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近江鈴鹿の秀峰 銚子ヶ口 後編 2016/10/27 [山歩き・ウォーキング]

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 銚子ヶ口の南にある水舟の池

場所・山行日 「銚子ヶ口:ちょうしがぐち:1076.79m」2016年10月27日(木)
 滋賀県東近江市杠葉尾町・佐目町 境
ルート杠葉尾登山口~東峰~三角点~中峰~北峰~南峰~西峰~大峠~水舟の池(往復) 
歩行距離14.7km/17.5Km(平面/沿面距離)
標高差 登山口~東峰+-720m 東峰~大峠+-38m 大峠~水舟の池-70m
所要時間09時間14分 05:56~15:12 (休憩・昼食時間含む)
実測ルート図はここをクリック!   Google earth俯瞰図はこちら

 銚子ヶ口ハイキングの後編です。続きは三角点峰から中峰へ向かうところからです。
前編はこちらをクリックしてご覧下さい。 

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 三角点峰から山腹を歩きながら見た南峰と中峰。AM9:47

 

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 紅葉(黄葉)は今が最盛期ですね。

 

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 一旦谷間に下って登り返すと中峰です。特にピークといった感じはありません。AM9:56

 

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 北峰は中峰から北西に続く尾根を行きます。細長い尾根状で盛り上がりが3つありました。一番高い地点が真ん中あたりにある写真の場所。AM10:10

 

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 ピークからはカクレグラ(水谷岳)と永源寺ダム湖に琵琶湖方面が見えました。

 

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 鈴鹿10座のテープがマーキングに使われていました。

 

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 次は一旦中峰に戻り、南東方向へ下って南峰へ。先端に出るとパッ!と開けて釈迦・御在所・クラシ・イブネ・雨乞・タイジョウ・綿向山などがグルリと見渡せるピークに着きました。南峰からの展望も抜群です。AM10:32

 

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 御在所岳と鎌ヶ岳の頭がちょっとだけ見えます。真ん中あたりに横切っているのがクラシ北尾根。

 

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 再び中峰に戻って今度は西峰を目指す。案内に従い大峠方面へ。 AM10:39

 

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 少し山腹を歩いたら尾根に出ました。手前2つのピークを乗り越え西峰(右ピーク)へ向かいます。

 

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 落ち葉をザクザク踏みながら快適な尾根道を行きます。

 

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 イワカガミの草紅葉

 

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 西峰への登りはキツイです^^; 後ろに見えているのが先程まで居た南峰です。

 

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 西峰到着。東側に展望が開けています。AM11:10

 

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 銚子ヶ口山頂部は少しわかりにくいので略図にしてみました。六峰の標高はどれも大差なく数メートルくらいの差です。一番高いのは中峰か南峰あたりでしょうか。(クリックで拡大表示) 

 

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 西峰から下って前方に見える水舟の頭へ向かう。

 

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 シロモジのトンネルの中をピークへ。

 

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 ここが水舟の頭(1067m独標) ここも歩いてきた各ピーク群と大差ない標高です。AM11:16

 

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 水舟の頭から踏み跡なりに下ったら1つ隣の尾根入って間違えました。トラバースして大峠(前方)にリカバリ中の写真。

 

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 大峠から東側を見たところ。北谷尻谷源流部のひとつです。アセビと苔が見事です。大峠は佐目集落からお金明神に至る重要な峠であっただろうと、詳しい本に書いてありました。 鈴鹿の奥地には昔、鉱山があったそうです。

 

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 大峠の案内標識。この峠を乗り越え、アセビをかき分けて西側の急斜面へ。AM11:26

 

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 やがて小尾根に乗ると踏み跡がありました。写真のアセビをくぐり抜けると、

 

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 真っ暗な植林地の中に入り、さらに下っていくと池が見えてきました。AM11:33

 

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 ここが水舟の池です。標高950mを越える鈴鹿の山中に、これほど大きな池が存在するとは驚きです。砂防ダムとかではなく自然にできた池の様です。浮かんでいる草はたぶんヒルムシロ。後ろに写っているピークが歩いてきた西峰。

 

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 池の東岸に雨で流れて出来たと思われる砂浜があり、山ごはん休憩には最適でした。

 

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 アカハラ?イモリがたくさん居て、一緒に記念撮影はどう?と誘ってみたのですが却下されました^^

 

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 帰りは池の北側の斜面を適当に登っていくと、尾根に踏み跡がありました。PM0:27

 

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 マムシグサ(テンナンショウ)の実です。毒がありますが、根塊からデンプンを取り出して食べる救荒植物だった。

 

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 踏み跡は途中から北方向へトラバースしていき、西峰と水舟の頭との鞍部に出ました。

 

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 西峰へ戻る途中から見たタイジョウ(左)と綿向山(遠方)PM0:40
標高 1110mの綿向山は毎年11月10日が記念日(綿向山の日)で大勢のハイカーで賑わいます。今年はちょうど木曜日です、行ってみようかな(^^

 

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 尾根にあった立ち枯れ。

 

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 里山の黄葉の主役はシロモジです。

 

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 三角点峰に戻る途中の山腹からハライドが見えました。霞んでいますがその先に伊勢湾が見えています。

 

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 再び東峰に戻ってきました。まだ釈迦ヶ岳が綺麗に見えています。PM1:15

 

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 鈴鹿北中部の山々。 天狗堂・鈴ヶ岳・御池岳・藤原岳・静ヶ岳・竜ヶ岳など。手前に岳・不老堂・ミズキノ(水木野)が見える。

 

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 往きの谷道へ戻ります。上部は粘土質の急坂で滑りやすい。PM1:23

 

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 山腹道の斜面はかなり急です。滑り落ちたらタダじゃ済まないので、油断しないように歩きましょう。PM1:47

 

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 帰りは北尾根を離れて、山腹に付けられた正規の登山道を下りました。

 

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 植林地に突如ガレた岩と苔の斜面が現れました。どことなく北八ヶ岳の雰囲気。

 

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 苔を触るとフカフカ。厚みは何センチくらいでしょう?気持ちいい!

