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入道ヶ岳 北尾根から井戸谷 2010/11/11 [山歩き・ウォーキング]
三重県鈴鹿市の「入道ヶ岳」を歩いてきました。
(ルート) 椿大神社~北尾根登山口~北の頭~奥宮~山頂~井戸谷口~椿大神社
鈴鹿山脈中部の山を歩く時は、いつも東名阪道下りにある「御在所SA」の朝定食(あるいは豚汁定食)と決めています。これがけっこう美味しくて価格もリーズナブル。以前から私のお気に入りです。
鈴鹿セブンマウンテンの一つで、笹原の山頂からは360度の展望が欲しいまま!鈴鹿の中でも、より伊勢湾に近い場所にあるので、その展望には文句の付けようがないし、アクセスも抜群!…なんだそうですが、実は私、まだ一度も登ったことがないんです。今回満を持して禁断の地?へGOとなったのでした!(^_^)
写真は北の頭から見た入道ヶ岳山頂。
(ルート) 椿大神社~北尾根登山口~北の頭~奥宮~山頂~井戸谷口~椿大神社
(所要時間)約5時間20分 7:20~12:40 :休憩昼食含む
(歩行距離:沿面) 約8.4キロメートル
(参考書)地図で歩く鈴鹿の山 ハイキング100選 西内正弘 著 中日新聞社
SAが今年9月にリニューアルされてからは今日が初めて。楽しみにしてやってきましたが…なんだか随分小奇麗になっています。名前も「EXPASA御在所」なんて命名されて、今までのような家庭的?な雰囲気はどこへやら。有名な専門店も何店か入ったみたいです。 まだ午前6時。開いているのは、トンテキ&味噌カツ「とんとん食堂」と「吉平ラーメン」のみ。どうも希望の定食はなさそうな雰囲気。朝っぱらから脂っこいのは食べたくないなあ…しかたない!ラーメンにでもするか…ということで店頭へ行ってみる。すると…
なーんだ、ちゃんと朝定食と豚汁定食が「とんとん食堂」の手書きメニューにあるじゃないですか!で、迷わず豚汁定食680円也を注文(写真)。でも食べてみると何か物足らない。汁の味は今までどおりなんですが、ごはんが熱々じゃなかったり、味付け海苔が付いてなかったり。そこで他の人が食べてる朝定食を遠めに観察してみると…値段は500円でたしかに安いけど見た目に貧弱な感じは否めない。以前は630円の朝定食にシャケの切り身・豚汁・海苔も付いていたのに…。
リニューアルした事で、出店している業者さんの負担が増えてしまったのかもしれませんね。でも、朝の定食を残しておいてくれたので良しとしておきましょう。冒頭から長々と庶民のお話ですみません(^_^;)
SAで朝食を済ませ、お昼のおにぎりを仕入れた後、麓の「椿大神社:つばきおおかみやしろ」へ。伊勢国の一宮で大きな神社です。帰りに参拝する事にして、まずは神社の横を通り過ぎて、駐車スペースへ向かう。
大きな堰堤横の駐車スペース。今日は私たちが一番乗りのようです。ゆっくり準備して、 7:20頃スタートしました。
車道を100メートルほど戻った、愛宕社の鳥居横が北尾根の登山口になっています。
最初は椿の献木の斜面をジグザグに登る。愛宕社を過ぎ、けっこうな急斜面を登り切ると尾根に到着。椿岳を通過し、鉄塔を潜り、少しするとポイント3の分岐に着きます。ここを左に折れると山頂方面(写真)。初めてだと間違ってまっすぐ行ってしまいそうな場所なので、注意が必要です。
分岐からは一旦下って鞍部からは急登になります。
300メートルほど登ると、左手に避難小屋がありました。小屋にぶら下がっている看板に「山頂マデ1.3Km」と書いてあります。
だんだんと高度を上げ、標高600メートル付近になると登山道のまわりの紅葉が美しくなってきました。落葉を踏みしめながら登ります。
やがて周りの木々がアセビ一色になってきました。このあたりからアセビトンネルの登山道が北の頭まで続きます。
所々木々の間から眺めがあります。写真は鳩ヶ峰の遠望。
斜度が緩くなってきたところでアセビトンネルを抜けると、一気に視界が開けました。ポイント8、鎌ヶ岳と御在所岳がよく見えます。
ポイント9。目指す北の頭(写真)までもう一息。
再びアセビの間を登って北の頭付近に到着。写真は雲母峰:きららみね
北には鎌ヶ岳と御在所岳、遠く釈迦ヶ岳が…今日は快晴に近く眺めも抜群です!
