SSブログ
 
 
[次項有]てっぱん家の地域別-山記事リストはここをクリックしてください!!
  teppanお気に入りのウェブページは下のリンクをクリッ 
[次項有]山歩き 関連のお気に入り
[次項有]ミツバチ関連のお気に入り

昔の猿投山と北海道ツーリングなど [その他]

sanage76.jpg
 1976年頃の猿投山・東の宮。社の屋根は現在と違って赤でした。

 新型ウイルス感染症が世界的に流行する中、日本全土で緊急事態宣言が解除される運びとなりました。一時期感染者が増え続け、ニュースを見る度に不安でしたが、減少に転じてホッとしています。まだ治療薬やワクチンが開発されるまで安心はできませんが、このまま終息に向かってくれる事を願います。


 山歩き自粛中でネタがありませんので、ローカルな内容で恐縮ですが、備忘録を兼ねて昔の写真などをピックアップしてみました。なにぶん古い写真なので、シミが多く見づらい点はご容赦下さい。

 冒頭の写真は愛知県豊田市と瀬戸市の境にある猿投山で。1976年に山中にある東の宮で撮ったものです。この頃teppanはまだ高校生でバイクに夢中でした。猿投山の南側には山腹を周回するように車道が付けられているのですが、そこを走るため、学校が終わるとバカのひとつ覚えみたいに、せっせと猿投山へ通っていました。
 道路の一番高い地点から山頂へ続く登山道があり、15分くらい登った地点に東の宮があります。写真は気まぐれで登った時のものです。社の屋根が現在と違って赤いのが新鮮な感じです。
 当時猿投山を歩く人はごく限られていて、滅多にハイカーと会う事はありませんでした。現在の盛況ぶりが信じられないくらい静かな山でした。
 

 その時のエピソードをひとつ。
例によって夕方近くになって猿投山の周回道路をバイクで走っていると、前方に車が立ち往生しているのが見えました。当時道路は舗装されておらず、所々露出する岩に引っかかって動けなくなったのです。一晩野宿しようと思っていたとのことでした。
 その時は押すのを手伝って何とか脱出できました。「瀬戸へ抜ける道があると聞いたが、どっちへ行けばよいか?」と聞かれ、広見林道の方向を教えましたが、果たして無事帰る事ができたのかは分かりません。(現在の広見林道は荒れ放題で通行禁止、いじったクロカン四駆が走っている様ですが、当時はまだ普通の車で行けたと記憶しています。)


sanage.jpg
 同じく猿投山の中腹にある西の宮で、2004年10月に撮影したもの。屋根が綺麗なのは葺き替えられたばかりだったか?


8848951.jpg
 続いて2007年8月に撮った西の宮、修復されて間もない頃の様子です。

 他にも昔の猿投山の写真がないか探しましたが、ほとんど残っていません。もっとも、近くの里山へわざわざ現像・プリントにコストのかかるフィルムカメラを持って行くことはまずありませんからね。


 ただ、ひとつ記憶として残っているのが、猿投山の山頂に木製の櫓(展望台?)が組まれていた時期があった事です。それに登ると豊田市方面が眺められました。たしか結構高い構造物だったと思いますが、展望台として造られたのか?それとも測量用に臨時で造られたものなのかは分かりません。


DSC01199.JPG
 次は写真じゃなくて「旅の案内図」。全国版の観光地図で、鉄道・バス路線と観光地が日本地図に描かれています。これは亡き父親が持っていたものです。出版元の表示がなくて、いつ頃発行されたものかは分かりませんが、愛知県碧南市「螢光書林」のスタンプが押されています。


annnaizu.JPG
 teppanの地元愛知県周辺です。赤丸文字は観光地、黒太線は国鉄、青線は私鉄、赤太点線は新幹線を示しています。
 なんと!愛知県内の山で名前が示されているのは「猿投山」と赤文字の「鳳来山」のみです。地図はかなりデフォルメされているので位置関係が変ですが、なかなか味のある地図ですね。昭和39年(1964年)~昭和44年(1969年)の間に発行されたものだと思われます。


 注目は「岡崎」から「多治見」間に示されている赤二重線です。何本もあって見にくいですが、赤文字で”岡多本線”と書かれています。現在このルートには愛知環状鉄道が通っていますが、その前は国鉄(JR)岡多線と呼ばれていました。いづれも鉄道ですが、この地図の”岡多本線”は鉄道が敷設される前のバス路線のことです。

 JRバスのルーツは、「省営バス」という当時の鉄道省が運営していた国のバスで、岡多線は昭和5年(1930年)に日本でいちばん最初に開業した国営バス路線だったそうです。ちなみに、名古屋市港区にあるJR東海「リニア・鉄道館」には、当時の省営バスの現車が展示されています。

m_DSC07370-134fc.jpg
 これが省営バスの第1号車。「行崎岡」と表示されています。「東京瓦斯電気工業:とうきょうがすでんきこうぎょう」が製造。現在のいすゞ自動車と日野自動車の前身だそうです。



DSC01200.JPG
 続いてteppanがよく歩く鈴鹿の山周辺です。烏帽子岳を除いて、今もメジャーな山々の名前が並んでいます。霊仙山だけ赤丸文字の特別扱いなのが興味深いです。伊吹山が赤丸文字なのは、古代から有名な山だったからか?その北の”月見山”は”貝月山”の間違いかな?