 

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  道沿いにはこの様な炭焼き窯跡が3つくらいあって、往時が偲ばれます。PM2:37

 

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 谷間のガレが道を横切る地点が一個所。特に危険ではありませんでした。

 

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 暗い植林地の道は憂鬱な気分になってテンションも下がり気味。もう日が暮れてきたみたいですね。 

 

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 登山口まで残り400mあたりの下部に湿地がありました。いい雰囲気なので先まで行ってみたいけど無理でした。


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 登山口が見えてきました。今日も無事帰って来られました。PM3:10 

 

(あとがき)
 ピークが複数あって独特な形の銚子ヶ口。中でもお勧めは東峰と南峰です。この2つのピークに行けば鈴鹿北中部の主峰のほとんどを見渡すことができ、お天気さえ良ければ素晴らしい展望と感動が待っています。鈴鹿山脈の展望特等席。近江鈴鹿の秀峰と呼ぶに相応しい山でした。
 それと水舟の池。鈴鹿の山中にひっそりと隠れています。そして静寂に包まれた池の畔で食べる山メシはまた格別でした。 この山に来たならぜひ立ち寄りたいスポットです。

 こちらをクリックすると前編記事にジャンプします!  


(ハイキング終了後) 

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 国道421号沿いにある道の駅「奥永源寺渓流の里」に立ち寄りました。
旧政所中学校を道の駅に改装して昨年オープンしました。(毎週火曜日定休)
ここにある「ふる里まなびや」で注文したのは、

 

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 この永源寺ダムカレー。岩魚のフライとサラダが付いてなんと800円ポッキリ!カレーもなかなか美味しかったです。ちなみに食事メニューは午前11時から。11月からは岩魚がジビエ肉に代わる様です。

 

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 お隣の教室に入ってみると、 

 

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 愛知川(えちがわ)流域の淡水魚が展示されていました。

 

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 え~と・・・ なんだったかな?^^;

 

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 鈴鹿10座の登山口案内写真。10座とは東近江市から登る鈴鹿の山を選定したものです。 
御池岳・藤原岳・竜ヶ岳・釈迦ヶ岳・御在所岳・雨乞岳・イブネ・日本コバ・天狗堂・そして今回歩いた銚子ヶ口です。
リンク→http://www.city.higashiomi.shiga.jp/0000006203.html

 

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 茨川から藤原岳など、滋賀県側からのルートはマイナーでちょっとマニアックです。

 

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 駐車場から見上げる山は「岳:だけ」、ストレートなネーミングです。一度歩いてみたいですね。

 

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 おしまいは夕陽を背負った鈴鹿の山々です(三重県いなべから)


タグ:鈴鹿の山
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コメント 4

teln

こんばんはー、こっちにコメントしますよ(^。^;)。

ちょっとここは電車バス自転車アクセスの自分には
無理そうな気がしますが、景色素晴らしいですねえ!!

マムシグサの根塊からデンプンを取り出して食べる
救荒植物だったとか、炭焼き窯跡とか、勉強になります。
昔の人はほかにもアレ食べようっていうチャレンジャーが
いっぱいいたんですよねえそして敗れ去った者も(^。^;)。

カレーうまそー。良心的な価格だと思います!
by teln (2016-11-02 00:38) 

teppan

おはようございますtelnさん

永源寺あたりは公共交通で行くには不便なところですね。
石榑トンネルが開通するまでは、三重県側から車で行くのも大変でした。
でも、この駅のカレーは美味しくてお買い得ですよ。
何かの機会に寄れたらぜひ食べてみて下さい。

明治~昭和初期の燃料は薪だとか炭だとかでしたから、
山に入って木を切り出すといいお金になったはず。
ここ鈴鹿にもたくさんの人が山稼ぎに来ていたのでしょう。
その痕跡が今も至る所に残っているんですね。

そういうチャレンジは遠慮したいですね。

おっと、銚子ヶ口いい山でしたよ(^。^;)
by teppan (2016-11-02 09:03) 

水鵬

さすが秋晴れの山は絵になりますね~
「奥永源寺渓流の里」は実は今年春に石榑峠から竜に登ろうと向かった時に登山口手前で登山靴を忘れた事に気が付き断念した時寄りましたw
朝早かったのでカレーは食べませんでしたが、良心的な価格とボリュームは良いですね~
その時に鈴鹿10座を知りました。
ちなみにそこに寄った時に綿向山のパンフをもらい、今回登ることになったんですけどね^^b
小さいながら良い感じの道の駅でしたw
by 水鵬 (2016-11-05 15:27) 

teppan

こんにちは水鵬さん

この日の朝は結構ガスが出ていたのですが、稜線に出る頃には青空が広がって良い天気になりました。今回はこの水舟の池で山ごはんを食べるのが最大の目的だったので、天気に恵まれたのは幸いでした。

綿向山の姿も雄大でした。次の木曜日は「ふれあい綿向山Day」
混むのを覚悟で出かけてこようと思っています^^

近江側からの鈴鹿はバリルートが多いですが、雰囲気は素晴らしいですね~。道の駅のカレーはお勧めです!
by teppan (2016-11-05 16:00) 

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