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国見岳から御在所岳 2010/4/8 [山歩き・ウォーキング]

三重県菰野町から国見岳と御在所岳を歩いてきました。
国見尾根から
国見尾根から見た北谷と中道の尾根。伊勢湾も良く見える。

 一年ぶりに鈴鹿の山へやってきました。今日は御在所岳の裏道から入り、国見尾根を登って国見岳へ、その後御在所岳へ移動し、一の谷新道を下る計画です。

(ルート)旧料金所跡~裏道登山口~藤内小屋~ゆるぎ岩~国見岳~国見峠~御在所山上公園~一の谷新道口~御在所山の家~旧料金所跡
(所要時間)7:00~13:30 6時間30分・休憩昼食含む ルート図はここをクリック!

 鈴鹿スカイライン(477号線)を通行止めになっている旧料金所の場所まで車で行く。今日は私たちが一番乗りだ!ここが今日の出発地点。車道を歩いて下り蒼滝トンネル先の裏道の登山口まで進む。

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 蒼滝(あおだき)上流付近。川床が錆び色になっている。2008年豪雨の影響だそうだ。私は以前の裏道を知りません。渓谷沿いでとても癒される人気の登山道だったと聞いているが、今はその面影はわずかしか残っていない。現在は中道が一般ハイカーに一番人気となっているそうです。

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 裏道は今だ工事中で、一部谷の南側斜面を切り開いて大きくつづら折りに高く迂回している。

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 どんどん登って行くと、今日歩く予定の国見尾根のピークと、遠くにヤシオ尾根が見えてきた。うーん遠いなあ…。久しぶりの鈴鹿なのでため息が漏れる(^_^) いつも近くの里山ばかり歩いているので、標高差700メートルの往復はさすがにきつい…。駐車スペースから約50分ほどかかって藤内小屋(とうないごや)に到着した。

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 下流の日向小屋(ひなたごや)と共に豪雨の壊滅的な被害を受けた藤内小屋(とうないごや)。数多くの人々の支援を受けて少しずつ復旧されている様だが、その姿は今だ痛々しい限り。ここはロッククライミングが盛んな「藤内壁」の麓近くにあり、クライマー達の基地として重要な場所。

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 春と言えども山は冬の気候。藤内小屋の水場の桶は薄っすらと凍っています。

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北谷から藤内壁方向を見上げる。それにしても今日は天気が抜群!鈴鹿の山でこれまで一番の天候に気分良く進む。

藤内小屋
 藤内小屋の全景。ご覧の通り土石流の岩石で埋め尽くされていて、小屋の損傷も痛々しい。

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 小屋からは橋を渡り、国見尾根に取り付く。すぐに急斜面になりゆっくり登る。高度を上げて行くにつれて伊勢湾が見えてくるようになる。

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 国見尾根の1004ピークから尾根の先のゆるぎ岩と国見岳山頂。まだまだ先は遠い…このピークのすぐ下の岩場から伊勢湾の眺めも素晴らしい。

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 藤内壁と御在所の気象レーダードーム。御在所岳は眺める方向でまったく表情が違う。東から北にかけてはこのように荒々しいアルペンムード満点の斜面になっている。

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 必死に登ってようやく「ゆるぎ岩」左、と「天狗岩」右のある地点に到着。御在所近辺にはこのような奇岩が数多くあるが、これもそのうちの2つ。いったいどうやったらこんな造形になるのか?感心してしまう。

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天狗岩の全景。写っている人と比べればその大きさがわかる。

天狗岩と釈迦ヶ岳
 天狗岩の上から。天狗は釈迦ヶ岳を見つめている。

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 駐車スペースから歩くこと約2時間30分。ようやく国見岳の山頂にたどり着く。ここには三角点はないが真新しい標石が埋め込まれていた。

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 山頂の岩の上からは360度の大展望が得られる。眼下には登って来た国見尾根の天狗岩と伊勢湾の眺めが、南には御在所岳が横たわり、北には釈迦ヶ岳、西には雨乞岳が目の前に。素晴らしい眺望。

国見岳より御在所岳
 御在所岳山頂付近の眺め。スキー場などがあり平らな台地。藤内壁がある同じ山とはとても思えない。

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 ところで、国見岳の山頂にはご覧の通り2つの標高表示板が向かい合わせに立てられている。標高の数字が食い違っているのは何故なんでしょう?

