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断崖絶景! 上臈岩群周遊 2017/5/21 [山歩き・ウォーキング]
上臈岩から眺めた「中の上臈」。バックに鳳来湖と三ッ瀬明神山
場所・山行日 |
「上臈岩:じょうろういわ」2017年5月21日(日)
愛知県新城市門谷・川合 |
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ルート | モリトピア愛知P~赤木沢入口~百畳岩~上臈岩群~不動沢~風穴~モリトピア愛知P | ||
歩行距離 | 11.0/12.7Km(平面/沿面距離) | ||
標高差 |
モリトピア駐車場~上臈岩半島最高点+-370m
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所要時間 |
またまた記事作成が追いつかず、今回もハイクから一週間が過ぎそうになってようやくレポートアップです。(^^;)
【上臈岩半島とは?】
愛知県東三河地方を流れる豊川の支流、宇連川に建設された宇連ダムによってできた鳳来湖畔にある、岩壁群を持つ丸い形をした半島部分の事です。注)teppanによる勝手な命名です^^;
上臈岩に至るコースは、”岳香”さんという方が大部分独力で整備されました。さらにこの4月、新たな見どころやコースが開かれ、案内図や銘板が設置され以前より効率的に散策できるようになったと知って、今回ブロ山友の水鵬さんご夫妻と4人で散策に出かけてきました。
※注意事項
上臈岩周辺は、要所に案内板と補助ロープが設置されています。
岩壁はどれも切り立った高さ50~60メートル程の断崖です。転落防止の柵やロープはありませんので、散策される場合はくれぐれも注意して下さい。お子様は入らない方が無難ですが、同伴される場合はロープなどで安全確保をしっかりと!
愛知県民の森(モリトピア)ハイキングマップはこちら↓
http://www.aichi-park.or.jp/kenmin/pdf/hiking_map.pdf
http://www.aichi-park.or.jp/kenmin/pdf/hiking_map.pdf
愛知県民の森(モリトピア愛知)の駐車場からスタートです。
駐車場(無料)の利用には時間制限があります(7:00~20:00)。この日ゲートは午前6:30頃には開いていました。
まずは公園内の大津谷林道を北へ。まだこの時間は涼しくて快適。
お猿のチェーンソーアート。胴体がないのはなぜ?当初は他のピースと組み合わせてあったのかも。
新緑の季節です!水面に映る姿は清々しい気分にさせてくれますね。
この季節、関東以西ならどこでも普通に見られるシラン。珍しくないので気に留めないことがほとんどですが、じっくり見てみると、とても美しい花ですよね。紫色ですごく目立ちます。
ここから右へ、赤木沢へ入りました。
最初は沢沿いの緩やかな上りです。
”倒れないゾ!”という意思を感じる根性木。
雨樋(うひ)呼ばれる、このあたりに所々見られる地形だそうです。2000万年前の火山活動によって形成された「擬灰石」が風化してできたもの。(案内書きより)
傾斜が増してきたところで、写真の案内表示の所で谷に下ります。
痛んで揺れる木橋を渡って、対岸の山腹をジグザグに急登する道に入ります。
こんな木の階段も何か所かあります。
ウラジロ(シダ)の群生に光が差し込んでキラキラと綺麗でした。
つづら折りを登り切ると尾根に乗って展望地。鳳来寺山が正面に見えます。
一般道はシュートン沢へ下って行きますが、ここから防火水槽の建屋を左に見ながら北東へ尾根を進みます。最初はシダの踏み跡をたどる。
