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大切に使いたいダウンジャケット [その他]

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 今や防寒着として一般的になったダウンジャケット、そして安眠に欠かせない羽毛ふとん。ある時ふと思ったのです、材料となる羽毛や羽根って、どうやって集められているのだろう? と


 田舎に住んでいるteppanは、子どもの頃街でダウンジャケットを着ている人など見たことがありませんでした。ダウンジャケットなるものを知ったのは青年時代のスキー全盛期の頃。欲しくても値段が高くて手が届かなかったダウンウエア。今では当たり前のように目にする様になりました。
 近年爆発的に普及させたのはユニクロのダウンジャケットでしょう。安く手に入る割には出来が良く、軽くて嵩張らない。teppanも幾つか持っています。最初に買ったものはすでに数年が経ちました。何度か手洗いして使ってきましたが、最近仕事で塗料を付けてしまい、”そう高くはないものだから、そろそろ新しいのを買おうかな”と思っておりました。

 そんな時、ふと冒頭の思いが浮かび、ネットでこのようなHPを見つけたのでした・・・
「ダウンの作られ方」
http://www.arcj.org/animals/cloth/00/id=593

 これまで漠然と羊毛と同様に刈り取っているのだろうと思っていましたが、実際は食肉にする水鳥を屠殺したものから採取しているということでした。
ところが・・・
 近年世界的に鶏肉の消費が増えるに従い、ガチョウなど水鳥肉の生産が減っているそうです。(フォアグラなども、鳥の飼育方法が保護団体から批判され生産が減っているそう)にも関わらず、羽毛の需要は拡大しているのだとか。するとどうなるか?

 水鳥達にとって残酷な”ライブハンドピッキング(生きたまま羽根をむしる行為)”が行われているという事実がある事を知りました。羽毛生産の全てがそうだと言うわけではないでしょうが、私達が着ているダウンジャケットや使っている羽毛布団には、少なからず(あるいはかなりの量で)ライブハンドピックされた羽毛が含まれている可能性があるということなのです。
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 地球上に生きる動物全てがそうであるように、人間も他の生き物(植物を含む)の命を絶たねば生きていけません。今さら綺麗事を書き並べて何になるのか?と言われれば返す言葉もありません。でも、せめて生き地獄にいる鳥達を1羽でも解放してあげたい。

 一番効果があると思われる方法は、”ダウジャケットや羽毛ふとんを買わない”ことです
抜群の保温性と軽さと耐久性を持つダウンジャケットは確かに魅力的で素晴らしい、でも科学的に造られた素材も格段に進歩した今、そういった素材を使ったジャケットを購入することにより、微力ではありますが水鳥達を地獄の苦しみから解放する一助になるのではないかと思うのです。もし今後羽毛を使った製品を購入するとしたら、ライブピッキングではない素性のはっきりとした製品を選択したいものです。

ダウン製品を供給する側として、仕入れに関する取り組みをしている企業もある様です。
patagonia「ダウンの真相」
https://blog.patagonia.jp/blog/2011/06/lowdown-on-down/
 ここでは書きませんが、羊毛の採取もダウンに似た問題を孕んでいるとのことです。
ダウンはリサイクルできるそうです。不要な羽毛ふとんやダウンジャケットを回収してくれる会社もある様なので、積極的に利用したいですね。
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 前出の、塗料で汚してしまったジャケットはヨゴレを落として使うことにしました。持っているダウンジャケットやダウンの寝袋は、これからも大切に使っていこうと思うteppanです。

※本記事はダウンを使った製品を否定したり、不買運動をあおる事を意図するものではありません。

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