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ユウスゲ咲く伊吹山 2017/7/6 [山歩き・ウォーキング]

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 伊吹山3合目に咲くユウスゲ

場所・山行日  「伊吹山:いぶきやま:1377.33m:一等三角点」2017/7/6(木)
 滋賀県米原市上野
ルート  上野登山口~山頂 往復
歩行距離 17.4Km(沿面距離)
標高差  登山口~1合目+-190m 1合目~3合目+-350m 3合目~5合目+-125m
5合目~山頂三角点+-480m
所要時間 07時間36分 06:10~13:46 (休憩・昼食時間含む)
実測ルート図はここをクリック!   Google earth鳥瞰図はこちら
 この日は久しぶりの伊吹山へ。今年富士山に登頂したいという知り合いが居て、「いきなりじゃあまずいから、小手調べに伊吹山へトレーニングに行こう!」ということだったのですが、都合が悪くなって結局私達だけで行くことになりました。

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 いつも伊吹山ハイクの際に立ち寄る名神高速の養老SAです。この時間伊吹山頂上にはガスがかかっていましたが、お天気は良さそうです。


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 朝食はソースカツ丼。


 今日は伊吹山登山道で一番メジャーな上野ルートをピストンします。(と言いますか、それ以外はバリルートしかありません)
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 滋賀県米原市上野。登山口近くには幾つか民間駐車場があります。今回は有名な「高橋さん」の駐車場へ。以前はたしか500円でしたが、他に安い駐車場ができたせいか?100円値下げされた様です。まだ午前6時前ですが、すぐご主人が出て来られて、自宅前のど真ん中の特等席に駐めさせてもらいました。高橋さんは少し離れた場所にも30台程駐められる地所をお持ちです。早朝・深夜の場合は帰りに支払でもOKとのことです。

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 駐車場から100メートル程歩くと三之宮神社があります。まずはここで本日の安全登山を祈願。


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 神社の隣に入山協力金(一人300円)を納入する小屋があります。ちょうど当番の女性が出勤したところでした。お金を渡すとお花畑の解説入り登山地図がもらえます。


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 1合目までは樹林帯の急斜面に付けられたジグザグ道。岩が露出していて歩きにくいです。


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 突然パッと開けたところに出たら1合目です。以前はスキー場のゲレンデだった為、立木はほとんどありません。


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 2合目手前から麓を振り返る。


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 ヒノキにはまだ青々とした実が着いていました。(2合目~3合目間で)


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 細かくて真っ白な花の集まり。ミズキの花でしょうか?(2合目~3合目間で)


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 一株だけ咲いていたカワラナデシコ。(2合目~3合目間で)


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 3合目手前から壁の様な南斜面がドーン!と見えてきます。


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3合目のお花畑ではユウスゲが咲き始めています。

 名前の通り夕方から咲き始めて昼には終わってしまう儚い花ですが、早朝なのでまだ開いたものが残っていました。(冒頭写真)
 他の山同様、伊吹山も鹿による山野草の食害に悩まされており、この一画はネットで守られています。後ろの建屋はスキー場だった頃の施設で、栄枯盛衰を象徴する姿です。


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 アザミに群がる蝶がたくさんいました。ツマグロヒョウモン♀(3合目お花畑)


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 これもヒョウモン蝶ですが種類は何でしょう?(3合目お花畑)


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 美味しそうな赤い実が生っていました。キイチゴの一種かな?(4合目~5合目間で)


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 5合目です。ここまで林道(スキー場だった頃のもの)が伸びており、ジュースの自販機があり小屋が建っています。


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 お値段は山価格。この時間(AM8:20)はまだ開いていませんでしたが、小屋にも冷えたジュースが置いてあり、おじさんから買うと50円ほど安いです。


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 自販機脇はこの有様。全てここで買ったものでしょうが、山を趣味とする人なら、飲んだ分くらい自分で持って帰って欲しいなあ・・・


