teppanお気に入りのウェブページは下のリンクをクリック!
【西三河】猿投山から折平山縦走 2020/11/18 後編 [山歩き・ウォーキング]
岩の上で猿投山を見守る天狗像(折平山・天狗岩にて)
場所・山行日 |
「猿投山:さなげやま:628.98m:一等三角点」
「折平山:おりだいらやま:628.35m:三等三角点」 2020年11月18日(水) |
||
ルート | 駐車地~猿投山頂~戸越峠~折平山~天狗岩展望台~県道出合 ~猿投山(展望地)~駐車地 |
||
歩行距離 | 16.7Km(平面距離) | ||
標高差 | 駐車地(+140m)猿投山頂(-260m)戸越峠(+260m)折平山頂(-80m)展望台 (-165m)林道出合(-90m)県道出合(+310m)南ア展望地(-130m)駐車地 |
||
所要時間 | 09時間52分 06:44~16:36 1.7km/h(休憩・昼食時間含む) Google earth俯瞰図はこちら |
猿投山の西の宮からスタートした折平山への縦走ハイキング、後編は折平山頂から天狗岩を巡り猿投山まで登り返すまでのレポートです。 (前編)猿投山~折平山は こちらをクリック!
前編では猿投山中腹にある西の宮から猿投山へ登頂、北尾根を下り戸越峠経由で折平山の山頂まで登ってきました。
折平山頂の三角点。落葉が敷き詰められて良い雰囲気です。AM10:58
山名標識各種。12年前にここへ訪れた時には何もありませんでした。
これはクルマのアクセサリーパーツでしょうか?
山頂を後にして天狗岩へ向かいます。ドトールコーヒーのカップ、これも道標です。
派手さはありませんが明るくて良い雰囲気です。落葉を踏み締めながら気分よく歩けました。
610mピーク手前の分岐です。ここから支尾根を下って天狗岩へ行ってみます。AM11:06
分岐から400mほど下ると案内標識。尾根なりに真っ直ぐ行くと第1天狗岩経由で展望台へ、右へ斜面を下れば第2天狗岩があります。まずは第2天狗岩へ行ってみました。
急な山腹を恐る恐る下ると第2天狗岩。AM11:25
高さ5メートルはありそうな独立した大岩の上に天狗像が置かれていました、いったいどうやって登ったのでしょう?
第2天狗岩から山腹を平行移動する様に付けられた道を行きます。谷に落ちたら危険なので油断しないように。
道から少し逸れた所に巨岩が折り重なった場所があり、
岩の間に第3天狗様(烏天狗)が居らっしゃいます。AM11:31
遊歩道をそのまま下って行けば帰りに歩く予定の林道に出ますが、展望台と第1天狗岩のある場所に行くため途中から鉄塔管理道を登り返しました。
鉄塔下にある展望台までやってきました。
上に登ってみると、
東麓がワイドに一望できます。お天気が良ければ南アルプスも見ることができます。AM11:40
南には午前中に北尾根を下ってきた猿投山が見えます。
北方向。
展望台の真下でランチ、カップ麺と肉まんを蒸して食べました。
食後に鉄塔すぐ上の大岩にある第1天狗様に会ってきました。(冒頭写真も同じ)
花崗岩の大岩が点在するこの辺りには天狗伝説があります。説明書きによりますと、明治時代に大天狗・小天狗・烏天狗などの像が設置されたが、1959年の伊勢湾台風の際に行方不明となった。その後1995年に天狗像2体が天狗岩奉賛会により奉納されたとあります。
休憩後は展望台から遊歩道を下って猿投山へ戻ります。
ここで修行された行者様の記念碑?大正四年建立とありました。PM0:36
少し下って奥に進んだところにも社があり、こちらには行者像?が祀られていました。PM0:40
大岩に刻まれた文字、修行の山だったことが窺われます。他にも幾つかこうした岩がありました。ここで修行していた行者様が天狗伝説の元になったのかもしれませんね。