しばらく登るとパッと視界が開けて「百畳岩」。尾根全体が岩です。後方に見えているのは鳳来寺山。
グリップが良く効く岩なので不安はありませんが、落ちればタダでは済まないので油断しないように。
解放感抜群の岩尾根をどんどん登って、写真の場所が百畳岩の頭。
森の中に入るとすぐNo22防火水槽。ここから山腹をトラバース。
狭い急な踏み跡を登ると、写真の地点で東尾根道に合流します。
東尾根コースはアップダウンがきつくてとても辛い!急降下して急坂を登り、三角点ピークを過ぎた先で写真の「北尾根 東尾根」と書かれた立て札の地点に到着。ここから少し下ってピンクリボンの場所から上臈岩半島へ入ります。
上臈岩半島の最高点ピーク手前の「第一展望所」。
鳳来湖が見えました。
最初の案内板。岳香さんの力作です。今年4月に入替られたばかりでピカピカです。
500mピークを越えて下ったところに「第二展望所」。鳳来湖の北側が見えています。
さらに下って平坦になったところが、
「馬の背」
こちらも鳳来湖の北側に、奥三河の盟主「三ッ瀬明神山」が姿を現しました。
半島の核心部に到着。この案内板が上臈岩公園(仮称)回廊の入口。今日は反時計回りで周回してみます。
456m独標ピークを乗り越え、最初の四つ辻を右に下ると「奥の上臈(裂石)」
90度に曲がった松の木に銘板がありました。裂石というのは、岩が大きく裂けている場所だから。写真はその岩の上に立っている所。もし今地震が起きたら、岩もろとも真っ逆さまに転落してしまうかも…^^;
新しく切り開かれた道を行きます。シダ刈りは大変だったでしょうね。
「奥の上臈(回廊)」の銘板
鳳来湖南側と宇連ダムが良く見えます。
直ぐ隣の踏み跡を登って先に進むと、
「裏の上臈」に到着。
高所恐怖症の方はビビります(自分も)が、眺めは抜群です。
写真は上臈岩へ向かう途中から見た裏の上臈方向。
上臈岩の突端へはロープに頼りながら岩場に刻まれたステップを使って下ります。
本家「上臈岩」に着きました。
上臈岩の突端から見た「中の上臈」と三ッ瀬明神山。わずか400~500mの低山とは思えない高度感です!
上臈岩からは新しく開かれたバイパスを通って「中の上臈」へ。途中にある「間の上臈」です。
右手に先ほどロープで降りた「上臈岩」が見えています。撮る位置が大きく違わないので、どれも似通った写真になっちゃいますね。
戻って今度は上臈谷のバイパス道へ入ります。写真が上臈谷です。あの先がどうなっているのか気になるteppanです。
そして「中の上臈」です。展望個所がいっぱいありますが、どこがどこやら?という方はルート図や鳥瞰図のリンクをクリックしてご覧下さい。
「中の上臈」は上臈岩群で一番突き出た形状をしている為、180度のパノラマが堪能できます。写真は東方向。
北方向を見るとペンギン岩。他の岩もそうですが、岳香さんのネーミングセンスはなかなかですね^^
そして中の上臈で大休憩にしました。
ロープで降りた「上臈岩」や「間の上臈」を見ながら山ランチです。お天気が良く暑くなってきました。
休憩後はまず「兜岩」。木々に覆われて形は良く把握できませんが、兜の形です。
兜岩のすぐ隣にあった「カイナンサラサドウダン」のツボミ。ブドウの房みたいになるのが特徴の様です。もう少しで咲きそうでした、惜しい!
「ドウダン下にもあったよ~」な~んだ、無理して岩に登ることなかったみたい(汗)
岳香さんが開いてくれたスポットはあと2個所。一旦写真の場所まで登ってから急降下します。
ホソバシャクナゲの花。
「外の上臈」です。この岩の上に、
こんな風に立ってみると…
この眺めです!
