SSブログ
 
 
[次項有]てっぱん家の地域別-山記事リストはここをクリックしてください!!
  teppanお気に入りのウェブページは下のリンクをクリッ 
[次項有]山歩き 関連のお気に入り
[次項有]ミツバチ関連のお気に入り

猿投山 北東尾根を歩く2008/7/10 [山歩き・ウォーキング]

2008年7月10日(木) 愛知県の猿投山、東の宮付近から北東に伸びる尾根を歩いてみました。

DSCF4433.jpg

猿投山の麓、北一色にあるループ状の林道は緑いっぱい!どこが道なのかな?(11:04)

※カッコ内の数字は写真の撮影時刻

 

ルート図はここをクリック

DSCF4411.jpg

観光展望台入口近くの駐車スペースからスタート。まずは東海自然歩道を進み、東の宮から100メートル程山頂方面に行った所から右上を戻るように分岐を進む。(9:48)

DSCF4414.jpg

小さな尾根を登り切るとさらに分岐。右方向へ行けば猿投山の最高地点へ着く。今回はここを左に曲がる!(9:52)

DSCF4417.jpg

写真の様な感じの尾根を麓に向かって降りて行く。(10:07)最初のうちは薄い踏み跡があるが途中からわからなくなった!歩けそうな場所を探しながら暗くて心細い尾根をクモの巣と小枝を払いながらズンズン進む。地図を見ると途中から尾根が二股に分かれているので、とりあえず左方向に向かって降りる。

DSCF4418.jpg 

尾根筋がはっきりとしてきて、再び回りが明るくなってきたら立ち枯れの木に出くわす。(10:10)

 明るく歩きやすくなってきたのでホッ!としたのもつかの間、突然何かが吠えたと思ったら目の前を獣が2頭突っ走って行った!小さい犬くらいの大きさだったが猪の子どもに違いない。ほんとにビックリしたなぁ!すると「ガルルルッ!」というか「ブルルルッ!」って表現したらよいのか、遠くの方で威嚇音?が聞こえたので谷底の方に目を凝らすと木々の間に大きな動物が移動して行くのが見えた。やばいっ!もしや猪の親では?襲われたらどうしよう!怖いので先に行くのをあきらめようかと思ったけど、こんな山の中ではどこに逃げても猪の速さに敵うはずがない!こうなったら意を決してして下ることにした。時々連れと大きな声で話し、猪をけん制しながら下る。(^^;)

DSCF4421.jpg

 そのまま下って行くと尾根の頭に到着(10:15)。向かって左側は広く伐採され、新しく植林されている。植え付けてまだ日が浅い様だ。植林地の縁に沿って下って行けそうでしたが、もう少し真っ直ぐ尾根を進んでみる。所々赤テープが枝に着けてある。少し進むと前方が明るくなってまた別の植林地に出た。ここからは北一色の集落が見えた。今回唯一の展望(写真下10:21)。

isiki.jpg

DSCF4429.jpg

尾根をそのまま下ろうとしたが、まったく踏み跡が判らなくなってしまったので見通しが利く植林地の中を下る。ところがこれがとても歩きにくい。シダをかき分け進むが方向が少しずつずれてきている様な気がしてきた為、再度左の森の中に戻り下ることにする。(10:25)

森の中はもう道も踏み跡も無い!最初の植林地の所を左に行けば良かったと少々後悔するが後の祭りだ!(T_T)。何度か尾根を乗り越え進むがどうも歩きにくい。そこで仕方なく谷底に降りて沢の中を歩くことにした。ところが少し進んだ所で立ちすくむ!急に目の前の沢が無くなっている。小さな滝だ!4~5メートルはありそうなのでさすがに降りられない。右側を巻きトラバースしようとした次の瞬間!足下が崩れて墜落(>_<)!「わあああぁぁぁー!」

ところが運良く枯れ木が谷に向かって立てかけたように倒れていたのでそれにしがみつき一気に落ちなくて済みました!あー運が良かった(^_^;) (下の写真の赤矢印が私が落ちた所で右端が滝です!木があってホント良かった。10:53)

DSCF4432.jpg

すねを擦りむきズボンも泥だらけ!猿投山を歩いていてこんな姿になるとは一体何やってんだか?救いようが無い馬鹿とは私のことです(^_^;)。

 後続の連れには私が落ちた右側ではなく滝の左側を降りる様に指示する。でも左側もけっこう難儀でした!そんなこんなで沢の中をじゅるじゅると歩くとやがて砂防ダムに出てその左側に地形図にある林道が見えた!何だかとても嬉しくてホッとしたのは言うまでもありません(^_^)。

