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【奥三河】古町高山・碁盤石山 バリルート周回 2020/6/17 [山歩き・ウォーキング]
新緑の木々に笹の林床が美しい。(碁盤石山・南峰手前の尾根で)
場所・山行日 | 「古町高山:ふるまちたかやま:1055m:独標」 「碁盤石山:ごばんいしやま:1189.79m:二等三角点」2020年6月17日(木) |
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ルート | 町道駐車地~古町高山~町道~東尾根取付き~碁盤石山南峰~碁盤石山山頂 ~富士見岩~碁盤石山南峰~南東尾根~駐車地 |
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歩行距離 | 7.6Km(平面距離) | ||
標高差 | 駐車地(-14m)鞍部(+140m)古町高山(-140m)鞍部(-75m)東尾根取り付き (+340m)碁盤石山南峰(-240m)町道出合 |
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所要時間 | 06時間35分 07:52~14:28? 1.1km/h (休憩・昼食時間含む) ルート図はこちら Google earth俯瞰図はこちら |
愛知の130山巡り、前回レポートした大野山の登頂を終え、次に予定していた古町高山と碁盤石山を歩くため車で移動しました。
町道「名倉津具線」を笹暮峠から1キロほど東へ進んだ地点、道路脇の作業スペース(1台分)に駐車させてもらいスタート。AM7:55
町道がクネクネと6~7連続カーブするあたり、赤・黄のテープが巻いてある木が古町高山への目印、保安林の標識が立っています。AM8:00
斜めに下って第1鞍部(標高902m独標)。
古いテープマーカー、山頂まで点々と付いていました。
進行方向が90度変わる地点にもしっかりテープがありました。AM8:07
第2鞍部を過ぎて広い北西尾根の斜面に出ました、見上げる急斜面にタメ息が出ますね…AM8:18
タツナミソウがチラホラとありました。
尾根の北側は自然林、登って行くとブナが現れました。AM8:40
適当にジグザグを切り、喘ぎながら急斜面を登ります。山頂が近づいてくると林床にコアジサイの群生があり、これから花が咲きそうな状態でした。
植林の山頂に到着。AM8:53
山名標識各種、最近「愛知130山」でよく見かけるTHさん(大野山にあったもの)のはありませんでした。
ガラス瓶の中に何やら色々と。外国のコインも入っていましたが開ける勇気なし。もしかしてジオキャッシュなのかも?
広い山頂部をお散歩、植林されてなかったら素晴らしい雰囲気だと思います。落ち着ける山頂です。
登って来た急斜面を戻ります。写真の様に左が植林、右(北側)が自然林です。AM9:18
ブナの新緑には癒やされますね。
コアジサイの花は香りも良いです。
第2鞍部(写真)に戻り、北東へ荒れた谷間を下りました。もっと明るい谷を期待していたのですが残念。AM9:38
砂が固まっような沢床がありました。
中に入ってみましたが、ヌルヌルしてなくて滑りません。
踏み跡はあったり無かったり。右岸に行ったり左岸に行ったり適当に下りました。
咲き残っていたフタリシズカ、一輪だけ見かけました。
北側の谷と合流する地点に出ました。そろそろこの辺で町道に復帰したいところ。AM9:53
前方にテープと踏み跡。
渡渉して向かいます。
町道に沿うように付いていた踏み跡を下流に進むと、道路脇にある広場に出ました。ここからさらに道路を下ります。AM9:57
レイさんのレポートを参考に、写真のところから林道へ入りました。AM10:00
林道終点まで来ました。AM10:03
急斜面に取り付き碁盤石山の東尾根を目指す。かなりキツかったです。
乗る手前から枯れ笹で藪っぽくなりました。東尾根に乗った後もこのとおり。
標高1092m独標です、ここまで来れば後は比較的ゆるやか。AM11:15
奥三河では珍しいシロヤシオが1本ありました。残念ながら花はすでに終わっていました。
標高が上がってくるとブナが見られる様になってきます。
笹を分けて碁盤石山の南峰に到着、青いベンチが幾つか置いてあります。AM11:55
一般道を北西へ向かい碁盤石山の山頂(北峰)に到着。少しして、ソロの男性も到着されました。PM0:09
二等三角点・木戸ヶ洞1189.79mが埋まっています。
この日の山メシは、
このオイルシャアディンです。
フォークを持ったシャアディン専用ザクIIとズゴック。
トマトを刻んで、
オイルシャアディンを入れ、トマトと大葉、ミョウガ、ネギを散らしてポン酢をかけまわせば、
”こんなに美味しいなんて冗談じゃない!”という、噂の?シャア絶賛おつまみの完成。ぶっこみ飯とノンアルコールビールもプラス。
梅雨前線が南下したため気温は低く18℃、森の中のハイクはとても快適でした。
南峰へ戻る途中、ブナの混生林に笹の林床が良い雰囲気です。PM1:17
ここまでなかなか展望に恵まれなかったので、眺めを求めて富士見岩まで来ました。岩から少し下れば左方向に富士山の頭が見えるのですが、遠くは霞んでいてダメでした。PM1:27