斜面に現れた竜?はたまたラクダ?
実は上の写真の雲のカゲが斜面に写ったもの。時に雲は面白い風景を創り出します。
北の頭のピーク。左遠方に見えるのは仙ヶ岳。この山は登山ルートがたくさんあるので、案内板もご覧の通り何枚も設置してあります。
北の頭から奥宮へ続く笹道。写真中央の十字路を左へ行くと山頂方向。
椿大神社 奥宮:おくのみや 入道ヶ岳は磐座(大岩)が点在していて、古来から信仰の山だそうです。山頂に鳥居があるのも、奥宮が造られたのもそんな理由による。
奥宮から一旦下って山頂へ登り返す(写真)。奥宮の鳥居と右の方に鎌ヶ岳がちょこんと頭を出しているのが見えます。鞍部に見える白い立て札は池ヶ谷への分岐案内板。
鳥居と三角点のある山頂。遮るもの一つ無い360度の大展望!輝く伊勢湾や志摩半島・知多半島、そして名古屋駅のタワーも確認できました。この山の人気の高さが、ここに立って見ると納得できます!
山頂東側で昼食。笹の斜面になっていて眺めは抜群!でもけっこう急斜面なので、油断すると「おむすびころりん」になりかねません。人も転ぶと止まらなくなりそうなので要注意!
名残惜しい山頂を後にして井戸谷コースで下山します。北尾根の斜面の木々は真っ赤に染まっています。笹の開放的な谷を景色を眺めながら下る爽快な道。
降りてきた井戸谷道上部は振り返るとこんな感じ。
この季節の井戸谷コースは紅葉の中を進むのでとても良い雰囲気です。ただし、ガレ気味の道が落葉で埋まっているので、足を挫かないように注意しながら下ります。
ハッとするような鮮やかさに、思わず見上げるとこんなだったり…
谷の真ん中に立つ堂々とした姿のカエデの木に感激したり… とにかく天気が良いので気分も爽快!
途中非難小屋を通過して、土嚢を積んだ階段を下った所で沢を渡渉します。ここから谷を離れて山腹をトラバースして行きます。
やがて植林地へ入り、後はひたすら駐車スペースへ向かって下ります。
ポイント1の登山口からは舗装路となり、キャンプ場を横目に見ながら進むと、待っている車が見えてきました。今回のルートは短時間で往復できるので、初めてならば特におすすめです。
入道ヶ岳には、これから何度も通う事になりそうです(^_^)
帰りに椿大神社(つばきおおかみやしろ)へ参拝してきました。伊勢一宮でとても立派な神社です。由緒書によると、主神は猿田彦大神:さるたひこのおおかみ。なんでも紀元前3年?に創建された日本最古の神社であるとのことで、猿田彦大本宮と称しています。スゴイ!!
今の時期はちょうど七五三参りの季節。可愛らしい着物の子どもたちが親に手を引かれて境内を歩く、ほほえましい姿が見受けられました。
タグ:鈴鹿の山
素晴らしい青空に眺望ですね。
こんな条件の日なら是非お伴したい!
この秋は親戚の不幸やヤボ用続きで一度も紅葉を見に行けてません(泣)
うらやましい限りです!
by カメラ小僧 (2010-11-13 17:25)
カメラ小僧さん コンディションの良い日を選んで、一度はご一緒したいですね!
by teppan (2010-11-14 08:45)
(。・ω・)ノ゙ コンチャ♪
最高の天気で最高の見晴らしですね。
この入道ガ岳は結構「ヒル」が多いと聞きますが、大丈夫でしたか?
この時期はもう大丈夫なのかな??
以前岐阜の釜ガ谷山で大量のヒルに襲われてから、相当慎重になっていますw
大丈夫なら天気を見て来週でも行ってみようかな?('-'*)フフ
by 水鵬 (2010-11-14 18:04)
水鵬さん 近頃は気温も下がってきたので、ヒルの巣窟として鈴鹿で1位~2位を争う入道でも、さすがにお目にかかることはありませんでした。安心してお出かけ下さい!(^_^)
by teppan (2010-11-14 23:01)