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鈴鹿 霊仙山スノーハイク 2018/2/21 [山歩き・ウォーキング]

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 鈴鹿山脈最北端にある霊仙山を歩く。山頂から最高点を目指しているところ。

場所・山行日  「霊仙山:りょうぜんざん:1083.45m:二等三角点」2018年2月21日(水)
滋賀県米原市榑ヶ畑・犬上郡多賀町
ルート  榑ヶ畑登山口~汗ふき峠~五合目見晴台~七合目お猿岩~西峰~山頂~最高点
~経塚山~避難小屋(昼食)~西稜線~お池~七合目~以降往路と同じ
歩行距離 9.2Km/10.9Km(平面/沿面距離)
標高差  登山口~汗ふき峠+-115m 汗ふき峠~七合目+-410m 
七合目~山頂+158m 最高点~避難小屋-70m 
西稜線最高所~七合目-85m 
所要時間 06時間37分 07:01~13:38 (休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら

 teppan家の霊仙山は2009年以来久しぶり、鈴鹿メジャーの中で一番遠ざかっていました。昨年2月に登山を計画するも、なかなか天候とのタイミングが合わず断念。今年こそ雪の霊仙を歩こうと心に決めていました。今回同じ鈴鹿山脈にある雪の御池岳も候補でしたが、幾分アプローチがしやすいこの山になりました。


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 名神高速養老SAのフードコートで朝食。


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 「岐阜BUTA丼セット」きしめん付き880円


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 これは遭難しそうです!^^


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  榑ヶ畑から霊仙を歩くのに一番気になるのがアプローチ。例年養鱒場から先の林道は除雪が行われず、片道3キロ1時間の林道歩きは避けられません。今回は行ける所まで車で行ってみようと思っていた所、なんと登山口まで大した雪もなくあっけなく到着。何らかの理由で除雪が行われた後雪が降らなかった様で、体力の乏しいteppan家にはとてもラッキーでした。


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 もう間もなく福寿草の季節です。春を告げる可憐な花ですね。


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 登山口駐車スペースです。到着したらちょうど先着の方が出発されるところでした。


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 ここからスタート。


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 沢の反対側の小屋にある黄色い箱が登山届けBOX。

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 榑ヶ畑(くれがはた)は昭和30年代に廃村になったそうで、今は谷間に石垣だけ残っています。


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 集落跡の一番奥には山小屋「かなや」さん。期間営業です。道は石垣の脇を通っていますが段差が大きいので注意。


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 小屋から間もなく「汗ふき峠」。


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 まずはここで休憩。


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 旧坂田郡は平成の大合併で消滅、ここ榑ヶ畑は旧坂田郡米原町だったそうです。旧米原町(まいはらちょう)→米原市(まいばらし)と濁点に違いがある。米原の読み方←wiki
坂田郡は現在の長浜市・米原市と彦根市の一部を含む大きな行政単位だったようです。


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 汗ふき峠から五合目の間は一旦尾根芯を外れて山腹道になります。写真の場所でV字に折り返して尾根に向かいます。


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 この冬としては暖かめのこの日、霧氷は全くありませんでした。


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 尾根芯に復帰してところがちょうど五合目。見晴台の名が付いていて、琵琶湖が見えました。


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 雪は締まっていて歩きやすい。


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 五合目から六合目間は山腹に夏道が付けられているのですが、積雪期の今は七合目まで急斜面を直登する様に踏み跡が付いています。高度を稼ぐにつれ、背後に琵琶湖が見えてきます。


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 25度は超えていそうな急斜面です。スリップしないようにトレースを正確に辿る。歩幅が合わない所はキックステップで。


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 七合目・お猿岩の標識です。ここまで登ると山頂部が見えて来ます。


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 夏道はここから谷間を進み、経塚山を経由して山頂へ至るのですが、この日は写真の尾根を直登して山頂へ向かいました。積雪期ならではのコース取りです。


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 一旦谷間に降りてから登り返す。背後の丘が先ほどの七合目標識があった所。


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 急斜面ですが、トレースのおかげで比較的楽に登れました。どんどん視界が開けてきて爽快です。


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 カレンフェルトと呼ばれる地形が現れてきました。ここ霊仙は石灰岩の山です。


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 北には存在感のある伊吹山が見えます。あちらも雪タップリですね。


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 間もなく山頂西隣のピーク。標高は1050mほど。


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 ピークから琵琶湖の眺め。晴れ間はありませんが良く見えています。


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 うっすら太陽も出たりしてはいますが、この日はずっとこんな状態でした。


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 山頂に到着です。


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 二等三角点「霊仙山:1083.45m」


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 ここ霊仙山は鈴鹿山脈の北端に位置しています。すぐ南に巡洋艦「藤原岳」と空母「御池岳」。ここ霊仙はさしずめ重巡洋艦と言ったところでしょうか?


