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明神山 西尾根~北西尾根2009/4/23 [山歩き・ウォーキング]

2009年4月23日、愛知県新城市と東栄町にある明神山(三ッ瀬明神山)へ行ってきました。 この山は今回で3回目です。

明神・馬の背岩

 北西尾根の馬の背岩。100メートルもの長さで続く石の尾根。南側は絶壁になっていて高度感抜群!

 通常のガイドブックでよく解説されている明神山の馬の背岩と言えば、代表的な三ツ瀬ルートと乳岩ルート途中にある山頂南東の岩尾根のことを指しますが、今回の馬の背は別の場所にあります。そのスケールの大きな北西尾根の馬の背岩は、以前とあるWeb記事の写真を見て非常に気になっていました。ぜひ行ってみたいと思っていたんですが、「どうやら明神山にあるらしい」という程度しか判りませんでした。最近「わたしたちの明神山・改訂版」というガイドブックを手に入れて馬の背へのルートが判明したので、さっそく行ってみることにしました。

 わたしたちの明神山・改訂版 東三河山ぽ会」という山岳会発行のガイドブック。一般道から沢登り・ロッククライミングなど、明神山の全35ルートが解説されています。 


本日の歩行距離 約12キロメートル 総所要時間 約7時間20分(休憩・昼食含む)

 ルート図はここをクリック!


 

 

 同じ県内ですが、明神山は私の住む豊田市からは遠くて行きづらい場所に位置している。そのため早朝4時半ごろ車で出発。高速道路を使わず一般道を走り、2時間半ほどで鳳来湖(宇蓮ダム)に到着。毎年水不足に悩まされている豊川水系だが、今日の鳳来湖は満々と水を湛えていました。

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ダム湖から見た、そそり立つ上﨟岩(じょうろういわ)。

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ガイドブックの情報に従いダム湖に沿って車を進め、砥沢(といしざわ)横の林道に入る。未舗装の林道は進むにつれ傷んだ箇所が出始めてくる。ガイドブックの駐車スペースはまだ先だが、四駆ではなく解体寸前の(^^;)FF軽自動車の私達は、路面状態がこれ以上悪くなると動けなくなりそうなので、適当な空き地を見つけ駐車し歩くことにしました。(実際に歩いてみたら自分達の車でも行けそうでした…)

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沢沿いの林道を歩くこと15分。沢に架かる川合第4号橋を渡ってすぐの所が尾根の取り付き地点。小枝に申し訳なさそうに付けてある赤テープが目印だ。ここから西尾根を登る。(「わたしたちの明神山」にはユヤノ沢北尾根と表記してある。) 

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登り始めて少しすると、踏み跡が右に大きく曲がり、次に左に90度程曲がった所で再び分岐。真っ直ぐの方向にしっかりした道があるが、そちらへは行かず斜め左方向へ尾根を登って行く。


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しばらく進むとだんだん斜度が増してきて、あちこちに岩が現れる様になる。岩と岩の間がクレバスのようになっていて、隙間から底を覗くと6~7メートルはありそうな箇所もあり、落ちたらただでは済まないので注意が必要だ!赤ペンキの目印を頼りに、岩の間をすり抜けたり、所々三点確保が必要な岩場を木の幹や根っこにつかまりながら必死に登る。ガイドブックには「一般ルート」とあるが、私の基準ではハードな部類だ。


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 やがて大きな岩壁にぶち当たり進めなくなった。注意深くルートを探すと、右側にいったん下るような巻き道を発見する。

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岩壁の上部の尾根に出て、だんだん斜度が緩くなって来ると北側に別の尾根が見えてくる。明神の北西尾根だ。今日の目的地である馬の背の白っぽい岩肌も確認できる。

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間もなく壊れた作業小屋の脇から林道に降り立った。ここから続けて西尾根づたいに明神西峰をめざそうと思っていたのですが、尾根は林道で寸断されており、どこから取り付いたら良いのか判らないまま林道を終点まで歩く。

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林道終点には小屋があった。小屋からはモノレールの軌道が山の上に向かって敷かれている。何かの重量物を荷揚げする為らしい。よく見ると、この小屋の右下から西峰へ行く道があった。

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斜面をトラバースするような感じで進むと尾根に着く。ここで栃の木沢から登ってくる登山道と合流。

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尾根を直登すると西峰に到着する。モノレールは西峰に設置されているアンテナの資材を運び上げる為の設備のようです。

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今回は山頂にこだわってないけど、せっかく近くまで寄ったのに足を伸ばさないのも勿体ないと、西峰から東の山頂まで往復する。(山人の性?)所々アカヤシオの花が目を楽しませてくれる。一旦鞍部まで下ると乳岩への分岐地点。ここから山頂は、辛くて長い丸太階段を喘ぎながら登る。
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山頂の展望台からの眺めは素晴らしかったです!

再び西峰へ戻り、今度は西尾根を下る。
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「明神の肩」までの登山道はアカヤシオとイワカガミがたくさん見られ、素敵な尾根歩きが続く。シャクナゲもありましたが、この標高あたりでの開花はもう少し先のようです。

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快適な尾根を下り、明神の肩に着いたら今度は北西尾根方向へ下る。

少し進んでみてビックリ!尻込みするような急斜面で、しかもガレ気味!足場が悪く、油断するとすぐに落石を起こすような斜面。もちろん足を滑らせたらただでは済まない!
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大勢のグループで連なって通過するには少々危険なルートです。実際、この後で歩く馬の背岩よりも緊張しました。このルートは登りで使った方がいい様です。

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眼下にはナイフの様な馬の背岩が見え隠れしている。

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やがて林道が眼下に見えてきたのですが、どこから下りて行くのか良く判らない。右下に踏み跡を見つけ、下って行くと林道の真上のガレ場に到着。落ちないよう斜めに慎重に降りる。

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100メートル程林道を登り、車止めのチェーンの手前を右に入る。ここが北西尾根の入り口。

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しばらく進むといよいよ馬の背岩に到着!長大な岩尾根の南側は断崖になっていて眺めが良い!宇連山の稜線が美しい。

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東方向には歩いてきた尾根と明神山頂が見える。南側は断崖ですが、北側は比較的緩やかな斜面で、しかもすぐそこまで植物が茂っているので恐怖感はありません。でも西側の一部分はナイフリッジのようになっていて、さすがに恐ろしくて先端に立つことはできませんでした。さて、ここで昼食にし、ゆっくり景色を堪能した後、下山を始めます。

次のピークまでは再び登り。上りきった所が分岐地点で、右にそれると神田(かだ)方面へ北西尾根が続いている。今日は車を停めてある砥沢林道へ戻るため、まっすぐやや左前方へ下って行く。
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写真は岩に刻み込まれた境界印

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尾根の中腹あたりからどんどん斜度が増してきて、足場も悪くペースがいっこうに上がらない。下部にはまた岩尾根の絶壁が出現したりして、本当に岩が多い山です。

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西日をいっぱいに受けて綺麗に咲いているシャクナゲやウラジロの群生の中の急斜面を下って行き、ようやく砥沢林道に降り立った。いやあーしんどい山行きだったなあ!

DSCN1040.JPG林道へ合流

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車が置いてある所まで林道を約2~3キロメートル歩く。砥沢の淵はエメラルドグリーンでとても綺麗でした。

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林道を約30分歩き駐車スペースに無事帰還できた。帰りに立ち寄った宇連ダムの湖面は昼過ぎの日を浴びて輝いていました。


 

タグ:愛知のお山
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