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天生県立自然公園の植物(備忘録) 2019/6/13 [植物]

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 サンカヨウ(山荷葉)

 岐阜県白川村と飛騨市境にある「天生県立自然公園」で見かけた植物です。名前や解説は自身の備忘録として記載しました。自身で見たり、ネットで調べたものですが、間違っていたらご容赦下さい。
※各写真をクリックすると拡大します。撮影日:2019年6月13日


 この日のハイキングレポートはこちらをクリック

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・エンレイソウ(延令草)
天生では見かけませんでしたが、花が白いミヤマエンレイソウや、大きな白花を付けるオオバナノエンレイソウもあるそうです。


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・タテヤマリンドウ(立山竜胆)
ハルリンドウの高山型変種だそうですが、そっくりで違いは良く分かりませんでした。やや小型なのと、葉の広がり方に違いがある様です。


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・タテヤマリンドウ(雄性花 ※葯がピンク色)
ハルリンドウと同様に雌雄異熟の両性花で、最初は雄性でのち雌性に変わるそうです。



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・チゴユリ(稚児百合)



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・コバイケイソウ(小梅蕙草)
バイケイソウと違い主に亜高山帯に分布。見事な群生になる。バイケイソウ同様アルカロイド系の毒を持つ。ウルイ(オオバギボウシ)との新芽の誤食に注意。


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・ミツバオウレン(三葉黄蓮)
三出複葉。白い花びらに見えるのは萼片。近い種に梅の花びらに似た形のミツバノバイカオウレン、五小葉のバイカオウレンがある。


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・ミツバオウレン(果実)



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・ズダヤクシュ(喘息薬種)
”ズダ”は喘息(ぜんそく)の意味で信州の方言。乾燥した種を薬にするそうです。



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・ミズバショウ(水芭蕉)
白い部分は仏炎苞と呼ばれ、中心にある棒状のものが花序。ザゼンソウ同様毒性を持つ(薬用にもなる)


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・リュウキンカ(立金花)
葉の写真はありませんがフキの様な形。ミズバショウと隣り合わせに咲いていました。



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・テンナンショウの一種



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・ホウチャクソウ(宝鐸草)
チゴユリの仲間だそうです。ぱっと見アマドコロやナルコユリそっくり。本種は茎が枝分かれするので区別できる。有毒。



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・ホウチャクソウの花の中



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・ニリンソウ(二輪草)
春を代表する草花。葉はトリカブトに似た形。花茎が2つ出る事が多いのでこの名があるが、1輪のものや3輪のものもある。花がよく似たものにイチリンソウとサンリンソウがある。イチリンソウは花が大きいのと、三出複葉で深く切れ込む。サンリンソウには葉柄があるが、ニリンソウの葉は茎を抱く様に着く。



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・クロモジ(黒文字)
春の野山でいち早く花を付ける樹木。和菓子に添えられる皮付きの楊枝の材料。クスノキ科らしい特徴として、葉や枝を揉むと清々しい香気がある。黄色い花の様子は同属のシロモジ、ダンコウバイ、アブラチャンに似る。



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・ハウチワカエデ?
葉っぱの詳細な写真を撮らなかったので判別できず。


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・ツクバネソウ(衝羽根草)
 秋の黒い実が羽子板突きの羽子に似ることから付いた名前。葉は4枚均等間隔に輪生する。



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・キヌガサソウ(衣笠草)
古代の高貴な人に、お付きの人がさす衣笠に見立てた名前だそうです。放射状に開いた葉の中央に豪華な花が一輪咲く。大きくて見栄えのする草花です。


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・オオカメノキ(大亀ノ木)
葉脈のシワが深く、形が亀の甲羅に似ている事から付いた名。周囲の白い5弁は装飾花。別名ムシカリ、虫に好まれるからか?



