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豊田市美術館 2016/3/3 [お出かけ]

 「家康の遺宝展」が開催されているそうで、久しぶりに豊田市美術館を覗いてみました。
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 昨年徳川家康公没後400年ということで、静岡市・浜松市・岡崎市など、家康ゆかりの地域では「徳川家康公顕彰400年祭記念事業」が行われていました。

 

 全国的にはあまり知られていませんが、私の住む愛知県豊田市内にある松平町も、家康との関りが深いのです。時代劇でよく「松平○○様」というのが出てきますよね、その名前の元になった地です。家康から遡ること8代、先祖松平氏は松平を拠点に勢力を伸ばし、徳川家の礎を築きました。

 

 今回見に出かけたのは、その記念事業の一環として行われている展示です。豊田市内にある家康ゆかりの寺院、日光・久能山東照宮、徳川記念財団、そして個人が所有する遺宝が見られます。

 

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 近所にありながら、滅多に入った事が無い美術館。久しぶりに入館してみました。^^;

 

 

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 2階に上がってすぐ目に飛び込んできたのは壁一面にちりばめられたケース。

 

 

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 本物の花や葉っぱや枝などが一つ一つ入っています。その入れ物がまた面白い! なんとコンパクトカセットテープのケースでした。一体何個分なのでしょう?

 

 

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 展示物は撮影禁止なので、解説書で少しだけご紹介。

 

 

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 豊田市にある隣松寺に宛てられた家康の書状。寺領を安堵する旨が書かれている。 

 

 

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 冑三尊 家康は真ん中に乗っている護り仏を、冑の中に 忍ばせて出陣したと伝えられる。明日をも知れぬ命、神仏にすがる戦国武将の気持ちが伝わってくる様です。

 

 

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 家康の手形だと伝わるもの。ゴツイ手をしています。本人のものかどうかは定かではありませんが、そう思うだけでワクワクしますね。

 

 

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 隣松寺が所蔵する「木造徳川家康像」。一向一揆との戦いに勝利した家康が、この寺に安置したものだそうです。軍配を持つ姿は眼光鋭く、凛々しい表情をしています。

 

 

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 家康直筆と伝わる掛軸。「堪忍 :かんにん」と書かれているのが家康らしいと解説されていました。 

 

 遺跡・遺物・神社仏閣・仏像など、歴史を感じるものが大好きなので楽しめました。その時の人間が書いたり触ったりしたものだと思うだけでロマンを感じますね。

 

 

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 ギャラリーでこんなのもやってました。平成の大合併からもう10年、周辺市町村と一つになった豊田市の風景を絵画にしたものです。

 

 

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 豊田市内の各名所が描かれています。猿投山、天狗棚、足助の町並み、渡刈駅跡など、訪れた事のある場所が数多くあって、こちらも楽しめました。 

 

 

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 美術館から眺めた炮烙山と六所山。街の風景は随分変わってしまいましたが、猿投山を含めて、今も変わらない小どもの頃からのランドマークです。 

 

 

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 鏡の野外アート。一番奥の鏡に写っているのが私^^

 

 

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 のんびり見ていたら閉館時間近くに… 夕陽を浴びる美術館を後にしました。

 

 

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 散歩しながらの帰り道、移転した高校跡地に忘れ去られたマンサクが咲いていました。 春が来ましたね!


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コメント 8

horoyoi

てっぱんさん、こんにちは!

豊田は自動車産業だけでなくもっとずっと古くから日本の歴史に深く関わってきた街なんですね。古墳の点在する猿投山も未知のことがありそうですし車の街豊田は案外歴史ロマンに満ちていますね。
by horoyoi (2016-03-04 15:36) 

teppan

こんにちはhoroyoiさん コメントありがとうございます!