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 5合目から先は見上げる様な急斜面が待ち構えています。写真、思いっきり傾いちゃった^^;


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 ジグザグ道をひたすら登る。救いは爽快な眺めと山野草の花。


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 下を見ると3合目のお花畑とホテルの建屋。どこか日本離れした景色ですよね。


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 イブキガラシ(八合目付近で)


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 山頂台地西端に到着。台地と書いたのは、頂上部が平でとても広いからです。写真後方が三角点のある方向。


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 おっと!狙われてたか・・・^^


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 撮られた写真がこれ。雲が無ければ後方には海のような琵琶湖が見えているはずです。


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 ミヤマコアザミ(山頂台地にて) トゲトゲが多いのが特徴だそう。


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 キバナノレンリソウ(山頂台地にて) レンリソウとは変わった名前です。織田信長が伊吹山の野草園に植えさせたと言われる帰化植物。


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 カノコソウ(山頂台地にて) 淡いピンク色で可愛いです。ツボミが鹿の子絞りを連想させるのが由来だそうです。薬草の一種。


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 イブキトラノオ(山頂台地にて) 
高山植物の代表選手です。淡いピンクが上品でteppanの好きな花のひとつです。


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 ヒメレンゲ(山頂台地にて)


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 無粋ではありますが、おかげで山野草が守られ私達の目を楽しませてくれています。


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 ヒヨクソウの様子。(指で触れている葉は別の植物)

山で撮った花は帰ってから図鑑やネットで調べるわけですが、こうして葉の形、鋸歯、葉脈の様子、花茎の伸び方なども撮っておきます。花のアップだけでは大きさも解らない上に同定も難しい事が多々あります。手や指も一緒に撮るのがポイント。


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 山頂に軒を連ねる山小屋です。冬は雪に埋もれて屋根だけしか見えなくなります。


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 日本百名山の中で深田久弥氏が酷評した日本武尊像。横顔なら幾分男前に見えますね^^;


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 アザミ群落(山頂台地にて)
今はちょうど花の少ない時期で、山頂台地お花畑のほんの一部だけしか歩きませんでしたが、8月になるとそれは鮮やかに変貌します。


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 山頂南側にある展望ベンチです。早朝からスタートされたハイカーさんでしょうか?


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 一応三角点にも立ち寄っておきます。日本武尊像から約50~60mほど南東にあります。

百名山ハンターの中には三角点を見ないで降りてしまう方も居ると聞きます。日本百名山の中で一等三角点のある山は約3分の1。遠くからわざわざ来たのに、見ないで降りてしまうのはもったいないです。


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 貴重な一等三角点:伊吹山:1377.33m。あの富士山でさえ二等ですから!


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 コバノミミナグサかな?(山頂小屋付近で)


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 わずかですがゼンテイカもありました。ニッコウキスゲと言った方が馴染み深いですが、正式には先の名称だそうです。各地にあるこの種の群生地はきっと見事でしょうね。


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 前出のヒヨクソウの花です。アップだと大きさがピンと来ませんが、1cmにも満たない花です。


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 小屋(えびす屋さん)の内部。雑多な土産物が置いてあって、古き良き雰囲気が漂う空間です。


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 今日はここを当てにしてお弁当を持って来なかったので、


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 伊吹そば750円。山菜がタップリ乗っていました。


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 ウマノアシガタ(山頂台地にて) キンポウゲの仲間で毒草。そう言えば葉はトリカブトに似ています。どこが馬の足形なんでしょう?