 そしてこの案内図に押されていたスタンプの書店「螢光書林」をネットで検索してみるとありました!
keikou2.jpg
 案内図にスタンプしてあった住所「愛知県碧南市東川60番地」は「碧南市棚尾本町4丁目2番地」に変わったようです。現在は営業していないみたいですね。他界して25年、父親がここへ立ち寄ったのかどうか?もう知る術はありません。


 次は1978年に友人と2人で北海道へツーリングへ出かけた時に撮った、山が写った写真を幾つかご紹介。高速道路を走れないバイクで愛知県からスタート。行きは日本海側から、帰りは太平洋側を走って北海道まで往復、約一ヶ月くらいかけての旅でした。
myoukou.jpg
 往きに妙高高原でテントを張って泊まった時のもの。妙高山が大きく写っています。写真から推測すると、関・燕温泉へ向かう道の途中の、現在のゴルフ場あたりではないかと思われます。左が前山~山頂あたり、右の三角形が神奈山です。キャンプ場ではありませんが、近くに綺麗な沢が流れていた記憶があります。


osore.JPG
 青森・下北半島の恐山。宇曽利山湖の向こうに北国山と障子山。このあと津軽半島まで移動し、三厩からフェリーに乗り松前で北海道に上陸、道内はおおよそ時計回りにほぼ一周しました。


niseko.JPG
 国道5号線からニセコの山々と羊蹄山。



bokujyou-ss.jpg
 どこかの牧場前での一枚


kussyaro.JPG
 摩周湖へ向かう途中から、屈斜路湖と藻岩山など。


masyu.JPG
 摩周湖と摩周岳(カムイヌプリ)


siretoko.JPG
 これは漁船から見た知床半島の硫黄山。宿泊したYHの早朝釣り体験ツアーでした。十数メートル下の底が見えるくらい透き通った海は、魚が食らいつくのが良く見えました。おこぼれにあずかろうと、ウミネコなのか?カモメなのか?たくさん船の後を追ってきました。


youtei2.JPG
 絵になる後方羊蹄山(しりべしやま)蝦夷富士とも呼ばれています。


oonuma2.JPG
 函館本線の列車と蝦夷駒ヶ岳

 幾つもの有名な山の近くを通っているはずですが、写真はあまり撮っていません。函館からフェリーで青森に着いたのが深夜だったか早朝だったか?走り出すも眠くて眠くて、八甲田山の麓でゴロ寝したのを覚えています。


 昔の猿投山の写真を探していたところ、観光案内図や懐かしい北海道の写真が出てきましたので記事にしました。備忘録にお付き合い下さりありがとうございました。

タグ:猿投山
nice!(7)  コメント(4) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 7

コメント 4

totok

レア写真の数々、堪能しました。
どれも興味深いものばかりでした。
西の宮、綺麗ですね。
今も味があって良い感じですが、かつては赤屋根だったんですね。
バイクツーリング、懐かしいです。
私はバイクで四国一周でした!

テッパンさん、若いですね!!
by totok (2020-05-25 17:52) 

teppan

totokさんこんにちは!
 過去のレポートをアップしょうと昔の写真を探していたら、東の宮の古いものがありました。せっかくなので備忘録を兼ねて記事にしてみました。

 ツーリングは四国一周ですか!いいですね。四国も走ってみたかったのですが実現できませんでした。山陽~九州~沖縄は一度走った事があります。

 今はこんな事はできませんが、若い頃は無茶な事も平気でやってましたね。
by teppan (2020-05-26 08:40) 

Jetstream

愛知県の地図をじっくり、懐かしく拝見しました。改めて山間部が多いですね。我が実家の近くからは冬になると鈴鹿、養老 伊吹山 金華山 美濃の山、御岳山。中央アルプスが一望出来ました。
ツーリングで北海道までとはいい思い出ですね。
by Jetstream (2020-05-26 13:46) 

teppan

こんにちはJetstreamさん

 ツーリングは40年以上前のことですが、あらためて思い起こすと、よく行ったものだなと自分でも感心してます。

 愛知県に高い山はありませんが、ほとんどが山間部ですよね。おかげで飽きずに里山歩きができるのでありがたいです
by teppan (2020-05-30 14:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。