SSブログ
 
 
[次項有]てっぱん家の地域別-山記事リストはここをクリックしてください!!
  teppanお気に入りのウェブページは下のリンクをクリッ 
[次項有]山歩き 関連のお気に入り
[次項有]ミツバチ関連のお気に入り

曽良山 3つの名前を持つ里山 2015/11/19 [山歩き・ウォーキング]

 岐阜県土岐市と愛知県豊田市境にある里山、曽良山(そらやま)を歩いてきました。
].JPG
 写真は師岩からの展望(写真クリックで拡大表示)

 


場所・山行日「曽良山:そらやま:712.35m」 
別名「鶴岡山:つるおかさん」「西山:にしやま」
岐阜県土岐市・愛知県豊田市境 2015年11月19日(木)
ルート曽木公園~細野城址~曽良山~師岩~正福寺~白鳥神社~曽木公園
歩行距離12.3Km(平面)  13.6Km(沿面)
標高差 曽木公園~山頂+-290m 
所要時間05時間03分 07:50~12:54 (休憩・昼食時間含む)
実測ルート図はここをクリック!   Google earth俯瞰図はこちら 

  本当はこの水曜日から1泊で山歩きをする予定でしたが、お天気が悪くて断念。せめて日帰りで山を歩こうとここへ来ました。今日は曽木公園から山頂へ登って正福寺のある鶴里地区へ下り、旧中馬街道を歩いて曽木公園へ戻る周回コースで歩きます。

 

IMG_2927.JPG
 土岐市曽木公園向かいにある温泉施設「バーデンパークSOGI」の駐車場からスタート。公園の駐車場はライトアップイベント(逆さもみじ)の真っ最中でテントなどが設営してあって入れませんので、道路反対側にある温泉施設の駐車場が開放されています。

 

 

IMG_2930.JPG
 旧中馬街道の案内を辿って国道の南側に出ると、今日歩く曽良山が見えてきます。本当は公園沿いを歩いて国道下のトンネルを潜って行くのが正解だったようですが、国道の歩道を歩いて行ったら遠回りになってしまいました。

 

 

IMG_2935.JPG
 道祖神、馬頭観音、山ノ神など、旧中馬街道の痕跡のある場所には所々こうした解説版が設置されています。

 
 中馬街道は三河湾の塩を馬で信州に運ぶのを生業とした人々(中馬)が通った路だそうで、ここ東濃のルートは足助を通る中馬街道とはまた別のようです。街道といっても一般の旅人ではなく主に馬が通る運送の路で、ここ曽木には馬宿があったということです。

 

 

IMG_2936.JPG
 電撃柵用の電源装置。今年痛ましい感電事故があったのは記憶に新しいですね。これは事故のあったタイプとは違いますが、触ったことのある人に聞いたところ、ビリッ!と来てけっこうショックが大きいそうです。

 

 

IMG_2937.JPG
 季節外れの花は何かな? ツリガネニンジンではなさそう。

 

 

IMG_2939.JPG
 ここから林の中へ入っていきます。曽木ルートには写真の様なカラフルな案内板が設置されていますが、このルートは元土岐市役所の方が愛好会を作って主に整備されているそうです。感謝です!m(__)m

 

 

IMG_2953.JPG
 こんな詩が取り付けてありました。

 

 

IMG_2966.JPG
 林道が終わると山道らしくなって、やがて大きな岩が点在する植林地を登っていきます。

 

 

IMG_2971.JPG
 一旦林道を横切り、さらに登っていくと主稜線に到達(写真)。右へ尾根を進むと山頂方向です。ここを乗り越えて反対側へ下ると別の林道があり、そこを下ったところに堰堤があるので見に行ってみました。その林道が愛知県側からの登山ルートになっているみたいです。 

 

 

IMG_2975.JPG
 堰堤池の水面には黄葉が映って良い雰囲気。時間が止まっているかの様な静かな場所です。

 

 

IMG_2984.JPG
 堰堤の上では桜が咲いていました。

 

 

IMG_2981.JPG
 小ぶりな花です。豊田市小原地区は「四季桜の里」と呼ばれ、春と秋の年に2度咲く桜がちょうど今満開を迎えており、花見客で賑わっています。この堰堤がある場所も小原なので、きっと同じ種類が植えてあるのでしょう。

 

 

IMG_2991.JPG
 尾根道に戻って山頂をめざします。落葉の積もった気持ちの良い道。

 

 

IMG_2992.JPG
 分岐地点です。ここで勘違いして大失敗^^; 
実は、正福寺へのルートは山頂を経由するものとばかり思っていました。それで、まず別尾根にある細野城址を往復してから山頂に行こうと考え、目の前の山頂を後回しにして、ここから下ってしまったのです…

 

 

IMG_2995.JPG
 分岐からすぐの場所にある双子岩。ここからさらに左へ下ります。

 

 

IMG_2997.JPG
 ウリハダカエデ。紅くなる種類ですが、まだオレンジ色です。だんだんと色が変わっていく行程が解りますね。

 

 

IMG_3015.JPG
 随分下って写真の地点に到着。案内表示を見て愕然!(゚Д゚;)
左へ下ると正福寺。右へ下ると細野城址-正福寺と表示されています。なんと正福寺への道は山頂を経由していなかったのです。先程の分岐から細野城址へ続く尾根を歩いていると勘違いして、かなり下って来ていたのです…

 

 左が師岩を経由して正福寺へ下る道で、細野城址へはここから右へ急な尾根を約400mの往復。山頂はここから来た道を戻って約600mを往復する必要があります。  しまった~!

