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御池岳・鈴ヶ岳 ミノガ峠から周回 2019/3/20 前編 [山歩き・ウォーキング]

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 早春のテーブルランドから鈴鹿中部の山々(御池岳にて)


場所・山行日
 「御池岳:おいけだけ:1247m:独標」「鈴ヶ岳:すずがたけ:1130m:独標」
 滋賀県東近江市・犬上郡多賀町 境    2019年3月20日(水)
ルート  ミノガ峠~御池橋~T尾根(P918)~御池岳(T字尾根下降点)~ボタンブチ
~山頂(丸山)~鈴北岳~鈴ヶ岳~桜峠~茶野~桜峠~ミノガ峠
歩行距離 15.7Km/16.9Km(平面/沿面距離)
標高差  ミノガ峠 -150m御池橋 +290mT字尾根(P918) +260mT字尾根下降点
+50m山頂(丸山) -90m鈴北岳分岐 +45m鈴北岳 -136mヒルコバ
+85m鈴ヶ岳 -210m桜峠 +-25m茶野   桜峠 -145mミノガ峠
所要時間 09時間21分 05:14~14:35   1.7Km/h(休憩・昼食時間含む)
Google earth俯瞰図はこちら

 今年の春も早めに訪れたようで、鈴鹿山脈でも藤原岳・入道ヶ岳などの福寿草レコがたくさんアップされる様になりました。そこでこの日は御池岳・鈴ヶ岳の様子はどうかな?ということで歩いてきました。例によって写真が多くなってしまいましたので、前後編の二部構成です。

※teppanのヤマレコレポートはここをクリック→御池岳・鈴ヶ岳・茶野 ミノガ峠~T字尾根~桜峠周回


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 滋賀県東近江市君ヶ畑から御池林道を走ってミノガ峠へ向かいます。例年ですと雪があって除雪されていませんが、今年は全く雪がありません。その代わり写真の様な落石が多数、スラロームしながら車を走らせますが、時々避けきれずドン!と大きな音を立てながらの走りでした。


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 所々こんな大きさの落石もあります。帰りに邪魔になりそうなので二人で必死に退かそうとしますが、動いたのは少しだけでした。この後はこれ以上大きな落石はなく、心配された倒木も無かったので、無事ミノガ峠まで走れました。


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 ミノガ峠付近の林道脇空きスペースに駐車してスタート。ここまで快晴で星がいっぱい見えたのですが、スタートする頃にはガスが出てきました。AM5:34


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 走って来た林道を約3キロほど戻って御池橋へ向かいます。


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 道路脇の残雪もほとんどありません。


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 御池岳の南側、ゴロ谷と御池川の出合地点です。


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 約50分弱歩いて御池橋に着きました。


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 この橋の近くでゴロ谷と音羽谷が主流の御池川に合流しています。


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 橋の脇のここから取り付きます。AM6:03


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 トラロープがありました。結び元が心許ないので使用する際は手応えを確かめてから。


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 ここはT字尾根の横棒部分の端っこになります。前方の崖っぷちを登っていきます。


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 しばらく植林の尾根歩き。


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 やせ尾根もあります。


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 やがて明るい二次林に変わりました。


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 889m独標。ここだけシャクナゲが群生しています。AM7:10


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 枝越しに見えるのがこれから歩く予定の鈴ヶ岳と御池岳。


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 この時点で気温は4℃です。風も無く寒くはありません。


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 残雪も出てきました。


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 今回の山は石灰岩質で泥濘みやすいので長靴で歩きました。相棒(右)のはスパイク付き「岩礁」です。私(左)のは田植え用長靴、後で明らかな差が出ました。(^^


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 ヤドリギに占拠された木。


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 たぶんこれがT字尾根一大きなブナだと思います。


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 918m独標、T字尾根の交差点です。AM7:36
ご存じない方のためにご説明しますが、”T字尾根”とは、御池岳の南側にT字状に連なる尾根の呼び名です。御池岳から眺めると、ちょうど「T字」に見えます。アルファベットの”T”じゃなくて、漢字の”丁”が正しいのでは?という説もあります。