不動の滝
谷沿いの道を下って林道へ。
林道は現在通行止めになっています。PM0:54
柵から100mほど進むと林道が大きく崩れていました。これではさすがに車は通れませんね。PM0:58
「林道 戸越西市野々線」銘板
落葉の積もる林道歩きは結構アップダウンがあって疲れます。
これは? テンナンショウ(マムシグサ)が枯れたもの。幽霊みたいで不気味ですね。
ひたすら歩いて県道が見えてきました。午前中に横断した戸越峠より1キロほど東に下ったあたりになります。PM1:48
県道を横断してすぐにある橋を渡って、また別の林道に入りました。猿投山へは往きとは違う尾根を登り返す予定です。PM1:50
藪がかった林道を終点まで歩いて行くと、
堰堤が見えてきました。この上流を左岸から右岸へ渡渉し、写真向かって左の堰堤脇から尾根に取り付きました。
ここが取り付き地点、何となく踏み跡があります。PM1:58
広い場所に出ると股下くらいの笹藪、適当なところを歩きました。
途中から分かりやすいヤセ尾根に変わりましたが…
今度はシダの藪です、やれやれ…
岩があったり灌木が邪魔したりで難儀しながらの登り。
ここで別の尾根に合流しました。PM2:34 右へ行けば午前中歩いた猿投山北尾根に出ますが、
少し登ったここから小尾根を下降しました。
北一色林道に着地。PM2:53
せっかく稼いだ標高も、これで100m分吐き出してしまいました。なぜこんな無駄なことをするのか?と言われそうですが、歩いてみたい尾根があったから。その尾根を登り切った地点にteppanが設置した看板があるのです。
林道終点まで歩いて写真の場所からまた別の林道へ。PM2:56
さらに林道を上ること200mほど、この地点から尾根に取り付きました。PM3:02
藪がかった尾根を登っていきます。疲れて口数が少なくなってきました^^;
日が陰って暗くなってきた急斜面を、何度も立ち止まりながらも必死に登りました。写真で見るよりもずっと急で息も絶え絶え(汗)
やがて緩やかになり、枝のバッテン印が見えてきたら、
teppanが設置した看板のある展望地に到着です。最後に林道をそれてから50分、いやあ~疲れました。PM3:53
歩いてきた折平山を眺めながらホッとひと息。写真中央右に写っている3つの鉄塔の内、一番右が天狗岩展望台のある場所です。
後は勝手知ったる道を行くだけ。さすがにこの時間だとハイカーには誰ひとり会いませんでした。
猿投山名物カエル石。PM4:09
日没がせまってきました。
西の宮に戻りお礼参拝して、PM4:27
無事駐車地まで戻ってきました。PM4:34
【道しるべコレクション】
今回のハイキングでは多種多様なマーカーや標識を見かけましたが、ちょっと多すぎる気がしました。本記事内で紹介できなかったものを一覧で載せておきます。
折平山頂の三角点。落葉が敷き詰められて良い雰囲気です。AM10:58
山名標識各種。12年前にここへ訪れた時には何もありませんでした。
これはクルマのアクセサリーパーツでしょうか?
山頂を後にして天狗岩へ向かいます。ドトールコーヒーのカップ、これも道標です。
派手さはありませんが明るくて良い雰囲気です。落葉を踏み締めながら気分よく歩けました。
610mピーク手前の分岐です。ここから支尾根を下って天狗岩へ行ってみます。AM11:06
分岐から400mほど下ると案内標識。尾根なりに真っ直ぐ行くと第1天狗岩経由で展望台へ、右へ斜面を下れば第2天狗岩があります。まずは第2天狗岩へ行ってみました。
急な山腹を恐る恐る下ると第2天狗岩。AM11:25
高さ5メートルはありそうな独立した大岩の上に天狗像が置かれていました、いったいどうやって登ったのでしょう?