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 これはグンナイフウロの花が終わった後のものです。(山頂台地にて)



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 一輪だけ残っていたグンナイフウロの花。(山頂台地にて)


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 イブキトラノオ(山頂台地にて) 空をバックに。


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 上からつづら折れの登山道を眺めたところ。真ん中は6合目下の避難小屋で、青い屋根が5合目の小屋。平坦に見えますが結構な急斜面です。


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 吸蜜するアブとヤマガラシ キバナハタザオの花(8合目付近で)


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 これはイブキジャコウソウでしょうか。日本に自生する唯一のタイムで、葉っぱを揉むと良い香りがします。草に見えますが、これでも低木だそうです。


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 午後から下るに従い琵琶湖が良く見えるようになってきました。


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 3合目まで下ってきました。前方に見えるのが鈴鹿山脈最北端に位置する霊仙山。再びここで花探し。


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 イブキフウロ(3合目花畑) 花弁の先が3つに分かれている。


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 タカトウダイ? イブキタイゲキはタカトウダイの変種ということですが、私にはどちらだか判りません。


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 これはたぶんエゾフウロ。ハクサンフウロと見分けがつきませんが、つぼみに毛が多いのでそうかな?と


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 クルマバナ 一目でシソ科と判る花です。


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 こちらもシソ科のウツボグサ。 名前は円筒形の花穂が、弓矢を入れる靫(ウツボ)に形が似ているからだとか。teppanは靫なんて見たこともありません。


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 3合目お花畑から見た伊吹山山頂部。下に見える小屋はトイレと休憩舎です。


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 クサフジ(1合目~5合目にたくさん)


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 これはサンショウバラの花かな?(2合目~3合目間)


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 サルトリイバラ(山帰来)の若葉。(2合目付近で)


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 振り返ると夏の雲。(1合目手前で)


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 パラグライダー 一度体験してみたいteppanです。


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 1合目「伊吹高原荘」の看板犬 りんちゃん。今日はちょっとお疲れモードかな?


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 栗のイガはまだ柔らかでした。(1合目で)


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 無事登山口に着きました。小屋はもう閉まっていました。


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 三之宮神社。ありがとうございましたm(_ _)m。伊吹山の頭が少しだけ見えています。


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 神社の入口に靴洗いができる場所もありますよ。


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 昭和の香り。


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 高橋さんの駐車場まで戻ってきました。ここにも洗い場があります。


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 休憩室と着替室の入口です。お世話になりました。


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 7/16(日)伊吹山ユウスゲまつりのポスター 工藤夕貴さんがいらっしゃるみたいですね。



(おまけ)

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 養老SAにあった駄菓子。名古屋の誇る?クッピーラムネです。^^
これは市販のと違って一粒が直径2センチと大きいですよ。


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水鵬

おお~伊吹山ですね!!
伊吹山はいつでも花が色々あって楽しいですよね。
特に薬草の宝庫!
最近ごご無沙汰しているのですが、そろそろ・・・
って感じです。
もちろんこの時期は昼間はキツイので、ナイトハイクですけど。

まぁ行けても秋かな?

やはり伊吹山は良い山ですよね。


by 水鵬 (2017-07-09 21:10) 

teppan

こんにちは水鵬さん

私も伊吹山はほぼ2年ぶりでした。
この時期はこの山としては花が少ないのですが、
それでも多くの野草・薬草の花を見ることができて楽しめました。

たまたまこの日は爽やかで、動いてなければ涼しかったですよ。
ちょうど今、ナイトハイクすると姫蛍が飛んでいるのが見られるらしいですよ!早速登ってみてはいかがでしょう?(^^
by teppan (2017-07-10 10:38) 

後藤好子

新おみやさんを見ていて伊吹山が出ていて懐かしく(出身は柏原)山は5回登りました。京都に来てもう44年になり昔のことを思いださせてもらえました。
by 後藤好子 (2017-08-03 17:58) 

teppan

後藤さん、コメントありがとうございます。

伊吹山は日本百名山に載ったこともあり、今も1年中登山者が絶えない程人気です。近頃は山を歩く人が増え、伊吹山も若い世代の姿を多く見かけます。
大昔から歌に詠まれる程存在感のある伊吹山は、昔も今も人を惹きつける魅力を持ち続けている様です。
by teppan (2017-08-04 09:10) 

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