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折平山から天狗岩2008/9/4 [山歩き・ウォーキング]

愛知県瀬戸市と豊田市の境界にある折平山から天狗岩へ周回ルートを歩く。

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写真は岩の上の天狗様

 

 今回の山は地形図に名前が載っていません。ちょうど猿投山と岐阜県境の三国山との間に位置している山。山頂には「折平」という名の三角点があり、豊田市側(旧藤岡町側)の麓に「折平:オリダイラ」と呼ぶ地名がある。地元の人が「折平山と呼んでいる」と、参考にさせてもらったHPに記述してあったので、今回表記を同じくしてあります。ルート図はここをクリック

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 車で国道419号線を旧藤岡町方面へ。「飯野」の交差点を左折して豊田市「めぐみの森」キャンプ場へ向かう。(豊田市に合併される前は西加茂郡「郡民の森」という名前でした)所々にある案内看板を目印に進んでゆくと「めぐみの森キャンプ場」に着く。管理棟への入り口を過ぎ、100メートル程進んだ右手にある駐車スペースに停める。

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 スタートはキャンプ場の炊事場を通り抜けて丸太階段で整備された遊歩道を登る。今日は風も少ない上に、思ったより登りが急で一気に汗が噴き出てくる。

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20分ほどで北側が明るく伐採された地点に到着。ここからすぐに展望台があり、三国山方面の眺めが良い。

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 展望台から折平山へは南東方向への踏み跡をトレースする。一旦下り、緩やかに登り返し突き当たった分岐地点を右へ行く。登山者のものと言うより、植林の間伐する人のための作業道だと思われるがしっかりとした尾根の踏み跡が続く。小さなアップダウンを繰り返し、やがてやや急な登りになる。そこを歩ききると折平山の山頂に到着。展望台から約30分弱でした。南に位置する猿投山とほぼ同じ標高を持つが、廻りは樹木に遮られ展望はありません。三等三角点がしっかりと設置されていて、山頂西側には巨石が何個か鎮座していました。

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 さて、「ここからが今日のメインイベント!」…と言うほどでもありませんが、天狗岩へ向かいます。あるネットの掲示板で「折平山から天狗岩へ歩いた」との投稿を見つけ、ぜひ歩いてみたくなったのです。実際に歩いてみた所、踏み跡もしっかりしているので尾根を外さなければ迷う様な心配はありませんでした。この道も高圧鉄塔の管理道だと思われます。折平山から戻って最初のピークを右に折れ、15分ほど歩くと大きな花崗岩の岩の脇に出ます。

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 この岩を見上げると天狗様の石像が立っています。

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 天狗岩とは、藤岡の「北曽木」にある岩場で、天狗が棲んでいたという伝説の場所。この場所は古くから信仰の対象となっていたらしく、天狗の像をご神体として祀ってあります。ここからの眺めは素晴らしいの一言!今日は残念ながら曇りがちで遠くの方は霞んでしまっていましたが、空気が澄んでいる季節なら恵那山から南アルプスまで抜群の眺望が得られるはずです。

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 天狗岩の展望台で昼食を摂った後下山します。途中あちこちに石碑が建っていて信仰の歴史を肌で感じることができます。階段が整備されていますが、かなりの急坂です。今回は下りなのでまだ楽ですが、登り方向ではとてもきついでしょう。そんなわけで訪れる人もかなり少ない様でした。途中「不動の滝」という小さい沢滝もあります。

 林道(舗装路)に出たら、後は延々と車道歩きが待っている。途中麓の集落の眺めが見られる場所で、下界を覗くと何だか白く煙っている。「ああ!あれは雨が降っているんだろうね!」なんて呑気な事を言っていたら、私達がいる場所にも間もなく大粒の雨が降ってきた。あわててデイパックにカバーを取り付け歩き出す。これまで暑かったのでかえって雨に濡れた事で涼しくて気持ちいい!やがて通り雨も止み、50分程歩いて駐車スペースに無事帰還しました。

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 今日のハイキングはこれで終了ですが、まだ時間に余裕があるので県境にある三国山に行ってみる。(ただし歩きではなくて車でね!) 車であっという間に山頂近くの駐車場に到着。この山の展望台はものすごく立派です。通常の建物で表すならば4階建の高層?展望台。

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360度の大展望です!やはり今回は霞んでいて眺めは今ひとつでしたが、気候が良ければ遠く伊勢湾も見えるそうです。難を言えば各種アンテナ群が展望の邪魔をしている所かな。(南方向の展望:写真中央のやや右寄りに遠く霞んで見えるのが猿投山)

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 展望を楽しんだ後、帰路に着きます。途中、石畳町「ふれあい広場」で足湯を見つけて立ち寄ってみました。建設されてからそれほど経っていない綺麗な施設で、無料で誰でも入ることが出来ます。

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 湯に足を委ねて今日歩いてきた山を眺める。雰囲気も良く、心が落ち着く所です。

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 近くに100リットル50円の温泉スタンドも設置されていますので興味のある方は利用してみてください。近所のおばさん達の世間話に聞き耳をたてつつ、山歩きで疲れた足を癒して帰路に着きました。

本日の総歩行距離:約6.4キロメートル 総所要時間:約3時間(休憩・昼食含む) 登り最大標高差約170メートル

 


タグ:愛知のお山
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カメラ小僧

今回は迷わずの無事ご帰還だったようですね!

鉄塔だらけの写真逆に面白いと思いますよ!
by カメラ小僧 (2008-09-06 10:04) 

teppan

三国山(土岐・尾張・三河でミクニ)山頂は周囲グルリとアンテナ鉄塔が立ってました。日本の里山で見晴らしの良い山はみんなこんな感じです。
by teppan (2008-09-06 23:22) 

ムチャべ

下界を見下ろす岩の上の天狗様の、更に上から撮ったアングルはさすが!
天狗様の気持ちになります。しかし、どうやってこんなところまで登ってきたの?天狗様、ねぇ、天狗様ったら~!

by ムチャべ (2008-09-30 09:11) 

teppan

 むかし、この岩山に天狗棲めりという。
天狗大岩は数丈の高さを誇り山の斜面に立つ。
そのあたりを棲所としたこの山の天狗は羽団扇(はうちわ)を翼とし、飛行自由に虚空を飛翔し、天狗風を巻き起こして峰々を回り、ときには夜空を染める天狗火を焚いたという。
 明治の御代に入り、当山信者の寄進により大天狗、小天狗、烏天狗等々の偶像を建立、御神体として崇み祀るも昭和三十四年の伊勢湾台風の際何処かに姿を消した。
 その後天狗岩奉賛会により平成四年里のお堂を又、七年には当山シンボルの天狗像二体を奉納、護持、信仰に努めている。

以上現地の案内板の説明書きより。(原文のまま引用)

だって(^^)



by teppan (2008-09-30 19:54) 

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