清内路より南沢山~富士見台縦走 2014/10/30 [山歩き・ウォーキング]
紅葉シャワーを浴びながら歩く (古代東山道・ブナコース)
場所・山行日 | 「南沢山:みなみさわやま:1564m」・「富士見台:ふじみだい:1739m」 岐阜県中津川市・長野県南木曽町・阿智村 境 2014年10月30日(木) | ||
ルート | 清内路・ふるさと村自然園~南沢山~横川山~湯舟沢山~富士見台 ~萬岳荘~神坂神社~園原ビジターセンター(はゝき木館) | ||
歩行距離 | 18.7Km(沿面距離) | ||
最大標高差 | 約900m | ||
所要時間 | 08時間24分 06:14~14:38 (休憩・昼食時間含む) 実測ルート図はここをクリック! Google earth俯瞰図はこちら |
標高2000メートルあたりの紅葉は終わってしまいましたが、笹の海原ハイキングを満喫しに南信州・南沢山から富士見台高原へ縦走してきました。
長野県阿智村「清内路:せいないじ」にある「ふるさと村自然園」の駐車場からスタートします。AM6:14
施設利用者でなくても駐車可能で料金500円。早朝の場合は帰りに支払えばOKです。今回は登山口手前のバンガロー利用者向け駐車場に停めましたが、施設利用者が多い夏の時期は自然園受付近くにある登山者用駐車場へ停めましょう。
現在は登山口のある標高1000mから1400mあたりが紅葉の最盛期です。
三つ編みたいに絡んだ木。どうしたらこうなるんでしょうか?
登り始めは張り出した笹を分けながらの歩きでしたが、尾根に乗ってからはよく整備された快適な道になりました。写真は南沢山頂までの「中間点」。AM7:30
中間地点のピークを過ぎて下った所の分岐地点。この地点までには他に沢コースがあるようですが、整備が行き届いてないので通行は推奨されていないようです。
見上げると色付いた木々が綺麗です。
ダケカンバはどうしてこんなにも皮が剥がれてしまうのか? まるで削り節みたい。
分岐地点を過ぎてからは写真の様な、なだらかな道が南沢山の山頂まで続きます。尾根芯を少し南側に外した位置に道が付いていました。
南沢山頂上近くになると、カラマツの向こうに富士見台が見渡せるようになります。手前が横川山で、右奥の恵那山は雲がかかっています。
ここが南沢山の山頂。「阿智セブンサミット」の立札が設置してありました。AM8:28
山頂を後にして笹原道を歩く。前方はこれから向かう横川山。
南沢山から横川山へ向かう途中、噴煙をあげる御嶽が見えました。亡くなられた方々のご冥福を祈ります。
枯れ木なんですが、まるで駆けている鹿をイメージさせる造形ですね。
北を振り返ると、歩いてきた笹原の向こうに南木曽岳と中央アルプスの峰々。カラマツの黄色がきれいです。(写真クリックで拡大表示)
そして横川山の頂上に到着。南に恵那山が大きい!360度展望のピーク。二等三角点「横川山:1619.83m」あり。
横川山は東西に4つのピークからなり、登山道と三角点のあるのは一番東のピークになります。AM9:00
お次は手前のピークへ向かいます。奥に見えるのが富士見台。笹原に切られた道が続いているのが良くわかりますね。
横川山を振り返ると庭園のような趣です。もう一週間早ければ黄色や紅色のアクセントが素晴らしかったことでしょう。
1578mピークには「湯舟沢山」の山名板が地面に置かれていました。AM9:43
ピーク地点は異なりますが、麓から見ると横川山と1578mピークは同じ山塊に見えるでしょう。岐阜県側から見ると湯舟沢の源頭だから「湯舟沢山」。対して長野県側から見ると横川の源頭だから「横川山」ということなのでしょう。同じ山に名前が二つあるのは、こういった場合が多々あります。
前方には恵那山がドーン!とそびえています。それにしてもデカイ!