東海道から離れていて、昔のこのあたりはかなりの僻地だった事でしょうね。そんな場所に徳川のルーツがあったとは!小さい頃は何か誇らしい気持ちにもなったものです。

今の豊田市中心部には江戸時代末に内藤氏が治める挙母城(挙母藩)がありました。内藤氏は松平の頃から続く徳川方の家臣です。そして矢作川の氾濫に悩まされ、城が移転した先が、今豊田市美術館が建っている高台なんです。(以前自分が通った小学校があった場所なんですが…)

ド田舎ですが歴史ロマンもある豊田市をヨロシク!^^
by teppan (2016-03-04 18:25) 

teln

こんばんはーちょとごぶさたです(^。^;)、
豊かな休日を過ごされていますなあ。

岡崎から香嵐渓に行くと松平郷を通るんですよね。
いい雰囲気の田舎(^^)。あんなところに流れ着いて
小豪族となった松平家の宗家は安祥岡崎に出て
家康からは徳川を名乗ってやれ三河統一だー
浜松だー駿府だー旧武田領の甲斐信濃も編入して
大大名になっていくんですからまーすごいことです。

秀吉もすごいですけど、あの天性の人たらしでも
成り上がりが過ぎたのか死後は離反者が相次いだ。
逆に家康は弱小ではあっても生まれながらに当主確定で
忠誠誓う家臣団があって、一向一揆のときや石川数正など
例外あってもとにかく家臣に恵まれ。この人に尽くさねばと
思わせる魅力ある人物だったんでしょうか。

あとその手相の有名なマスカケ線ねー(^。^;)。
by teln (2016-03-05 01:47) 

teppan

おはようございますtelnさん

そう、マスカケ線。
うちの奥さまがそうなんです。捕まっちゃったら離れなくて…
あの手形を見て本人も、同じだと言っておりました。(^。^;)

ほんとあの松平から天下統一までの流れ、歴史を学んだ我々は結果を知っての感想ですが、当事者たちはそんな事を考えている余裕はきっと無かったでしょうね。「結果的にそうなった」と、家康はきっとそう言うでしょう。
それと、三河武士の家臣団は、おそろしく強固な一枚岩だったのでしょうね。
by teppan (2016-03-05 08:37) 

Jetstream

サスガ天下のトヨタのおひざ元の美術館、立派!
たまにはこんな美術にふれて楽しむのもいいですね。!(^^)!
家康像、武将らしく聡明な感じを受けます。 狸おやじという巷のイメージとは異なります。(笑) 
今でも三河のパワーは強いですね。 私は尾張の出身ですが、終りです。(笑)
by Jetstream (2016-03-06 10:52) 

teppan

こんにちはJetstreamさん コメントありがとうございます

そうなんです、田舎町には似つかわしくない箱モノが、豊田市内には数多くあります。それもこれもトヨタ様のおかげ… 「市民よありがたく思え!」ってことなのでしょう。その分税金を安くして欲しいと願う市民も私だけではないと思われます。^^;
でも、せっかくあるんですから、有効に?活用するのも市民の義務かもしれませんね。
円安傾向で利益は過去最高、トヨタさん、たくさん税金払って下さいね~!(^^)!

家康は晩年の権現像の狸みたいなイメージが一般的です。若い頃はどうだったかは分かりませんが、この像を見る限りはキリッとした感じです。
by teppan (2016-03-06 11:20) 

水鵬

こんにちは~
いいですね、私も昔「山岡荘八」の「徳川家康」を読んでいるので、それ以来歴史には興味があるんです。
特に今NHKの大河ドラマ「真田丸」が始まり、戦国時代が盛り上がっていますね。
特に本当に「徳川家康」が書いた物だったとしたら、ロマンを感じますね。
by 水鵬 (2016-03-06 16:10) 

teppan

こんばんは水鵬さん
真田丸、今日放送日でしたね。忘れずに見ましょうかね^^

たぶん、展示物のいくつかは間違いなく本人が書いたり触ったりしたものだと思うんですよね~ 感じましたよ~ロマン(´∀`*)
by teppan (2016-03-06 18:27) 

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