。
落石の危険があり、現在車は石水渓橋手前で通行止めです。歩いて通過。
石水渓橋手前から船石林道を進んで間もなく登山口がある。いきなり急登が始まる。
花崗岩の尾根を登って行くとやがてザレ地のピークに着く。ここからは四周が見渡せ絶景が楽しめる。
写真のような根っこをロープ代わりに登ったり、ザレ地を登ったりのアップダウンを繰り返すと鬼ヶ牙山頂に着く。
この山は幾つかのピークを持っていて写真は北峰。東に展望が開けている。ちなみに写真右側は絶壁です!
今日はこの後、三重・滋賀県境まで歩き、グルッと周回して臼杵山まで縦走予定なので、鈍足の我々はゆっくりしていられない。やせ尾根のアップダウンを繰り返しながら長坂の頭へ向かう。途中写真の様なロープが張ってある急斜面の谷を登る。道と呼ぶにはかなり無理があるような… 鈴鹿の山にはこういったルートが幾つもあります。
この季節、イワカガミがあちこちで咲いていて、しんどくて折れそうな心を支えてくれる。名前の通り、岩場の裸地でささやかに、だが強かに生きている。派手な花ではないのだが、控えめさがかえって存在感を出している。
ようやく辿り着いた長坂の頭からはやせ尾根の急降下が待っている。ここからの尾根は御所平や仙ヶ岳の眺めが素晴らしい。でも展望に気を取られているとあぶないあぶない。慎重に下ります。
イワカガミの他にもこの季節にぎやかになるのが写真のシロヤシオ。まだ咲き始めと言ったところ。
県境の稜線に向かって最後の登り。アセビの林の中をふらふらしながら必死に進む。
大きな岩を巻くように登ってようやく県境稜線に到着。尾根の頭からの眺めはとにかく素晴らしい!御所平・仙ヶ岳・野登山そして歩いてきた鬼ヶ牙・長坂の頭、さらにこれから向かう予定の臼杵山までグルリと見渡せます。(写真は仙ヶ岳と野登山)
県境稜線を南下して行くと舟石と呼ばれる大岩があり、ここからの眺めもなかなか良い。
県境稜線の途中で昼食を摂ったあとは臼杵ヶ岳へ立ち寄り、再び戻って県境から離れて臼杵山へ向かう。写真では判りにくいが急斜面を木につかまりながら必死に下っている様子。
鞍部から木の根が張った急斜面を登りきると臼杵山の頂上へ着く。ここからも木々の間から新名神の高架が見えました。
山頂から下って間もなく臼杵岩に到着。仙ヶ岳をバックに。
山中を突き抜ける新名神高速が遙か下に見える。
反対側から見上げた臼杵岩(臼岩・杵岩)
臼杵岩から眺めた御所平(左)と仙ヶ岳(右端)。ここもとにかく眺め良し!
臼杵岩からはやせ尾根の急降下。落ちたらただでは済まない。慎重に下る。
臼杵岩からしばらくは急斜面の下降が続く。絶壁のガケの上を横切ったり、木を掴みながら、緊張の連続の下りがようやく終わると沢に出合う。沢水で顔を洗うと冷たくて生き返った気分に。
窯跡の横を過ぎ
真下に舗装路が見えてきたら、最後の最後に急降下。そうとう足にきてるのに、「最後にそう来るか!」が正直な感想(^^)
やっと林道へ降る事が出来て一安心。標高が低かったのにけっこうハードな山行きでした。
駐車地へ戻る途中、石水渓の三ツ淵を覗く。まるで人口のプールの様な淵に感動する。連休最後の日の渓谷は楽しそうに過ごす人達で賑わっていました。
タグ:鈴鹿の山
三ツ淵の淵すごい色ですね!
真夏なら飛び込んで水浴びしてみたい!
by カメラ小僧 (2010-05-08 13:55)
カメラ小僧さん こんにちは!
三ッ淵は本当に綺麗でした。実際夏になると、皆さんここで水浴びしているみたいです。
by teppan (2010-05-08 15:18)