第2天狗岩から山腹を平行移動する様に付けられた道を行きます。谷に落ちたら危険なので油断しないように。
道から少し逸れた所に巨岩が折り重なった場所があり、
岩の間に第3天狗様(烏天狗)が居らっしゃいます。AM11:31
遊歩道をそのまま下って行けば帰りに歩く予定の林道に出ますが、展望台と第1天狗岩のある場所に行くため途中から鉄塔管理道を登り返しました。
鉄塔下にある展望台までやってきました。
上に登ってみると、
東麓がワイドに一望できます。お天気が良ければ南アルプスも見ることができます。AM11:40
南には午前中に北尾根を下ってきた猿投山が見えます。
北方向。
展望台の真下でランチ、カップ麺と肉まんを蒸して食べました。
食後に鉄塔すぐ上の大岩にある第1天狗様に会ってきました。(冒頭写真も同じ)
花崗岩の大岩が点在するこの辺りには天狗伝説があります。説明書きによりますと、明治時代に大天狗・小天狗・烏天狗などの像が設置されたが、1959年の伊勢湾台風の際に行方不明となった。その後1995年に天狗像2体が天狗岩奉賛会により奉納されたとあります。
休憩後は展望台から遊歩道を下って猿投山へ戻ります。
ここで修行された行者様の記念碑?大正四年建立とありました。PM0:36
少し下って奥に進んだところにも社があり、こちらには行者像?が祀られていました。PM0:40
大岩に刻まれた文字、修行の山だったことが窺われます。他にも幾つかこうした岩がありました。ここで修行していた行者様が天狗伝説の元になったのかもしれませんね。
不動の滝
谷沿いの道を下って林道へ。
林道は現在通行止めになっています。PM0:54
柵から100mほど進むと林道が大きく崩れていました。これではさすがに車は通れませんね。PM0:58
「林道 戸越西市野々線」銘板
落葉の積もる林道歩きは結構アップダウンがあって疲れます。
これは? テンナンショウ(マムシグサ)が枯れたもの。幽霊みたいで不気味ですね。
ひたすら歩いて県道が見えてきました。午前中に横断した戸越峠より1キロほど東に下ったあたりになります。PM1:48
県道を横断してすぐにある橋を渡って、また別の林道に入りました。猿投山へは往きとは違う尾根を登り返す予定です。PM1:50
藪がかった林道を終点まで歩いて行くと、
堰堤が見えてきました。この上流を左岸から右岸へ渡渉し、写真向かって左の堰堤脇から尾根に取り付きました。
ここが取り付き地点、何となく踏み跡があります。PM1:58
広い場所に出ると股下くらいの笹藪、適当なところを歩きました。
途中から分かりやすいヤセ尾根に変わりましたが…
今度はシダの藪です、やれやれ…
岩があったり灌木が邪魔したりで難儀しながらの登り。
ここで別の尾根に合流しました。PM2:34 右へ行けば午前中歩いた猿投山北尾根に出ますが、
少し登ったここから小尾根を下降しました。
北一色林道に着地。PM2:53
せっかく稼いだ標高も、これで100m分吐き出してしまいました。なぜこんな無駄なことをするのか?と言われそうですが、歩いてみたい尾根があったから。その尾根を登り切った地点にteppanが設置した看板があるのです。
林道終点まで歩いて写真の場所からまた別の林道へ。PM2:56
さらに林道を上ること200mほど、この地点から尾根に取り付きました。PM3:02
藪がかった尾根を登っていきます。疲れて口数が少なくなってきました^^;
日が陰って暗くなってきた急斜面を、何度も立ち止まりながらも必死に登りました。写真で見るよりもずっと急で息も絶え絶え(汗)
やがて緩やかになり、枝のバッテン印が見えてきたら、
teppanが設置した看板のある展望地に到着です。最後に林道をそれてから50分、いやあ~疲れました。PM3:53
歩いてきた折平山を眺めながらホッとひと息。写真中央右に写っている3つの鉄塔の内、一番右が天狗岩展望台のある場所です。
後は勝手知ったる道を行くだけ。さすがにこの時間だとハイカーには誰ひとり会いませんでした。
猿投山名物カエル石。PM4:09
日没がせまってきました。
西の宮に戻りお礼参拝して、PM4:27
無事駐車地まで戻ってきました。PM4:34
【あとがき】
このルートで一番のネックは歩道のない県道を横断すること。意外に交通量が多く、歩行者スレスレで通過する車両もあり大型ダンプも多いです。恐怖を乗り越え?到着した山頂は落葉が敷き詰めらていて、以前訪れた時の暗い印象とは正反対の、明るくて雰囲気の良い場所でした。
東へ派生する支尾根上に花崗岩の大岩が点在していて、天狗伝説の残る山として地元では知られています。いったいどうやって登ったのか?高さ5メートルはありそうな独立した大岩の上に天狗像が置かれていて「天狗岩」と呼ばれています。鉄塔下には東麓をワイドに一望できる展望台があり、お天気が良いと南アルプスも眺めることができます。
県道から猿投山への登り返しは踏み跡のない尾根歩き、疲労もピークになったころに登る急斜面に息も絶え絶え…日も陰って暗くなってくるしで必死に登りました。展望地にある「猿投山の日」看板が見えた時、心底ホッとしたのは言うまでもありません。
鈍足非力な私達にとって想像通りタフな行程でしたが、なんとか歩き通す事ができて満足しました。
【道しるべコレクション】
今回のハイキングでは多種多様なマーカーや標識を見かけましたが、ちょっと多すぎる気がしました。本記事内で紹介できなかったものを一覧で載せておきます。
コメント 0