三ッ瀬明神山を筆頭に奥三河の山々、ドーム状で奇怪な形の平山明神山も見えます。
近くにあったヤマボウシの花。終盤に近づいていて、縁がピンク色がかっています。
新緑が眩しい季節になりました。
再び南峰に戻って青いベンチの先から南東尾根に入りました。PM1:40
残っていたツツジの花。
最初は歩き易かったのですが、途中から枯れ笹藪に・・・ 写真の地点は激急で、立木につかまりながら必死に下りました。
バキバキ枯れ笹を倒しながら下る。尾根が広い部分はあるし、視界が効かず地形を読むどころではありませんでした。先人のテープマーカーに助けられました。
枯れ笹に嫌気がさして来た頃、ようやく道路が見えてホッとひといき。PM2:24
町道を200メートルほど登れば駐車地です、お疲れさまでした。PM2:28
【あとがき】
古町高山付近は現在鉄塔工事中で、ガイドブックのコースは平日作業中だと思われるため、影響されない別ルートを検討していました。
【駐車地・コース状況】
町道名倉津具線 道路脇スペース
バリエーションルートで案内表示はありません、地形図・コンパス・GPS等でルートファインディングを要す。902mの鞍部へは町道のカーブ付近の立木にテープ目印がある。北西尾根は植林と自然林が縦半々に分かれていて展望はなし。斜面上部は急で岩が多くなり、浮き石が多いので落石注意。
山麓の鞍部から谷間の下降は足元が悪く滑りやすい。沢の合流地点付近で渡渉すると町道へ登る踏み跡がある。
地形図を見ると、鞍部の902m独標から対角線に古町高山と碁盤石山の南峰に尾根が伸びています、この尾根を使えば古町高山と碁盤石の両方をバリルートでピストンできそう。そんな折、ネットで碁盤石山の南峰から東へ延びる尾根を歩いた最近のレポートを見つけました。渡りに船と、そのルートを絡めて周回することにしました。(レイさん、ありがとうございました。)
古町高山は周囲の山からよく目立つポッコリとした山容で親近感を持っていました。どの方向からも上部は急斜面で北西尾根も同様。一直線の登下降はキツく、展望がまったく無いのが残念ですが、山頂は広く尾根は起伏が少なく大らかな雰囲気が良いです。
登った尾根の北側は自然林で、大きめのブナが何本もあり良い感じ、林床にコアジサイが広範囲に群生しているのはなかなか見事で、ガイドブックのコースにはない雰囲気を味わうことができたと思います。
碁盤石山は名前も眺めも好きな山で、これまで数回登頂しています。今回はついでみたいになってしまいましたが、地形図で見ると東尾根と南東尾根は比較的なだらかで歩けそうな感じだったので、この機会に試してみました。
実際に歩いてみた感想ですが、どちらも枯れた笹が残る尾根で展望もなく、部分的に斜度がキツイ地点があり、あまり薦めできるルートではありませんでした。ただし、碁盤石南峰の直前はブナが現れ林床に丈の低い笹が一面に広がり、新緑のこの時期は素晴らしい雰囲気だったのが救いでした。
【駐車地・コース状況】
町道名倉津具線 道路脇スペース
愛知県北設楽郡設楽町東納庫 マップコード 301 880 507*16
(古町高山・北西尾根)バリエーションルートで案内表示はありません、地形図・コンパス・GPS等でルートファインディングを要す。902mの鞍部へは町道のカーブ付近の立木にテープ目印がある。北西尾根は植林と自然林が縦半々に分かれていて展望はなし。斜面上部は急で岩が多くなり、浮き石が多いので落石注意。
山麓の鞍部から谷間の下降は足元が悪く滑りやすい。沢の合流地点付近で渡渉すると町道へ登る踏み跡がある。
(碁盤石山・東尾根、南東尾根)
バリエーションルートで案内表示はありません、地形図・コンパス・GPS等でルートファインディングを要す。どちらの尾根も展望は無く枯れ笹の藪漕ぎが長い。
南東尾根の下降は、1個所急斜面があり立木に掴まりながら下る。尾根が広い部分があり、視界が効かないので下り方向は迷いやすい。古いテープマーカーがあるので、それを頼りに進めば町道の駐車地近くに出る。
バリエーションルートで案内表示はありません、地形図・コンパス・GPS等でルートファインディングを要す。どちらの尾根も展望は無く枯れ笹の藪漕ぎが長い。
南東尾根の下降は、1個所急斜面があり立木に掴まりながら下る。尾根が広い部分があり、視界が効かないので下り方向は迷いやすい。古いテープマーカーがあるので、それを頼りに進めば町道の駐車地近くに出る。
こんにちは、奥三河の山って意外にも大きな奥の深い山域であることを知らされます。近くで手軽にいけるのが一番ですね。!(^^)! 無尽の山歩きができそうですが、ルートファインディングが楽しいですね。
by Jetstream (2020-06-22 15:16)
こんにちはJetstreamさん
ガイドブックに載っている愛知の130山を全部登頂しようと、最近は県内の里山ばかり歩いております。ガイドブックの山以外にも、奥三河にはたくさん山がありますね。どれも標高は低いのですが、おっしゃるとおり奥深いエリアです。
ルートファインディングが必要な山歩きは楽しいのですが、できれば藪を漕ぐのは遠慮したいですね(^^;
by teppan (2020-06-22 16:29)