 

IMG_3001.JPG
 気をとりなおして、まずは尻もちを突きそうな程急な尾根道を下って細野城址へ行ってみます。写真は途中にあった「石割壇香梅」

 

 

IMG_3004.JPG
 けっこう下って細野城址到着。堀切や土塁などが残されています。

 

 

IMG_3008.JPG
 北側の伐採地からは良い眺め。今回一番の展望地です。尾根の先端部も切り開かれていて、幟が立っていて麓が良く見えました。

 

 

IMG_3007.JPG
 右遠方には噴煙をあげる御嶽山。アップで撮ったら偶然ヘリコプターが写っていました。ちょうど地獄谷あたりが見えています。

 

  初めて歩いた山なのに山頂を踏めないまま下山するのはいかにも残念。意を決して再び山頂目指して約1キロの道のりを登り返すことにしました。ああ…先に山頂へ寄っておけばよかった… (^^ゞ

 

 

IMG_3020.JPG
 (中略)辛い登りを終えて山頂です。南西方向が明るい疎林になっていて静かで落ち着ける場所です。

 

 

IMG_3022.JPG
 この山は3つの名前を持っている。
曽木側からは「曽良山:そらやま」、西側の鶴里からは「鶴岡山:つるおかさん」、そして愛知県豊田市の小原側からは「西山:にしやま」と呼ばれているそうです。麓の地区によって呼び名が違うのは良くあることですが、3つも持っているとはめずらしいですね。

 

 

IMG_3021.JPG
 二等三角点「712.35m・細野村」が埋まっています。ここから東へ50m程行ったあたりの方が高くて標高は720m以上あります。

 

 

R0010243.JPG
 特等席に頑丈そうなベンチが一基おいてあり、静かな山頂でちょっと早目のお昼ごはん。眺めはなくても、こじんまりとして落ち着ける山頂はとても気に入りました。登山ノート(らくがき帳)に感想を書いておきましょう。

 

 

IMG_3031.JPG
 昼食後、再度先程の細野城址の分岐まで下り、今度は左に下ると間もなく大きな平らな岩がデン!と鎮座している斜面に出ました。記事最初の写真に写っている「師岩:もろいわ」です。 説明書きによりますと、弘法大師様がこの岩から別の岩?まで一足飛びに渡ったという伝説があるそうです。大師の足跡が残っているということですが、探してもよく解りませんでした。

 

 

IMG_3035.JPG
 師岩の近くに石切り場もあって、きれいに割られてクサビの跡が残った岩がありました。

 

 

IMG_3043.JPG
 肥田川源流地に立ち寄った後、ひたすら下っていきます。やがて谷沿いの道になってさらに下っていくと、

 

 

IMG_3051.JPG
 何かの養殖場跡に出ました。赤い金魚が泳いでました!

 

 

IMG_3053.JPG
 すぐに沢を渡ります。木の橋は昨夜の雨で濡れてツルツル、とても緊張しました。初めての山は何があるか解りません。簡単に装着できる滑り止めを常時携帯しておきたいですね。

 

 

IMG_3056.JPG
 橋を渡ると林道歩き。正福寺の駐車場横に出ました。「山を歩く際にはこの駐車場を使って下さい」と表示がありました。

 

 

IMG_3060.JPG
 正福寺。 先に見えているのが曽良山です。おっと!こちら側からの呼び名は鶴岡山でした。

 

 

IMG_3058.JPG
 地蔵尊

 

 

IMG_3068.JPG
 お寺を後にして、田んぼや畑の中に点在する民家を横目に歩きます。こんな花が咲いていました。ヒメジョオンでしょうか?