登山道沿いの谷間に忽然と水が流れ出す。「横川の名水」と呼ばれる水場です。AM10:06
富士見台へ向かう途中の平坦地にある池。昔話に出てきそうな神秘的な雰囲気。AM10:46
石がたくさん転がっている斜面を登り切ると富士見台の頂上に到着。ここで昼食です。
ところで、中央自動車道の「恵那山トンネル」って、この真下を貫いているんですよ。恵那山とは全く違う場所なのになぜか名前は「恵那山トンネル」… 浦安にあるのに「東京ディズニーランド」と呼ぶのと同じですかね。AM10:59-11:33
休憩後、萬岳荘へ向かって下ります。前方の恵那山は相変わらずの存在感。一度は頂上を極めたいと思いながらも今だ未踏の山です。
鞍部から萬岳荘へ。園原スキー場から続々とやってくるマイクロバスの観光客とすれ違いながら谷間を下る。
「萬岳荘:ばんがくそう」に着いたので一息いれましょうか。AM11:53-PM0:11
ノンアルコールビールで乾杯! おつまみと、試食用のリンゴをもらいました! ラッキー
休憩後、古代東山道を歩いて「神坂神社:みさかじんじゃ」へ。写真は途中の「池の平」PM0:46
途中の分岐を「ブナコース」へ。標高が下がってくると紅葉が綺麗になってきました。
ザレた谷を横切る地点。木橋はかなり傷んできましたね。PM1:21
林道に出てさらに下ると車止めゲート。PM1:36
林道周辺は黄葉真っ盛り。しばらくは林道歩きです。
神坂神社に到着。大きな御神木がそびえています。PM2:02
神社から車道を歩いて「暮白の滝」を眺められる展望台(滝見の櫓)へPM2:10
真下に滝が見えます。ここから願い事を書いたお皿を投げると成就するそうです。
姿見の池 説明書きには公家の娘が信州に嫁いできて、この池を鏡代わりにしていたという伝説があるそうです。濃い緑色の池はなるほど鏡代わりになりそう。ただ、案内には「在りし日の姿見の池」の写真が載っており、現在のは昔の池とは違うようです。PM2:20
道路沿いには桜見用のデッキがありました。前方に見えるのは阿智セブンサミットの一座 網掛山PM2:26
「駒つなぎの桜」 源 義経が奥州へ下る際に馬をつないだという伝説の桜です。推定樹齢400~500年のエドヒガンで見事な枝ぶりです。
園原ビジターセンター(はゝき木館) 今回は清内路のふるさと村自然園の登山送迎サービスを予約しました。今年9月から始まったサービスで、基本料1000円プラス一人あたり500円で自然園まで車で送迎してもらえます。はゝき木館に着いたら、すでに待っていてくれました。「ここで一服していかれてはどうですか?」と勧められたので、お言葉に甘えてカフェオレボウル(500円)をいただきました。PM2:38-2:50
車が置いてある「ふるさと村自然園」の駐車場に戻ってきました。向かいにあるトイレ前の紅葉が素晴らしかったです。PM3:30
葉脈が赤くて葉は黄色で作りものみたい。
南沢山から萬岳荘までの稜線は笹の草原で開放感抜群の快適ハイキングが楽しめます。冬のスノーハイキングもまた素晴らしいでしょう。富士見台からは日本百名山のうち23座を見ることができるのも良いですね。
お土産は清内路特産の赤根大根を使った焼酎と漬物。大根の香りがする酒です。
T)7696 b)802 L)980 g)3264:204 m)2650
出ましたね~阿智セブンサミット!
私もまだ富士見台しか行った事はありませんが^^;
30日は天気も良く最高でしたね~
私も出張の帰りで中央道で帰ってきていました。
今週末はどうやら山は無理っぽいので、家でBSで撮りだめした「百名山」でも観ようかな^^;
by 水鵬 (2014-11-01 19:43)
そう言えば・・・そのお酒私の娘の名前と同じですw
by 水鵬 (2014-11-01 20:12)
水鵬さん>おはようございます!
セブンサミットは今年長野県と阿智村に関係する団体がモンベルの協賛で始めた村おこし事業みたいです。
今後も継続されるなら全部登って認定バッジ貰うのも良いかなあ、と思ってます。自分はこれまで今回を含めて計4座登りましたが、認定には今年立てられた山名板との記念写真が要るので、あと5座登頂が必要。いけるかな…
お嬢さん「あかねちゃん」なんですか!
じゃあこの焼酎飲んでみなくちゃいけませんね!必ず^^
by teppan (2014-11-02 09:01)