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 鈴鹿山脈の滋賀県側では、最近「東近江市エコツーリズム推進協議会」さんの案内板を良く見かける様になりました。


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 素晴らしい雰囲気の尾根。この時期は落葉しているので開放的です。


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 ブナやミズナラがたくさんありますよ。


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 小又谷の向こうに静ヶ岳が見えました。


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 イワウチワだと思いますが、葉っぱでは判別が難しいですね。


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 P987への登り、以前歩いた時にはなかったロープが付けられていました。


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 ゴロ谷へ斜面を落とす御池岳、見えているのは御池岳のほんの一部分です。以前歩いた伊勢尾(写真左の尾根)も見えます。


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 T字尾根・縦棒の末端近くにあるP978独標ピークからの下り、急で足場が悪い地点ですが、ここにもロープが付けられていました。AM8:12


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 鞍部から登り返すところ、ここにも立派な標識。付けてあったロープも協議会さんによるものかもしれませんね。


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 大木はありませんがブナ林の尾根。温暖化してくると積雪が減り、今後鈴鹿で世代交代していくのは厳しくなってくるでしょう。


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 この時期はまだ落葉したままですから、明るい雰囲気の尾根歩きです。


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 標高1000m付近の尾根の頭です。ちょっと広くなっていて一息つける地点。これから急斜面が待ち構えているので、一旦ここで小休止。


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 御池岳を見上げています。左からボタンブチ、幸助池の上部、ボタン岩 ”ブチ三兄弟”と私が勝手に呼んでいます。”ブチ”とは ”縁” のことで、いわゆる端っこですね。”ボタン” は ”猪” のこと。「猪を追い落とした狩場であったらしい」と参考書にあります。


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 急登の途中から鈴鹿中部の山々。雨乞岳(左)と、ちょこんと頭だけの綿向山。


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 必死に登っている相棒です。^^


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 御池岳の端っこにたどり着きました。とても良いお天気です。AM9:07


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 御池岳の山頂部は横約2.2キロ、縦約0.3キロと、とにかく広いです、サッカー場が幾つも造れそうですね。正面は奥の平あたり 左の方が最高点(丸山)です


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 石灰岩の山なのでカレンフェルトやドリーネが幾つもあります。カルスト地形と呼ばれるものですね。
写真の窪みは ”青のドリーネ” この日は積雪が疎らですが、快晴の冬に空が映って青く見えたのでしょうか?秀逸なネーミングですね。


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 新芽を出し始めて枝先が赤くなってきたブナ、青空に映えます。


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 こちらは”東池” 野生動物の足跡がたくさんあります。「御池」の名はこうしたドリーネに水が溜まった池が幾つもあるからです。雨乞信仰登山の香りがする山名ですね。


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 こちらが急登中に下から見上げていたボタン岩です。


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 こちらは”まゆみ池” 池の上にマユミの木が生えているから。AM9:24


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 写真の盛り上がりの中央に”幸助の池”があるので行ってみます。


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 こちらが”幸助の池” 伝説を持つ池です。AM9:32


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 幸助池の上のガケから見たボタンブチと天狗の鼻。


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 奥の平を見上げているところ。御池岳では丸山に次いで標高の高い地点です。


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 天狗の鼻から。右に三角形の天狗堂、その手前に歩いてきたT字尾根が見えています。T字に見えますか?


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 霞んでいますが琵琶湖です。その対岸は比良の山々、主峰「武奈ヶ岳」は白いですね。


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 風池と天狗堂。


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 最高点(丸山:標高1247m)へ向かうところ。石灰岩がゴロゴロしてきました。


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 こちらが御池岳の最高点(丸山)です。鈴鹿山脈で一番標高が高い場所です。AM10:00 

 長くなりましたので前編はここまで、続きは後編をご覧ください。


タグ:鈴鹿の山
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