 

 

IMG_3071.JPG
 農道を歩いて国道を目指します。

 

 

IMG_3078.JPG
 通りがった温室の中。ポット苗はデージーですかね

 

 

IMG_3082.JPG
 国道に出たら反対側に渡って白鳥神社横を中馬街道へ入りました。

 

 

IMG_3089.JPG
 入ってすぐ、左手の大きな岩の陰に役行者像。

 

 

IMG_3091.JPG
 旧中馬街道を歩いて曽木公園を目指す。

 

 

IMG_3095.JPG
 民家の庭先にあった樹齢250年というサザンカ。桃色の花が綺麗です。この後もう一度国道を横断します。 

 

 

IMG_3100.JPG
 ツルウメモドキの赤い実

 

 

IMG_3102.JPG
 馬頭観音

 

 

IMG_3108.JPG
 やがて曽木公園に着きました。イベント開催中で入口が一カ所に決められていました。

 

 

IMG_3125.JPG
 山から流れてくる沢の水を引いて、浅い池が幾つか造られています。イベント期間中は暗くなるとライトアップされて、水面に逆さもみじが映るのがここの売りのようです。

http://sogimomiji.sakura.ne.jp/pdf/panhu27.pdf(曽木逆さもみじパンフレット) 

 

 

IMG_3119.JPG
 イロハモミジ  この公園には他にも数種類のカエデが植えられているようです。
テレビで見たのですが、黄葉と紅葉は同じメカニズムで、葉緑素が抜けるとカロチノイド色素だけ残って黄色なり、さらにアントシアニンが生成される種類が紅くなるそうです。1日の寒暖差と日照と湿度が綺麗な紅葉に大きく影響する要素だとのことです。

 

 

IMG_3132.JPG
 飲食のテントが幾つか出ていました。豚コロのどて煮を所望。^^

 

 

IMG_3134.JPG
 東濃日本みつばちの会 曽木支部の展示コーナー。 
「ニホンミチバチ」と聞くと、ついつい引き寄せられてしまいます。^^; 右のやつは待箱(ミツバチの分蜂群が自然に入って来るの待って捕獲する箱)で、丸太をくり抜いたもので良く入るそうです。もうずいぶんニホンミツバチ養蜂から遠ざかっていますが、いつでも機会があれば、また始めたいと思っています。

 


(巨大狛犬)
 
 

IMG_3151.JPG
 帰りに寄り道。瑞浪市にある世界一大きな狛犬です。ここをたまに通る人なら良く知っている場所。いつも通り過ぎ様に見てはいたのですが、今回じっくり見てみることにしました。美濃焼ですが、流石に大きすぎるのでこの場所で窯を造って焼いたそうです。後ろに残っているレンガがその一部。このすぐ近くに、「日本一大きい茶壺」もあったんですが、寄るのを忘れてました。

 

IMG_3144.JPG
 他にも手作りの狛犬がたくさん。

 

 

IMG_3139.JPG
 裏手にある八王子神社 

 

 

IMG_3141.JPG
 「うさぎ岩登山道入り口」? 兎岩と天狗岩というのがあって、それを周回する約6キロのウォーキングコースのようです。 ちょっと気になりますね。


nice!(8)  コメント(7)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 8

コメント 7

teln

うぉっ、同じ日こちらも山歩きやってましたっ(^。^;)。
別のところですが御嶽山見えましたね!

空の雲の感じも自分が見たのとおんなじです。当たり前かぁ。
「木の橋は昨夜の雨で濡れてツルツル」、でした!
そんなスリリングな一本丸太の橋じゃなかったですが。

細野城初耳。城址って惹かれますねえ天守ない城もよい。
by teln (2015-11-20 22:24) 

水鵬

おはようございます。
知らなかった~ 中々良いコースですね。
もう紅葉も終盤ですね。
ちなみに、私はまた色々あって当面山登りは行けそうにありません。
なのでブログも当面凍結かな??
でもteppanさんのブログは見ますし、コメントもさせて頂きますのでw
それではまた~

by 水鵬 (2015-11-21 07:52) 

teppan

telnさん>おはようございます
弥勒・大谷・道樹&定光寺 テッパン紅葉最前線歩きを楽しんでこられたようですね。この山からの御嶽は弥勒の山頂から見たのと、ホント同じ感じでした。あの橋は写真では1本に見えますが、2本の丸太に板が置いてありました。でも、ツルツルだし結構高くて落ちるとタダでは済まないので、マジ緊張しました。(^。^;)

by teppan (2015-11-21 08:50) 

teppan

水鵬さん>おはようございます
マイナーな里山で自分も初耳でした。でも、土岐の最高峰で歩いてみる価値は十分ありますし、雰囲気もとても良かったです。

しばらく山は凍結ですか? その色々が速やかに解決されることをお祈りしています。そしたらまた山ご一緒しましょうね!コメントは随時大歓迎です。
by teppan (2015-11-21 09:06) 

菅沼

こんにちは(▰˘◡˘▰) 
昨日、曽良山に登ってきました。
検索の中で、貴方のブログが参考になりました。ホームページ 木匠→Blog.方丈工房の(3つの名前)にリンクさせてもらえませんか。
よろしくお願いします。
by 菅沼 (2016-11-11 15:48) 

菅沼

メールアドレス忘れました。
ksuga3@mac.com
by 菅沼 (2016-11-11 16:18) 

teppan

菅沼さん、初めまして!コメントありがとうございます。

Blog記事のリンクOKです。よろしくお願い致します。

by teppan (2016-11-11 19:48) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0