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 そして北には伊吹山。日本海から若狭と琵琶湖を抜けてくる雪雲の通り道になっているので、たまに豪雪になる事があります。最近は温暖化の影響か積雪は少なめです。


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 最近の降雪はないようで、積雪の表面は薄く凍っていました。


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 山頂の北にある最高標高点から。霊仙山は1000m前後のピークが幾つか集まった大きな山で、灌木も生えておらず眺めは抜群です!


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 最高点から経塚山(写真)に向かって直接斜面を下降します。


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 目指すはあの避難小屋。後方は雄大な伊吹山の姿です。


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 山頂方向を見たところ。倒れた草と巨大な雪庇が風の強さを物語っています。


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 左後方が最高点。経塚山への途中から。


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 積雪の上に薄く氷が張っていました。


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 経塚山の頂上です。霊仙山頂部の中ではただの通過点ですが、標高は1040mあって存在感があります。


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 経塚山から北に下って避難小屋に到着。


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 小屋でお昼ごはんにしました。


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 仮眠室を備えた立派な小屋です。


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 小屋内の温度はマイナス3度C。


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 休憩後、再び経塚山へ戻ります。


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 ピークには登らず、途中から西端の稜線へ移動。経塚山の山腹から見上げているところです。


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 西側は一般登山道のない稜線が続いています。今の時期だけのスノーパラダイス。

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 このとおり油断大敵ですが・・・^^;


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 伊吹山を右手に見ながら歩きます。


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 振り返ると、先ほどまでお世話になっていた避難小屋。


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 気の向くまま、どこでもお好きなところをどうそ状態ですゾ!


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 雪庇が張り出した大きな凹み。


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 東方向には歩いてきた経塚山・最高点・山頂・西ピークが並んで見えます。


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 西側の稜線、雪庇の上を行きます。


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 避難小屋があんなに小さくなりました。


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 午前中に直登した尾根と、下にお池の鳥居が見えてきました。


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 お池はすっかり雪の中です。後方真ん中が経塚山です。


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 七合目からは再び急斜面。下降は慎重に。


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 ひたすら下って汗ふき峠を目指す。


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 峠を通過し「かなや」さんまで戻ってきました。


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 良くレポートに上がる手動自販機は冬期休業中。


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 お品書き。


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 今日も無事登山口まで戻ってこられました。


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 上丹生からの霊仙山。ちょうど後半歩いた西側の稜線が見えています。

  事前の天気予報で晴れ間は期待できないのは承知の上でしたが、この冬にしては珍しく暖かく、強風が当たり前の霊仙なのに風も穏やか、しかも良く締まった雪でトレースもバッチリ!せっかくスノーシューを担いで行ったのですが全く使わずじまいで重石に…^^; でも軟弱ハイカーのteppan家にとっては返ってありがたいコンディションでスノーハイクを満喫する事ができました。優しく接してくれた霊仙に感謝です。




(あとがき)
帰りにJR醒ヶ井駅近く、旧中山道醒井宿(さめがいしゅく)を散歩してきました。 DSC00270.JPG
 梅花藻で有名な地蔵川です。霊仙の伏流水が水源で、真冬のこの時期でも手が漬けていられるほどの水温です。この時期でも梅花藻は少しだけ咲いていました


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 了徳寺のオハツキイチョウ。葉の真ん中に実が付く面白い銀杏 三重県伊賀市の霊山寺でも見たことがあります。

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 店先に居た黒柴ワンコ 人なつっこくて可愛いかったです。


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 ロウバイの花でしょうか?


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 駅前にある「醒井水の宿駅」産直ショップとフードコートがあります。


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 駅にあった銅像。空海、最澄とともに唐に渡った「霊仙」三蔵  霊仙山で修行をされたとの伝説。

タグ:鈴鹿の山
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水鵬

こんちは!
この写真に影響されて今日登ってきましたが、雪は半分以下でしたね^^;
登山道は雪解けでにゅるにゅる。。。
転んで服はドロドロの体はボロボロでした^^;
すっかり春山登山となりました。
最近全くブログは開いてなく、開店休業です><;
心と身体に余裕が出来たら更新するつもりですけどね~(ΦωΦ)ふふふ・・・・
by 水鵬 (2018-03-04 18:44) 

teppan

こんにちは水鵬さん

ヤマレコ見て驚きました。2週間で随分雪が少なくなっていますね。雪が融けると石灰岩質の山はニュルニュルになりますから滑りやすいのでゴム長履いて歩いた方がいいですよね。

ブログの方の復帰、お待ちしております(^^
by teppan (2018-03-05 09:15) 

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