SSブログ
 
 
[次項有]てっぱん家の地域別-山記事リストはここをクリックしてください!!
  teppanお気に入りのウェブページは下のリンクをクリッ 
[次項有]山歩き 関連のお気に入り
[次項有]ミツバチ関連のお気に入り

【東三河】聖山・遠望峰山 2021/12/15 [山歩き・ウォーキング]

DSC02420.JPG
 落合川に架かる公園橋から見上げる聖山

 
 
 teppan家の「愛知の130山」巡り、最後に残った1座は蒲郡市にある聖山。初代ガイドブックを手に入れてから苦節30年?ようやく完登達成する日がやってきました。この日は山友のkameさんとhoroyoiさんがご一緒して下さることになりました。


DSC02344.JPG
 集合場所のJR蒲郡駅へ向かいます。(愛知環状鉄道・新豊田駅にて)



DSC02352.JPG
 蒲郡駅南口に展示されているヨットは、アメリカズカップに挑戦した日本チームの練習艇。



DSC02356.JPG
 メンバーとは電車内で合流しました。北口からハイキングスタート。



DSC02353.JPG
 駅前にあったご当地物「みかんポスト」蒲郡はみかんの栽培が盛んです。



DSC02357.JPG
 駅前から後で登る予定の遠望峰山が見えました。白い建物は中腹にあるホテル。



DSC02359.JPG
 昭和の雰囲気が漂う県道沿いの商店街。



DSC02360.JPG
 市街地を北へ向かいます。



DSC02362.JPG
 街歩きはお店ウォチングも楽しみのひとつ。写真はうどん・そばなどの麺屋さん。



DSC02365.JPG
 途中のお菓子屋さんでメンバーの一人が何か購入していました。



DSC02370.JPG
 まずはお寺に立ち寄ります。天桂院の入口は東海道新幹線の高架下にありました。



IMG_4300.JPG
 龍台山・天桂院 蒲郡を拠点とした竹谷(西郡)松平氏の菩提寺です。(kameさん撮影)



DSC02377.JPG
 徳川家康の異父妹「天桂院」が寺の名前の由来。ご本尊は十一面千手観音。



DSC02383.JPG
 境内で見かけたクチナシの実



DSC02388.JPG
 竹谷松平氏代々の廟所、天桂院さま(於大の方の娘)のお墓も並んでいます。



DSC02392.JPG
 北玉時代を築いた蒲郡出身の横綱「玉の海」のお墓。27歳の若さで亡くなり、今年(2021年)は没後50周年の法要が営まれたようです。



DSC02397.JPG
 お寺の敷地から見た遠望峰山と聖山。



DSC02399.JPG
 お寺の北隣にある中央公園から眺めた五井山、整った姿をしています。



DSC02405.JPG
 南には三河湾の先に渥美半島の蔵王山と衣笠山。



DSC02406.JPG
 そして西側には幡豆の三ヶ根山。



DSC02408.JPG
 公園で一番高いところが天桂院山の頂上です。四等三角点「荒子」51.04mがありました。



DSC02412.JPG
 頑丈な鉄扉のお堂を覗くと、千手観音石像と”南無大悲観世音菩薩”と書かれた提灯ありました。天桂院のご本尊を勧請したものでしょうか?
(備忘録)慈悲の”慈”とは楽を与えることで”悲”は苦しみを除いてくれること。観音様の慈悲はすべての人を等しく愛する広大なもので「大慈大悲」という。


DSC02415.JPG
 蒲郡中央公園は桜の名所として市民に親しまれているそうです。



DSC02416.JPG
 まだカエデの紅葉が残っていました。



DSC02418.JPG
 この公園は海岸から2キロくらいの場所にありますが、結構標高があるんですね。



DSC02419.JPG
 戦没者慰霊平和塔



DSC02428.JPG
 赤日子神社を参拝。蒲郡市内で最も古い神社で、航海、雨乞、五穀豊穣の神様を祀る。聖山山頂直下の磐座(お皿様)はこの神社の奥宮です。



DSC02433.JPG
 赤日子神社から東へ500mほどの所にある水竹神社。



DSC02435.JPG
 こちらにも参拝しました。拝殿内に玉の海の肖像画が掛かっていたようですが未確認。



DSC02437.JPG
 「玉の海」参拝記念樹、横綱手植えのヒノキです。



DSC02441.JPG
 水竹神社から北へ、北部小学校横を通過。



DSC02445.JPG
 水竹神社から北へ約700m、クスノキの巨樹を見に来ました。以前訪れた際に利用した駐車場は民家が建っていて、新しい駐車場(写真)がクスノキから200mほど北に設けてありました。



