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小岐須から宮指路・仙ヶ岳 2009/10/15 後編 [山歩き・ウォーキング]
三重県鈴鹿市・滋賀県甲賀市の県境にある宮指路岳(くしろだけ)と仙ヶ岳(せんがたけ)を小岐須渓谷を起点に周回しました。前記事の続きです。
本日の総歩行距離(沿面)約12キロメートル 所要時間7時間50分(休憩昼食含む)
仙ヶ岳の東峰から見た西峰(山頂) 双耳峰の山は「鈴鹿の鹿島槍ヶ岳」とも呼ばれています。
(ルート)小岐須渓谷・大石橋先駐車スペース~ヤケギ谷道~宮指路岳~小社峠~仙ヶ岳西峰~仙ヶ岳東峰~仙の石(昼食)~仙鶏尾根~屏風岩分岐(仙ヶ谷方面)~仙ヶ谷道合流~駐車スペース
参考ガイドブック 鈴鹿の山万能ガイド GPSによる実測ルート図はこちらをクリック!
前記事は小社峠に到着した所まででした。ここから仙ヶ岳山頂(西峰)に向かってさらに県境稜線を登ります。
黄葉した林の中を歩いてきた宮指路岳をバックに高度を上げていく。
やがて山頂付近の笹原が見えてきました。
周りの木々がまばらになって笹の道に変わる頃、振りかえると歩いてきた宮指路岳と、遠く鎌ヶ岳や御在所岳が見えるようになってきた。
左に大きく紅葉し始めた東峰が見えてくると、山頂へはあと一息です。
山頂に到着。鈴鹿中部の山々のパノラマが楽しめます。
東峰へはいったん降下して登り返すが比較的緩やか。写真は東峰の林の中の登山道。仙の石は東峰の南側にあり、東峰最高点は北側にある。先のガケから西峰が見えます。(冒頭の写真)
これが仙の石。なんとも不安定に見えるが右側の根元の石に寄りかかって止まっている。ここは東と南方向の眺めが抜群!伊勢湾や遠く奈良の山々が、そして眼下には新名神高速の高架を走行する車が見える。ここで昼食にしました。
仙の石のアップ。なんだかクジラの顔の様に見えませんか?
仙の石と御所平
東に見える野登山(ののぼりやま)
鈴鹿中南部の山々(宮指路・御在所・鎌・雲母・入道など)
焼き物で作られた道しるべ。40分ほど休憩した後、野登山方向の仙鶏尾根(「せんけんおね」と麓の案内板に書いてありました)を下り始める。最初は岩の間を縫う様に進む。
仙ヶ岳もイワカガミ(イワウチワかな?)があちこちに生えています。春から初夏にかけてはさぞかし綺麗でしょう。
仙鶏尾根は途中からすごい急斜面になりロープが設置されている部分が何箇所かある。危険な部分があるので細心の注意が必要です。
急な尾根を必死に下ると、やがて平らな部分に着いた。ここが小岐須渓谷への分岐点。表示には「屏風岩」と書かれている。ここから仙ヶ谷に向かって下る。
最初は植林地をジグザグに下る。やがて沢に着いたら渡って、その沢の左岸の高巻き道を仙ヶ谷に向かって進む。
写真では判りづらいですが、道幅はかなり狭く30センチくらいしかない部分も多い。谷側はかなりの急斜面だから滑り落ちたらただでは済まないルート。固定ロープが設置されている部分が何箇所もあり、この道も細心の注意が要ります。
ポイント表示もしっかりあります。「足元注意」実感です!
緊張しながら下り、道が緩やかになってきたところで沢が見えた。ここを渡ると仙ヶ谷の登山道に合流です。いやーホッとしました。この部分、岩盤の上を水が流れていてすぐ上流に小滝が見えてとても雰囲気が良い所です。
沢から斜面をひと登りで仙ヶ谷道に合流。ここから谷の左岸の植林地の中をひたすら進み、右岸に渡った所で砂防ダム先の林道に出た。
林道歩きでふと振りかえると仙ヶ岳が見えました。30分ほど林道を歩いて無事駐車スペースに到着して本日の山歩きは終了。
駐車スペースから車で少し下った所に屏風岩へのいり口があり、吊橋から眺めることができる。
どうしたらこんな風になるのでしょうか?地震で割れたのかなあ?吊橋の真下にエメラルドグリーンの淵が見え綺麗でした。また、屏風岩への入口近くには、車道脇に「鈴鹿の湧水」と書かれた天然水の水汲み場があり、地元の人も大勢やってくるそうです。なんでも地元の喫茶店オーナーもここの水を使っているとか。私も水筒に2リッターだけ汲みました。
帰る途中で寄った小岐須渓谷山の家の駐車場。入道ヶ岳や野登山への登山口にもなっています。
向かいの山は岩壁になっていて、「石大神:しゃくだいじん」と呼ぶ岩塔の解説板も設置されていました。
タグ:鈴鹿の山
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