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御在所岳 中道 2009/3/19 [山歩き・ウォーキング]
三重県と滋賀県境に跨る御在所岳(ございしょだけ)を歩いてきました。
写真は中登山道途中から見た御在所岳とロープウェイ(クリックで拡大表示)
いつもは愛知県の里山ばかり歩いていますが、今年からは近県にも足を伸ばしてみようと思っています。鈴鹿の山を歩くのは今回が初めて。まずは代表的な山のひとつである御在所岳へ行ってみました。実は子どもの頃、親と一緒にここのロープウェイに乗った事があるんです。その頃のことは何も覚えていませんが行った事だけは記憶に残っています。 ここ鈴鹿山脈の山々は関西ではとてもメジャーな存在で多くの登山ルートが整備されています。また山容が素晴らしく、冬季には積雪も豊富で四季楽しめる山域です。
出かける前にネットで下調べしてみると、この山域は昨年9月の豪雨によって土石流が起きて大変な被害があったことがわかりました。色んなHPやブログに登山道や無残な姿の山小屋の写真が載っています。御在所岳の登山ルートは幾つかあり、今回は被害が無く、奇岩がたくさんの中登山道(中道)を登り、ロープウェイを使って下山する計画です。(鈴鹿初心者としては少々不安なので今回楽な方法を選択?しました)
帰りがロープウェイの予定なので山麓駅に近い駐車場で無料の場所は無いかと調べると、「水産センター近くに無料駐車場がある」と菰野町のHPで知り向かいましたが、道が豪雨被害で通行止めになっており断念!潔く山麓駅の有料駐車場に停めることにしました。午前7時頃に到着すると、まだ管理人の姿は無く自由に入れました。駐車料金は帰りに払うことにして出発します。最初は中道登山口から入る予定でしたが、土石流被害が甚大だった日向小屋を見てみたくなり、裏道を中道分岐地点まで歩いてみることにしました。
本日の総歩行距離 約6.5キロメートル
ロープウェイ山麓駅の左横を歩き、案内に従い裏道登山口へ。
最初は結構急な階段をジグザグに登ると途中から東海自然歩道に合流する。東海自然歩道も豪雨被害を受け蒼滝付近が通行止めになっている為、蒼滝トンネルから迂回をするように臨時に案内がしてあった。東海自然歩道からそれ、トンネルに向かう道はザレていてスリップしやすい状態。急坂を登って行くと蒼滝トンネルに出る。鈴鹿スカイラインは現在全面通行止で車は走っていないのでトンネル内も歩くことができる。
トンネルを抜けてすぐを左へ。現在道路復旧作業中のため裏道はここで通行止の様だったが、今の時間まだ工事は始まっていないみたいなので進んでみる。
間もなく土石流の岩石でで埋め尽くされた北谷が姿を現した。
噂どおり日向小屋(ひなたごや)は宙ぶらりんになっていた。応急処置の鉄パイプで支えられてはいるが、この状態でよく倒壊しなかったものだと感心するとともに、土石流の破壊力の凄まじさを感じました。
根こそぎ流された木の残骸
中道への分岐を左に入る。このルートは豪雨の被害はなかった様だ。
ルートの中間くらいに峠があるがここの登りがけっこうキツイ!最後に砂地の斜面を登りきると峠。国道方向への入り口はテープで封鎖してあった。おそらく国道が歩きでも通行不可能なくらい破壊された為だろう。ここからは傾斜も緩くなり、しばらく歩いて中道に合流する。ここからは順調に高度を上げてゆく。このルートは眺めがよく奇岩などの見所がたくさんあるとの事なので期待が高まります。
まずは「負ばれ石」 大きな岩が2枚よりかかって立っています。それにしてもデカイ!(クリックで拡大表示)
負ばれ石の2枚の岩の間は人が通り抜ける事が出来る。
花崗岩の露出した登山道を行く。しばらく進むと山頂方面の視界が開ける。
やがて地蔵岩に到着。まさに奇岩中の奇岩。いったいどうやってできたのだろう。宇宙人の仕業では?
えぐられた北谷を見下ろすガレ場を通り過ぎ、難所と言われているキレットに到着。(キレット上部から見た鎌ヶ岳)
キレットの岩場を降りる。鎖も設置してあるが使わなくても大丈夫。ゆっくり慎重に通過する。
キレットを過ぎ、斜度を増してきた登山道を喘ぎながら登る。大きな岩壁を巻いて進む箇所。所々残雪が出始め慎重に進む。
岩の上の展望地で休憩。ここから土石流があった北谷が一望できる。
岩石に取り囲まれた藤内小屋が眼下に見えた。
雪解けでぬかるんだ道を虎ロープに頼りながら登る。ヘロヘロになりかけた頃、ようやく終点に到着した。
富士見岩からのゴンドラと鎌ヶ岳(クリックで拡大表示)
山頂付近はスキー場がある。ゲレンデのあるもう一つのピークが山頂
山頂から鎌ヶ岳。今度登ってみたい!(クリックで拡大表示)
実はもうかなり足にきてしまっているので200円を払ってリフトに乗って戻ることにします。(^^;)
山頂にはレストラン「アゼリア」がある。ここで昼食にし、「薬草てんぷらそば」と「シシ肉の朴葉味噌」をオーダーした。
のんびりした後、ゴンドラに乗って下界へ向かいます。それにしても凄いところにロープウェイを建設したものです。今年、御在所ロープウェイは満50歳を迎えるそうです。随分と歴史があるんですね。
ゴンドラから見たキレット。歩いて登るのには随分と時間がかかったのに。ゴンドラで下りるとたったの12分。あの苦労は一体何だったの?
蒼滝トンネルと湯の山温泉街が見えてきたら今日のウオーキングは終了です。
タグ:鈴鹿の山
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