えっ?もう飽きてしまったって? いやいや、実際に行ってみるといくら見ても飽きることはありませんよ(^^
最後にお隣の「下の上臈」へ向かいます。急な山腹をトラバースしますが、ロープが張り巡らされていて安心して歩けます。
ここが「下の上臈」。
先ほどの「外の上臈」とほとんど同じ眺めです。すぐ隣なので当たり前か^^
少し北に行くと「下の上臈(離れ)」。先ほどまで居た「外の上臈」が見えました。
上臈岩群の回廊、存分に楽しむことができました!岳香さんに感謝しつつ半島を後にしました
東尾根コースに戻って、展望台からの宇連山です。
照り返しもアップダウンもきつい東尾根コースをヒイヒイ言いながら歩いて分岐地点。写真の場所から中尾根へ入ります。
いきなり急な階段を下る。
尾根の途中、写真の表示の所から不動沢へ降ります。
急な山腹のジグザグを下ると、後は谷沿いの道。やや荒れ気味、石がゴロゴロしていて歩きにくい。
「おしどり池」という名の堰堤池に着きました。
おしどりは見かけませんでしたが、カルガモのカップルと錦鯉が泳いでいました。
途中から木和田林道に出ると、広くて歩きやすくなります。
しばらく下ると風穴がありました。
奥行きはありませんが、中に入ると冷蔵庫並の涼しさです 暑い日には気持ち良い場所、お家に持って帰りたい!^^
紅葉したカエデもあったりします。暑くなってきましたが、木漏れ日の中を歩くのは気持ちがいいです。
不動滝の下流に降りてみたところ。
モリトピアの管理棟に無事到着。宿泊もできますよ。
ここでお風呂を借りました。
浴室は地下一階です。鍵付きロッカー、ボディーソープ、リンスインシャンプー、ヘアドライヤーも完備されて大人¥400。浴槽は10人ほど入るといっぱいの大きさですが、リーズナブルなお値段で、なかなか良いお風呂でした。
お風呂で汗を流した後は生ビールで乾杯! と、いきたい所ですが、車なのでノンアルコールで!
駐車場の横を流れる大津谷川の下流付近は浅瀬になっていて、家族連れの皆さんが水遊びに興じていました。微笑ましい光景を見ていると、ホンワカした気持ちになれますね^^
おしまいは川沿いに咲いていたヤマボウシです。
※秋に赤い実がなり、甘くて美味しいそうです。2017/5/28追記
水鵬さん、奥様、この日はお付き合い下さってありがとうございました。おかげで楽しい一日を過ごすことができましたm(_ _)m
タグ:愛知のお山
おお~!
さすがですね!! 見事にまとまっている!!
感心しました。
私はあれから公私に渡り色々忙しくまだ全然アップできてない><;
このブログを見ると恥ずかしくて書けない・・・(;´・ω・)
簡単に・・・かなw
でも本当にこの岩は絶景ですね!
良いコースを教えて頂きありがとうございました。
とても楽しかったですよ~
by 水鵬 (2017-05-27 18:06)
こんにちは水鵬さん!
この日は本当にありがとうございました。
ようやくアップできたんですが一週間もかかってしまいました。^^;
写真が多すぎるのは分かっているのですが、性分なので仕方ないですね。
お風呂はこぢんまりとしていましたが、ゆったりとした雰囲気でなかなか良かったです。
またどこかへご一緒しましょう!
P.S. 今晩にでも写真の件でメール致します。
by teppan (2017-05-27 18:39)
どうもこんばんは。こっちにも(^。^;)。
前にも思いましたがこの岩場本当にいいところですね!
なんか宇連山頂上に行くよりも魅力的!
個人の方の案内板の完成度がすごい。
自治体が作ったのかと思っちゃう。
by teln (2017-05-27 22:43)
telnさん、またまたこんばんは~
ここは本当に良いところですよ、
岳香(gakukoh)さん(ヤマレコではgさんで通っています)のおかげで楽しませて頂けました。はっきり言って宇連山より数段素晴らしいです。水鵬さんはもう宇連山頂には行かないって、キッパリ!おっしゃっていましたよ(^。^;)
個人管理の「上臈岩公園」は、今のところ自治体は見て見ぬ振り?
事故が起きて進入禁止にならない事を祈ってます。仮にもし行政管理の遊歩道にでもなったら、きっと鎖が張り巡らされてつまらなくなるでしょう。(まあ、絶対そんなことにはならないと思いますが…)
by teppan (2017-05-27 23:14)
回廊からの眺め拝見、素晴らしい景観ですね。
道を整備された方のおかげですね。 行ってみたくなります。
by Jetstream (2017-05-28 18:45)
こんにちはJetstreamさん、コメントありがとうございます
愛知でもこのあたりは古代の火山活動でできた岩場が至るところにあって、良い眺めが見られる場所が幾つかあり、この岩場もそんな中のひとつです。
超低山なんですが、開放感と高度感は素晴らしく、真下にダム湖が見えるせいで一段と景観が良く感じます。ルート整備して下さった方に感謝ですね。
by teppan (2017-05-29 12:55)