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【西三河】20年ぶりの十明山 2021/6/17 [山歩き・ウォーキング]

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 湧き上がる入道雲、十明山の展望地から


場所・山行日
 「十明山:とみょうざん:571.92m:二等三角点 」
 愛知県豊田市四ツ松町十明山地内
ルート  百田バス停~北登山口~林道~山頂~平蔵集落~南登山口~バス停
歩行距離 5.6Km(平面距離)
標高差  北登山口(+185m)山頂(-130m)南登山口(-55m)バス停
所要時間 03時間16分 12:59~16:15 (休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら

 十明山に初めて登ったのは2001年、それ以来2度目の訪問です。

 この山の麓に「平蔵」という、わずか2軒ほどの集落があるのですが、20年前この山に登る際に集落を通りがかったとき、たまたま炭焼き作業をしているおじさんに出会いました。

 ”作業中の写真を撮らせてもらって良いですか?”と訪ねたら、鼻の頭を真っ黒にしながら、”写真に写るなんて恥ずかしいなあ!”と照れながらも撮影を許可してくれました。その時の炭焼窯は今どうなっているのかな?ふと懐かしい思いに駆られ、久しぶりに訪れてみることにしました。

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 「百田(ひゃくた)SB」バス停付近からスタート、足助のミニバン地域バス路線。


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 北口から入りました。


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 入口に佇む馬頭観音。


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 まだ山に連れて行くには早い年齢でしたが、おチビさんも一緒に連れて行くことにしました。


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 見るもの聞くもの、何でも新鮮なようで、時々歓声をあげていました。


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 林道に入ったところ。


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 里山の新緑がまばゆい季節になりました。


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 リョウブの花。


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 ここから山道へ入りました。しばらく歩くと藪がかってきて、おチビちゃんを連れて歩くにはちょっと無理がありました。交代で抱っこしたりして何とか切り抜けましたが、体は小さくても重いこと重いこと…疲れました~(汗)


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 無事山頂に到着してホッとひといき。


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 二等三角点「四ツ松村 571.92m」


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 十明神社奥宮を参拝。


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 真新しい山名標識。


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 この山の南東斜面にはたくさんの社が点在しています。山頂から下った所の広場(写真)には、立山神霊・白之大明神・富士ノ山神霊・漢拏神霊の石柱が立っています。全部山の神様でしょうか?漢拏山(ハルラサン)は韓国最高峰。


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 奥の見晴らしの良い所にあった御影石テーブルを借りてランチにしました。花崗岩って日光が当たると熱を蓄えるものなんですね、結構熱くなっていて驚きました。


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 寧比曽岳、出来山、鷹ノ巣山などが見えました。


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 ツツジ


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 100円ショップで購入したバブルマシン(自動回転シャボン玉メーカー)、ご機嫌をとるために持って来ました。次々とシャボン玉が出てきて大人も楽しい!なかなか優れものです。



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 こちらは上社広場


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 ズラリと並ぶ奉納幟


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 下山は尻餅をつきそうな急坂を慎重に下る。上に駐車場があるのですが、車で走るには結構難儀しそうな斜度と荒れ方でした。


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 配水施設のところで舗装路に出ました、平蔵集落(右)へ向かいます。


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 桜が植栽されているようですね。


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 長い下り坂、昨日の雨で滑りやすいので慎重に。


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 平蔵集落に着きました。記憶によれば、確かこの蔵の向こうに炭焼窯があったはず。


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 ありました!


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 20年前、ここで炭焼きのおじさんに出会いました。(当時の写真)


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 窯は当時のまま残っていましたが、入口が塞がれ使われている気配はありませんでした。


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 当時撮影した平蔵集落写真、後ろが十明山です。


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 あれから20年、杉の木が伸びて蔵が隠れてしまったこと以外ほとんど変わっていません。


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 体長5センチくらいのオオスズメバチの女王。この季節はまだ単独行動なので、ちょっかいを出さなければ襲われることはありません。


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 おチビちゃんは途中で夢の中へ撃沈しました(^^


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 ササユリの花 色も控えめで香りもキツ過ぎない、清楚な感じでユリの中でも大好きな種類です。


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 ここで県道に出ました。後は舗装路をひたすら歩いて駐車地へ向かいます。


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 入口にあった神社の案内。


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 ホタルブクロ


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 道路脇でウツボグサをたくさん見かけました。


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 駐車地まであとわずか、ちょっと苦労しましたが良い気分転換になりました。


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 友人に紹介してもらったガイドブック、最近手に入れました。



(あとがき)

 ちょうど今から20年前のこと、某団体の大役を任される事になり、希望と同時に不安を抱えていました。そんな時登ったのがこの十明山です。なぜこの山を選んだのかは覚えていませんが、一時でも重圧から逃れようとしていたのだと思います。

 急な坂道を登っていくと山頂直下の斜面は切り開かれたばかり、木が全く生えていない造成地に鳥居と社がたくさん点在していて、異様な雰囲気に包まれていたのを覚えています。
 山頂広場に着くと十明神社の奥宮と三角点がありました。その場所だけは途中の造成地とは雰囲気が違い、昔から地元の人達に大切にされてきた様子で、とても落ち着ける場所でした。

 眺めもなくこれと言った特徴もない、ごくありふれた三河の里山でしたが、静かな山頂に佇んでいる内に気分も晴れ、開き直ることができました。下界で悩んでいることがバカバカしく思えてくる、そんな力が山にはある様に思います。20年経った今、当時のまま変わらない山頂に立ってみると、小さな事に悩んでいた自分が懐かしく、微笑ましい気持ちになりました。

 久しぶりに訪れた十明山は造成地にも木々が茂り、あの時違和感を感じた鳥居や社もすっかり山に溶け込んでいました。ちょうど20数年前、地元集落の共同所有だった山を宗教法人が買い取って現在の姿になったようです。

(炭焼窯)
 20年前におじさんと出会った炭焼窯は当時のままでしたが、入口に雑然と物が置かれていて、もう長い間使われていない様子でした。奥の住宅は朽ちかけていて人の気配はなく、センチメンタルな気分になったのは言うまでもありません。
 離れていく集落を振り返ると、炭焼窯近くに立つ杉の木が高くなっていること以外、20年前にタイムスリップしたかのように変わらない風景でした。懐かしいような寂しい様な、そんな気持ちで集落を後にしました。

タグ:愛知のお山
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Jetstream

おチビさんとの山歩きも楽しそうですね。!(^^)!
そうです、山の頂に立つと下界のことは些細なことに思えます。
私も楽しむだけでなく、助けられました。
by Jetstream (2021-06-26 11:54) 

teppan

こんにちは Jetstreamさん

 モヤモヤする事があったとき、山を歩けば気分がスッキリしますよね。冷静になって、客観的に自分を見つめ直すことできるからなのかもしれませんね。

 おチビさんを連れて行くにはちょっと早かったです。でも、楽しそうな顔を見ていると、連れて行った甲斐がありました。12キロあるので重かったですが^^;
by teppan (2021-06-28 09:00) 

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