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・オオカメノキ(花) 中央にたくさん集まっているのが両性花。



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・タケシマラン(竹縞蘭)
茎の真下に葉の付け根から釣り下がるように、地味な小さな花を付ける。秋にまん丸で真っ赤な実を付け、夏期より目立つ。別種に実が黒いのもあるそうです。



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・コチャルメルソウ(小哨吶草)
花の形がラーメン屋台が吹くチャルメラに似ている事から付いた名前。チャルメルソウに比べて花の数がまばら。



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・コチャルメルソウ
周囲のヒゲのような部分が花弁、チャルメルソウなどは花弁の付け根付近から雄しべが出るが、本種は中央寄りに出る。



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・ヤマトユキザサ(大和雪笹)
花が白いユキザサと違い緑色、そっくりな種にヒロハユキザサがあるが、本種は葉の縁が波立っていることと、茎が赤いこと、葉の裏に毛が多い事で区別できる。



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・ヤマトユキザサ
ヤマト、ヒロハどちらも花が緑色なのでミドリユキザサとも呼ばれる。



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・サンカヨウ(山荷葉)
”荷葉:カヨウ”とは蓮の葉のこと。山に生える蓮という意味。実は熟すと食べられる。長時間雨に当たると花弁が透き通ってガラス細工の様に変化する。



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・マイヅルソウ(舞鶴草)
葉の形が「舞鶴紋」に似ることから。いわゆるあのJALマークですね。紋様になった植物と言えば、「三ツ葉葵」の元になったフタバアオイが思い浮かびます。

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 ・マイヅルソウ(舞鶴草)



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・ハリブキ(針蕗)
写真は新葉でまだ小さいもの。名前の通り葉柄や葉の裏表にトゲがある。でもトゲでは虫には歯が立たちませんね。花は地味だが、果実の塔は真っ赤でひときわ目立つ。



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・ツバメオモト(燕万年青)
名前はユリ科ですがオモトに似た葉っぱから。ツバメの由来は諸説あるそうです。主に中部以北の山地~亜高山帯に分布。



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・ツバメオモト
鮮やかな瑠璃色の果実をつける。ネットでは”ツバメオモテ”と書いているレポートを見かけますが、別名なんでしょうか?



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・ムラサキヤシオ(紫八染)
 伊勢神宮近くの朝熊山に咲くジングウツツジ(ミツバツツジの一種)によく似た濃い赤紫色の花。主に中部の日本海側や東北、北海道に自生する。



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・ムラサキヤシオ(ムラサキヤシオツツジ)
ツツジの雄しべはだいたい5本か10本ですが、本種は10本。山地~亜高山帯に自生するのでミヤマツツジとも呼ばれる。ちなみに遠州ではミツバツツジのことをミヤマツツジと呼ぶ。


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 ・ムラサキヤシオ(ムラサキヤシオツツジ)
枝先の1個の花芽に1-4個の花をつける。



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・ミヤマカタバミ(深山片喰)
山地に生える大型のカタバミ。見栄えのする花です。気温か日光が開花スイッチなのか?朝早くは花が閉じてツボミの様になっている。ピンク色を帯びたものも現れるそうですが、この日は見つけられませんでした。
”方喰:カタバミ”の由来は、ちょうどこの写真の様に葉が折り畳まれる姿からでしょうか?



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・クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)
葉っぱが放射状に車輪の様に開くツクバネソウという意味でしょう。

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・クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)
花の部分のアップ



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・ラショウモンカズラ(羅生門葛)
他の草の下に隠れるように咲いていました。



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・ラショウモンカズラ
名前は渡辺綱が羅生門で切り落としたとされる鬼女の腕に見立てたものとされるそうです、想像力豊かですよね。



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・ツボスミレ(坪菫)(ニョイスミレ)
小さなスミレ、湿地沿いにたくさん咲いていました。スミレは雑種ができやすく同定が難しいので、あまり手を出さないようにしてます。



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・ツマトリソウ(褄取草)
花弁の先に淡い紅色がさす様子が鎧(よろい)を縁取る「褄取威(つまとりおどし)」に似ていることから付いた名だそうですが、私はまっ白なものしか見たことがありません。均整のとれたとても美しい造形だと思います。


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・タニウツギ(谷空木)
谷間に多く生える。主に日本海側の雪の多い地域に自生する木だそうですが、teppanの住む愛知県にも自生しています。サーモンピンクの花がとても綺麗で好きな花ですが、地域によっては忌み嫌われる花だそうで、うっかり摘んで帰ろうものなら怒られそうですね。


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