DSC02447.JPG
 清田の大クス、幹周り14mで中部地方有数の巨樹です。八幡太郎義家(源義家)東征の記念樹であるという伝説があるそう。



DSC02451.JPG
 推定樹齢1000年以上、国指定天然記念物になっています。この付近にはこのような大クスが何本か立っていたが、農地や宅地開発で姿を消してしまったと案内書きにありました。



DSC02452.JPG
 メンバーがお菓子屋さんで買ってくれたどら焼き、行動食でいただきました。



PC150115.JPG
 樹高22m、樹勢は今なお盛んでした。(kameさん撮影)



DSC02456.JPG
 蒲郡市内の山裾では温暖な気候を利用した柑橘栽培の温室が幾つも見られました。



DSC02458.JPG
 露地栽培のミカンは収穫されないまま放置された木が幾つもありました、勿体ない気がするのは素人だからかな?


DSC02461.JPG
 露地栽培のレモンもありました。



DSC02464.JPG
 「弘法大師道」の石碑のところから間もなくすると、



DSC02466.JPG
 弘法堂があります。



DSC02467.JPG
 中には弘法大師像が納められていました。



DSC02469.JPG
 弘法堂のすぐ裏手、民家の間から聖山に取り付きます。



DSC02471.JPG
 見事な石垣が組まれたみかん畑。



PC150122.JPG
 竹林の中を登っていきます。(kameさん撮影)



DSC02483.JPG
 倒壊した小屋の横から車道に出て左へ少し歩くと、



DSC02484.JPG
 獣除けフェンスの扉のが聖山の登山口になっています。



DSC02487.JPG
 麓からも良く見える鉄塔の下を通過。



DSC02491.JPG
 しばらく登ると磐座(お皿様)が現れました、ここが赤日子神社の奥宮です。



DSC02495.JPG
 磐座のすぐ上が聖山の山頂。



PC150138.JPG
 teppan夫婦はここで愛知の130山完登達成です!記念書きはhoroyoiさんがわざわざこの日のために用意してくれました、嬉しかったですね~(kameさん撮影)



DSC02497.JPG
 里山に良くある一直線の急登を終えると、



PC150145.JPG
 三河湾スカイラインを横断する地点に出ました。(kameさん撮影)



DSC02503.JPG
 道路反対側に標識、ここから遠望峰山へ。



DSC02505.JPG
 急な道を登っていくと駐車場跡地に出ました。



DSC02506.JPG
 駐車場の周囲に幾つか建っている電波塔。平成10年(1998年)まで営業していた「とぼねスカイランド」の駐車場だと思われます。



DSC02507.JPG
 閉鎖された駐車場は草が茂っていました。



DSC02508.JPG
 敷地の南側に草刈りされた展望地があるので、ささやかに愛知の130山・完登達成記念パーティーをしました(^^



DSC02511.JPG
 まずはこれで乾杯!
teppanは公共交通機関でアプローチするハイキングを「プレモルハイク」と勝手に呼んでいます。山SNSのレポートの方には受け狙いでそのタイトルでアップしています。理由は単純、缶ビールの中でプレミアムモルツが一番好みだから(^^



IMG_3337.JPG
 参加した皆さんに喜んでもらおうと、おでん種を担いできました。冬の山で食べるおでんは最高に美味しいですね。



DSC02521.JPG
 煮ると倍くらいに膨らむ”はんぺん” 正式には「浮きはんぺん」と呼ぶんだそうですね。
ちなみにteppanの住む愛知県では、”はんぺん”とは関東で言うところの”薩摩揚げ”を指す言葉なんです。以前はこの地方でこのようなまっ白な”はんぺん”は売られていませんでしたが、現在はスーパーで普通に買える様になりました。”はんぺん”どうぞ!と言われてこれが出てきた時はカルチャーショックでしたね(^^



DSC02522.JPG
 展望地からの眺め、三河湾に浮かぶ三河大島と渥美半島の山々。



DSC02528.JPG
 おでんパーティーを終えて展望地を後にしました。西へ少し移動して写真の階段を登ると、



DSC02530.JPG
 遠望峰山の山頂です。ここは昔人工スキー場のリフト終点や展望台があった辺りだと思います。



PC150164.JPG
 かつてゲレンデだった斜面を下る。(kameさん撮影)


DSC02545.JPG
 この階段を降りたところがホテル「天の丸」の入口。



DSC02546.JPG
 向かって左の林道に入りました。(林道・遠望嶺支線の標識あり)