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 山頂からすぐの所の石門。これも奇岩のひとつ。まさしく門!上にも登れる。

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 国見峠へは激しくえぐれた溝道を下る。途中岩が点在する展望地に架かっていた朽ちたハシゴ。無理して降りたが脇から廻って行けたみたい。

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 「国見峠」 国見岳・裏道・御在所・愛知川(神崎川)への分岐地点

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 御在所岳へは再びザレた溝道をひたすら登る。振り返ると、歩いてきた国見岳や国見尾根がもうあんな遠くに!

御在所岳から鎌ヶ岳
 ロープウエイの駅がある朝陽台広場は行楽客で賑わっている。どうも落ち着いて休憩できる雰囲気じゃあないので、レストラン「アゼリア」横の2階建展望台へ。ここからは鎌ヶ岳や入道ヶ岳・遠くに仙ヶ岳などが一望できる。

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 帰りは一の谷新道を下る。初めて歩くルートですが、思いのほかハード!道は激しくえぐれていて段差もキツイ。ロープが垂らしてある場所がいくつかあり、ハイキングルートと呼ぶにはハードルが高い。途中「大黒岩」へ寄り道して行こうと考えていたんですが、気が付いたら岩ははるか上のほうになっていた。どこから入るのかまったく判りませんでした。写真はロープウエイと下界の眺め。

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 このルートは見所が少ないが、しばらく鎌ヶ岳が見守ってくれる。それにしてもきついルートです。尻込みするほどの急斜面を横切ったりして、油断すると危険な場所もいくつもあるので細心の注意が必要。下山ルートとしては最短時間で湯の山まで降りられる。

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 麓近くの松茸岩

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 途中昼食を摂り。下り始めて約2時間で御在所山の家に到着。自分たちのペースではこれが精一杯のタイム。

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 駐車スペースでは朝と違ってたくさんの車が停めてあった。三重県警のお二人が登山届けのチェックをしに来ていて挨拶されました。無事到着してやれやれ。今回は下半身が筋肉痛に支配されるのは時間の問題です(^_^;)



タグ:鈴鹿の山
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コメント 5

カメラ小僧

珍しく近場ではなく県外ですね!
それにしても、まあお歳に似合わず(失礼)頑張りますね!
感心いたしております。
by カメラ小僧 (2010-04-11 18:30) 

teppan

カメラ小僧さん元気ですか?

人生もとっくに半ばを過ぎ、もちろん若いとは言えませんが、山で出会う人々のほとんどは定年過ぎの先輩達ばかりですよ!お歳だなんて言ってる場合じゃありません~もっと働け~(^_^)
by teppan (2010-04-11 18:44) 

ぬうとりあ

先日、中日新聞で藤内小屋営業再開の記事が出てるのを見ました。国見尾根は1回だけ使った事ありますが、小屋から離れて直ぐにキツイ登りが始まり四肢すべてをフルに使って登った記憶があります。てっぱんさんの記事を拝見してたら、鎌ヶ岳&御在所に出掛けたくなってまいりました。
by ぬうとりあ (2010-04-21 21:48) 

teppan

ぬうとりあさん こんにちは

御在所はコースの多彩さ、奇岩の多さ、眺めの良さなど鈴鹿随一の山です。必死に登った後に待っている観光地化された山頂。この落差の大きさもまたこの山ならではですね。対して国見や鎌の山頂はいかにも山頂と言った感じ(山頂なんだからあたりまえか?)
by teppan (2010-04-22 19:33) 

ぬうとりあ

中道or一の谷新道でアゼリアにてビール。そこからアルコール抜きの為に一度下山して三ツ口尾根、長石尾根、長石谷などから鎌ヶ岳ってのを去年3回くらいやって病みつきになりました。登頂のみ目的なら鎌ヶ岳の山頂が一番好きですが、観光地御在所は一観光客に溶け込んで逆に楽しませてもらう発想にしました。
by ぬうとりあ (2010-04-29 23:31) 

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