DSCF4434.jpg

ループ状の林道の周囲には檜が植林されていてなんとなく雰囲気が良い所です。ここで小休止。(11:12)

DSCF4436.jpg野アザミ

DSCF4439.jpgDSCF4441.jpg

林道をさらに進むとまた分岐。右に行くと舗装された林道でぐるっと折り返して北一色の部落へ戻ると思われる。今回は左へ。分岐地点には炭焼き小屋?の跡みたいなのがあった。(11:22)

しばらく林道を道なりに進んでいく。途中で左に分岐があったのでこれだ!と勘違いして沢沿いを登ってみたらどうも違うみたいで引き返す。かなり登ったのにまた無駄足だ!気を取り直して分岐地点に戻り、再び元の林道を歩く。

DSCF4450.jpgsakana.jpg

間もなく右側に堰堤池がある。この堰堤は水が細い滝のように流れ落ちていてなかなか趣がある。池の上流から覗いてみると、なんと魚が泳いでいました!こんな小さな堰堤で魚がいるのを見たのは初めて。何て言う名前の魚だろう。(写真右・魚、わかるかな?…11:49)

DSCF4456.jpg

沢沿いを登っていきますが、これまたそのうちに踏み跡がはっきりしなくなる。今日は一度失敗して懲りていたので沢はどうも良い印象がない。そこで真っ直ぐ行かず写真の左側の斜面を登る。(11:54)「尾根を歩けばわかりやすいだろう」と言う単純な発想の基にまた辛い急斜面を登る。尾根上に辿り着いた後はほとんど人が歩いていない尾根を枝や草をかき分け進む事に…。ここでの希望は前回歩いたルート上の「南戸越峠」に行き着く事!でもGPSで確認すると、やはり沢沿いに歩くのが正しいルートみたいなので、再び谷に向かって降りて沢沿いを行く!まったく何やってんだか…。

DSCF4458.jpg南戸越峠(12:18)

道なき沢沿いを歩く事しばし、ようやく「南戸越峠」に辿り着く。相方も満身創痍で口数も少ない。「これだけ引きずり回されれば当たり前だ!」と言いたそうな顔です!m(_ _)m

DSCF4459.jpg

ここからは前回歩いたルートなので安心して歩く…と言いたい所だが今回は登り、いやーぁ!辛いのなんのって、おまけにまた猪が鼻を鳴らす音がするではありませんか…。疲れた身体にむち打ちひたすら必死に登る。相方の顔は今にも死にそうなほど悲壮な感じだ!(12:32)

DSCF4461.jpg

雨量計を過ぎ(12:40)

DSCF4464.jpg

そしてやっと猿投山の主稜線に辿り着いた!(12:46)たまたま出くわした他の登山者に「山頂はどっちですか?」と尋ねられた。普通人が歩かない方向から私達が出てきたのだから聞かれるのも無理ないね…。今回はたいした距離を歩いた訳でもないのに疲れたーっ!

この後東の宮で少し遅い昼食を摂る。東の宮は他の登山者のグループなどで賑わっていた。自分たちは服やザックが泥だらけ!異空間からやって来たみたいで、なんだか場違いな感じでした。

DSCF4470.jpg

東の宮からは途中東海自然歩道を左にそれ、近道を歩いて観光展望台へ(13:44)

ten.jpg

観光展望台。今の季節は回りの木が生い茂ってきて今ひとつの展望です。

その後無事家路に着くことができました!アドベンチャーも程ほどにしないとね!(^_^;)

 

 

 

 

 

 


タグ:猿投山
nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

カメラ小僧

今日のは大作ですね!
それにしても怪我が無くって良かったですね!
イノシシも・・・。
お気をつけ下さい。
次回作も楽しみにしてます。
by カメラ小僧 (2008-07-13 10:02) 

teppan

カメラ小僧さんコメントありがとう!

「イノシシと鉢合わせして体当たりを食らい怪我をした!」というニュースを聞いたことがあるので、ほんとびびってしまいました。山中を駆ける動物を目の当たりにすると人間の無能力さを思い知らされます。私が落ちたガケも獣にとってはなんでもないんでしょうね。

by teppan (2008-07-13 20:07) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0