DSC02549.JPG
 この交差点を左へ進み、幸田の町へ向かって下って行きます。



DSC02554.JPG
 車道沿いに遠峯展望台、ベンチとテーブルが置いてありました。



DSC02556.JPG
 西方向に展望、幸田の町の向こうに茶臼山、水晶山、万燈山などが見えました。



DSC02560.JPG
 幸田町の健康の道コースになっているんですね。



DSC02573.JPG
 こんな水場の反対側、



DSC02574.JPG
 ここから不動ヶ滝キャンプ場へ



DSC02580.JPG
 キャンプ場内の黄葉



DSC02577.JPG
 不動明王の祠


DSC02581.JPG
 バーベキュー場



DSC02584.JPG
 参道を下って道路に出ます。


DSC02586.jpg
 道路を横断して遊歩道を下っていくと、



DSC02589.jpg
 貴嶺宮の駐車場に出ます。



DSC02591.JPG
 真新しい立派な神社でした。



DSC02603.JPG
 さらに下って不動ヶ池公園に到着。



DSC02611.JPG
 夕日を眺める3人



DSC02613.JPG
 池の周りの山肌が綺麗に色づいていました。



DSC02621.JPG
 午後4時30分、もうすぐ日没を迎えます。


DSC02624.JPG
 振り返ると遠望峰山



DSC02625.JPG
 「荻城跡」の石碑。岡崎五人衆として松平信忠・清康に仕えた内藤義清の居城があったとされる。teppanの住む豊田市に七州城跡がありますが、同じ内藤氏の系統のようです。



DSC02628.JPG
 国道を横断して本日の第2パーティー会場に着きました。



DSC02630.JPG
 忘年会を兼ねて打ち上げ、お疲れさまでした。



DSC02636.JPG
 久しぶりの焼肉、話題の中心はやはり「山」ですね。



PC150193.JPG
 JR幸田駅に着いて本日の予定終了です。(kameさん撮影) 総所要時間9時間40分の内、宴会が4時間15分というハイキングでした(^^;



(あとがき)
 聖山は遠望峰山と尾根続きの山、遠望峰山を登ったついでに登頂する人がほとんどなのですが、teppanが初めて遠望峰山を登った時には全く興味が無かったので行かずじまい。初代ガイドブックを手にれてから約30年、これまでずっと登頂する事はありませんでした。しかし約3年前に、今さらながら「愛知の130山」を全部制覇しようと言う気になったので、じゃあフィナーレに登頂してやろう!となりました。全く興味が無かった山が記念すべき山に、自分らしくて良いかな?と思った次第です。

 そんな選外の聖山、どうせならプレモルハイク(公共交通機関利用ハイキング)にして、蒲郡駅からお寺や神社に立ち寄りながら歩いてみようかな?そんなteppan_の企画に賛同してお付き合い下さったkameさんとhoroyoiさんに感謝です、おかげさまで心に残る130山完登達成となりました。

(備忘録)
・龍台山 天桂院 
 松平守家の菩提を弔うために創建された曹洞宗の寺院。徳川家康の父違いの妹(於大の方の娘)の院号(天桂院)が寺の名前になっている。竹谷松平氏代々のお墓と、北の富士のライバルで親友だった蒲郡出身の大横綱「玉の海」のお墓がある。

・赤日子神社
 蒲郡市内で最も古い神社で、航海、雨乞、五穀豊穣の神様を祀る。聖山山頂直下の磐座(お皿様)はこの神社の奥宮。

・清田の大樟(せいだのおおくす)、国指定天然記念物
 幹周り14.3m、愛知県下最大のクスノキ。樹齢1000年以上と言われている。八幡太郎義家(源義家)東征の記念樹であるという伝説あり。

タグ:愛知のお山
nice!(7)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 7

コメント 4

Jetstream

愛知130座完登、おめでとうございます。
忘年会も楽しかったようですね。!(^^)!
by Jetstream (2021-12-22 17:25) 

teppan

こんにちはJetstreamさん

 最近まで全山完登するつもりは無かったのですが、今さらながらその気になってフィナーレを迎えることができました。

 日本百名山の完登なんてとても無理ですが、せめて県内の山ぐらいはと頑張ってみました(^^)
by teppan (2021-12-23 18:10) 

teln

過去記事にすんませーん今日気づいたもので。
見慣れた景色、こんなとこにまで出没されているとは!

コンプリートおめです!モチベすごい。ついでにことよろ〜。
by teln (2022-01-07 17:18) 

teppan

telnさん、あけましておめでとうございます

 当初は全山コンプリートするつもりは無かったんですが、3年くらい前になってようやくその気になりました。

 そして最後に残ったのが、これまで全くが登る気が起きなかった聖山だったのです(笑)

 ということで、今年もよろしくお願いします

by teppan (2022-01-08 09:53) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。